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産後から続く不調弁証論治

患者さんへの提言  6/6


通常の人であれば、食事をしても、生理になっても、子供の世話をしても、それほど疲労感を 感じるものではありません。生理的なブレの範囲として受け止められるはずです。

そういった日常の生活動作である、食事も、子供の世話も、排卵も、高温期の維持も、すべてが、 『何かあったとき』になってしまっていることが、今のご本人の辛さとなっています。そして これは、素体の力が非常に弱り、身体の余力がほとんどなくなってしまっているからだと 思います。これでは、本当に大変で、おつらいでしょう。

このためには、身体の底力(東洋医学で曰う腎気)を少しづつでも、建て直していく必要があります。






もともと、やる気がある、なにか行動したいタイプの方です。

しかしながら、これほどまでに器が虚損していると、ちょっと何かをすることが、すぐに、 器まで小さくしてしまうという悪循環になってしまうのです。何かしたい、もっと やりたいというのは、器が、日常生活が普通におくれるようになったときに、考えるべきで、 それまでは、まず器(腎気、根本の生命力)を高めることが第一です。

それには、睡眠をよくとること、器以上の行動をとらないこと、脾胃(胃腸の状態)を守り、 食事を節制して取る事が肝要です。胃腸の状態をしっかりさせることで、体力もついてきますし、精 神的にもより安定すると思います。

産後の不調ということは、若い方の不調ということです。若いということは、それだけ 生命力に勢いがあるということです。養生に勤めることで、必ず回復していけるはずです。 ご自身の身体を大事にいたわり、器を育てていきましょう。








主訴 1/6

問診 2/6

切診 3/6

五臓の弁別 4/6

病因病理:論治 5/6

患者さんへの提言 6/6






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