このセンニンソウ、とある患者さんに、こんな薬草療法は知らないかと聞かれた
ことから、この薬草とのご縁が出来ました。
まず、そのお話から。
私は、ネット上に、こんな質問を出しました。
ある方から、ご質問を頂きました。
『とあるツル性だと思われる植物の葉っぱを、太ももなどの任意の場処にはる
と、翌日には、ぷうっとお餅のようにその部分が、血たこのようになって膨れ
ます。その中身を針でつっついて出して、その後膿みの吸い出し膏を張る治
療を、以前に受けたことがあります。痕はやけどのようにケロイド状に
なります。
この治療法を受けると身体がすっきりします。
しかしながら、このとき使った葉っぱがわかりません。
このつる性の葉っぱの名前をご存知の方がいらっしゃいましたら、
教えてください』
この方は80才過ぎた方で、もうこの治療法を受けるのはちょっと無理だと思う
のよとご自身で仰いながらも、この草の名前が知りたいなあというお話でした。
そうしますと、とある方から、
せんにん‐そう【仙人草】、
キンポウゲ科センニンソウ属(学名クレマチス)の多年生蔓草
などではないかとお答えを頂きました。
伊沢一男著「薬草カラー図鑑」の中にも、センニンソウが紹介されていまし
た。
その中にも、日本の各地でセンニンソウを使った療法、とくに扁桃炎に対する療
法がおこなわれていると紹介されています。
ネット上で調べても、扁桃炎に特攻する様で、扁桃炎の民間療法として紹介され
ているようです。私の患者さんのように、一般的な健康法のような取り入れ方をし
ているのは、まれなようですね。
やりかたは、センニンソウの葉っぱを揉み、手首の内側(内関という経穴にあた
ります)に貼り付けます。5-10分で取り外す。翌日水泡が出来たらつぶすとい
うものが、大まかなところで、細かくは、いろいろとやり方がありそうです。
身体のたまった欝熱をとる作用があるのでしょうかねえ?。面白いですね。
私も、早晩、実験してみたいと思います(*^^)v。