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二人目不妊の弁証論治

二人目不妊の弁証論治
考察
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西洋医学的には

ひとり目の妊娠が無事に成立、出産にいたっているということは、カップル的な 問題がなく、受精障害、着床障害などは、あったとしても軽微なものだと判断で きます。

こういう方の不妊の場合、卵管采の動きが悪いキャッチアップ障害(ピックアッ プ障害)が一番考えられます。

二人目不妊でキャッチアップ障害になってしまうのは、ひとつに腎気の虚衰、ふ たつめに、気欝により動きが悪くなることではないかと考えられます。気欝は腎 虚によって引き起こされることも多いですし、ストレスにより引き起こされるこ とも多いと思われます。

キャッチアップ障害の場合、いくら排卵誘発やタイミング指導などを受けても、 精子と卵子が出会えていないという状態なので、妊娠にいたりません。 二人目不妊の場合は、一度妊娠が成立していますので、病院などにかかると、ど うしても、誘発などで長めに経過してしまうことが多いようです。

薬剤による誘発は、腎気を虚損させます。だんだん薬がきかなくなったり、生理 の量が減ったりするのはそのためです。そしてこの腎気の虚損が、より妊娠しに くくなるという悪循環に落ちいりさせてしまうのです。






キャッチアップ障害(ピックアップ障害)は西洋医学的な解決を求めるのならば、 体外受精しかありません。ここで鍼治療の出番だと私は思います。腎気をたてて気欝を払うというのは、鍼の一番得意とするところです。

二人目不妊で、なかなか結果が出ない人は、是非鍼治療を半年を目安にして挑戦 してみてください。私が診る限りでは、二人目不妊というのは、鍼での自然妊娠 が非常に期待できるものだと思います。あれ?っと言う間に妊娠に致ることがよ くあります。

出産後の癒着や、そのほかの要因などで、鍼治療をしても妊娠に至らない場合も あるかと思います。半年ほど様子をみて、状況が改善できないような場合は、思 い切って、高度生殖医療の手を借りる決断をしてみるのもよいかもしれません。








主訴:問診 1/5

切診 2/5

五臓の弁別 3/5

病因病理:弁証論治 4/5

考察 5/5





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