氷をバリバリ食べる音。

氷をバリバリ食べる音、貧血、顎の運動、頭部の気の巡り

先日、デニーズでコーヒーを飲んでいると、バリバリボリボリとすごい音が響いてきました。私の周りの席は空席。はっとみると、隅の方にいる女性がアイスコーヒーを飲みながらガジガジと氷をかみしめている音でした。ひえー寒い(^^ゞそれにしても、バリバリやる音はこんなに響くんですねえ。ちょっと驚きました。私も堅いものが好きで、おせんべいなどボリボリやっちゃいます。おうちでやろっと!

氷をバリバリ食べるということでは、鉄欠乏性貧血が有名です。
栄養学の講義で、氷をバリバリ食べている人はまず貧血を疑いましょうなどと説明していました。あ、その上で女性の場合は生理の時に鉄の吸収がたかまるので生理中にしっかりととるようにともいわれましたので、心当たりのあるかたはチェックアンド実行!

なぜ氷をバリバリかじるのかということに明確な理由はないようですが、動物実験でも貧血があると、水分摂取に水よりも氷をバリバリを喜むという研究もあるようです。(Woods SC & Weisinger RS:Pagophagia in the albino rat.Science,169:1334-1336,197)

噛むということは、顎を動かし脳の血流量をあげるといわれます。子供の発達にも重要ですね。つまり頭という、気血があつまり、感覚を使い情報が集中し鬱滞しやすい部位でありながら、筋肉関節運動がおこなわれにく頭という部位の中では、顎をつかって噛むと言う動作は、関節を大きく動かすことができ、全体の気血の巡りをよくする可能性があるのではないかと思われます。ストレス解消に使われるといわれるのもうなづけます。