ある、患者さんが、私のところへ鍼灸治療を受けにいらっしゃいました。
拝見すると、鍼灸だけで行ける状態ではなく、漢方薬の併用が欠かせない状態だと思いましたので、私がよく行く漢方薬局をご紹介しました。
でも、話を候うと、漢方薬ももうすでに、2年も試されていて、ほとんど無効
だったとのこと。うーーーーーーーーーーーーーん。
今度の薬局で4軒めとのこ
と、うーーーーーーーーーーーーーーーん。
で、この2年で彼女の状態は確実に悪
化しているのです。
この薬局で、最後にしたいので、少し、頑張って、弁証論治を精巧にし、治療方
針を文章で明確にして、症状にふりまわされずにやっていけないものかという目的
で、ちょいと頑張ってみました。
それにしても、症例を、きちんとした形に文章に仕上げるのは、非常にしんど
いですね。はーはー。
えっと、24才女性。
主訴:一年前の8月からつづく、ふらつき(ふわふわ、フラフラ感)動悸、頻
脉。
このあと、病歴、四診、弁病、弁証、論治とファイルが続きます。
症例検討用にしてもよいと、患者さんの承諾を戴きましたので、プライバシーに
関するものをすべて削除(差し支えのないものに表現を変えるというものも含む)
してアップしていきたいと思います。
病歴 2/6
病歴とは、素体の状況から発症、その後の症状の経過について、時系列にしたがって記録していくものです。