主訴は徐々におこり、一日の内でいつもつらく、季節としては、春(花粉症のた
め)クーラーは身体が冷えるのでつらい、冬、暖房はのぼせるのでつらい。
主訴は悪化傾向にある。
頭痛以外の主訴は5年まえ(31才ころより発症)より発症。痛みの部位は前頭
部、側頭部、目の奥から半側へ抜ける感じ。冷えにあたったときは激しい痛みとな
る。緊張性と拍動性の混合の感じ。
眼痛は、しみる痛み。ゴロゴロして目をあけているのがつらくなり、ひどくなる
と頭痛になっていく。
背部痛は、胸椎9番から12番ぐらいまでの位置。おもだるい痛みで、喜按。生
理の近くなる頃から生理中が特に悪化。
関節の痛みは現在、冷えると痛むことと、何もしなくても痛むものと混在。首、
膝、腰、肩、手指などに発症。
のぼせは、常にのぼせている感じで(足は冷えている)顔だけ暑くなる。
精神的苦痛は、緊張感、不安感、落ち込み感など。肉体的苦痛に随伴している。
主訴の発症時は、肉体的、精神的な無理や生活環境の変化(仕事をやめ学生にな
り、スポーツをやめた)が重なった。
今回の症状と同時に出てきた症状や体調の変化
痛みの部位目の痛み、原因不明の関節痛(腰、肩、膝、手指)全身、特に頭部
食欲不振、異常食欲、口渇、下利、動気、体重の減少と増加、朝夕の下肢、眼瞼
のむくみ。
身体のだるさ、のぼせ、ふらつき、耳鳴、目がつかれやすい、眠りが浅い、
夢をよく見る、朝起き難い。強い緊張状態、多汗、手指の振戦、筋緊張が強い
顎関節症の悪化、抑鬱状態、微熱、咳、顔面痙攣。
頭の湿疹。
今回の症状は、全身的な体調の変化に合わせて変化する。
体調のよい変化ー梅雨(花粉症が納まるので)、入浴中
悪い変化ー春、クーラー、秋、冬、暖房、朝、昼、気を使ったとき、肉体疲
労時、旅行の後、睡眠不足のとき。食後や食べ過ぎると体調悪化。
緊張したとき、アルコールをのんだとき、感情的になったときには体調悪化
よく風邪を引く
くしゃみ、鼻水、寒気、咽痛み、頭痛、肩こり
食事は時々おいしい。時々お腹がはる。
好きなもの、豆腐、焼き魚、あっさりしたもの
キライなもの、納豆、脂っこいもの
(一ヶ月前までは、肉類やスナック菓子が好き。)
間食は、一ヶ月前までは夕食の後の夜食をほぼ毎日菓子類を食べていた。現在はな
し。
口、舌はいつも渇く
大便は二日に一回。便秘薬の服用はなし。時々出切らない感じであり、コロコロ
だったり、軟便、水状である。量は少なく、きつく臭う(よく臭う)。現在は、水
様便の事が多く、一日数回から10回のときもある、水がばあっとでる。
小便は一日10回以上、残尿感がよくあり、夜間排尿が五時ごろよくある。
症状が出はじめは、不眠であったが、現在は常に眠い。寝つきはよく、多夢であ
る。寝起きは悪い、いつも疲れが残る。
生理の前1週間ぐらいから、全体の状態も悪化していく、生理が完全に終わって戻
る。
生理痛はいつもあり、生理前、生理初期、生理中期にもある。鈍痛であり、疲労感
がある。部位は、腰、下腹部、乳房、目、足、頭。
生理の色は濃く、親指大の塊があり、小さい塊や粘った膜もある。
生理の量はもともと、初日から二日目まで非常に多い。
おりものが常にあり、量が多い。
固めの弦脉であり、場合よって、細かったり、沈んでいたり
左右季肋部に湿痰の積もり。右の季肋部はそう張っていない。
下腹の抜けと、臍下の盛り上がり。
脾兪虚、抜けている感じ(左右差が大きく、左が大きく抜けている)
左三焦兪虚。
右の神門実、右の臨泣実。
右の陽池、左の後谿、左右列缺ー内関にかけて、足三里、すべて虚。
下腿胆経が突っ張っており、熱感がある。
百会が大きく開いた感じ。
☆弁病☆