鍼灸・東洋医学と健康」カテゴリーアーカイブ

二人目不妊、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」(0155)

子供が欲しいというシンプルな希望。

二人目不妊の方の場合は、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」というご希望をおっしゃる方が多いです。

不妊治療をなさる方に候うと、ご自身も兄弟が少なかったり、またそのご兄弟にもお子さんがいらっしゃらない。つまり、第一子には周りに同年代の親戚がいないという状況の方が多いように思います。

また、親となるご自身が40歳前後であれば、その子供が成人し、子供を授かる年齢になるころには自分は70歳を越えます。成人してからの問題を相談し合える兄弟が欲しいというのは、親として当たり前の望みなのでしょう。

この症例の方は、一人目を30代後半で授かり、その後二人目への挑戦をなさっています。しかしながら、子育ての疲労や年齢要因などが重なりなかなか前に進まないという状況。二人目不妊ならではの課題に直面されていました。

この困難な状況の中、丁寧で地道な努力のおかげで、無事に妊娠、出産されました。兄弟二人、本当によかったなあと思います。

人は社会の中で育ちますね、兄弟姉妹。子供ならではの楽しい関係が生まれそうですね。

↓ビッグママ治療室の症例集で見る
20回以上の採卵周期、二人目出産(44歳出産)

整体の先生はなぜ「このままじゃ歩けなくなる」の類のことばかり言うのか?

整体やカイロ。私も昔だいぶお世話になりました。

私は中学時代からのひどい腰痛持ち、整形外科は沢山。
そして他の民間療法も沢山試しました。

この方の

”整体の先生はキツイ人で、「このままじゃ歩けなくなる」の類のことばかり言われウンザリした。”

このお気持ち、すごくわかるのですよね。
それと同時になぜこんな「このままじゃ歩けなくなる」というような台詞がでてくるのかもわかります。

なぜこんな「このままじゃ歩けなくなる」というような台詞がでてくるのか

確かに、”形、形態”を見るという観点から考えると、
ここが理想の形と歪んでいる
もっと反るべきだ、もっと倒れるべきだなど
そしてこの形のままではもっと歪みがきつくなり、歩けなくなるに
つながるのでしょう。

私も多くのこういった助言を受けてきました。

自分自身が東洋医学的な世界に身を置くようになって思うのは、形は結果。

確かに90歳のおじいさんが結果によって歩けなくなることは
おこっているのでしょう。でも、この結果はある意味「人間としての自然の流れ」です。

私が彼女をみて思った現時点での問題点は、気の上逆でした。
その気の上逆を調整するときに土台の力(腎気)もやはりつけていくことが大事です。
この土台の力(腎気)をつけようという方向に考えているのが整体の先生の
仰ることですね。でも、たぶん、仰ることとやっていることは違います。
ここが私が長らく東洋医学をやって自分なりに得た結論です。

土台の力(腎気)をつけることは地道なことです。
そしてこれが必要ということもよくわかります。

ただ、治療においてこの問題に軸足を置くべきか(ゆかりさんの場合、80才になったらおこるかもしれませんが、36才の現時点では一番の課題ではないですね)を検討し、土台の力(腎気)をつけるのであれば、私自身が患者として言えることは、整体よりも、漢方、お灸温灸、日常生活指導のほうが効果的だということです。

整体の先生が仰っているのは人間としての自然の流れ。

そして私たちが把えなければならないのは、人間としての自然の流れを踏まえた上での
現時点での課題です。

こんなところが、患者道(^^ゞが長い、米山の実感です。

子宮内膜症について、考えていきましょう①

子宮内膜症

子宮内膜症で苦しんでいる方は多いと思います。

堀田かよさんが子宮内膜症でだいぶ苦しんだと本に書いていらっしゃいます。
また少し前ですが、宇多田ヒカルさんは19才の時に卵巣嚢腫の手術をなさったと
ご自身のWEBでお話ししているようですね(私には見つけられなかったのですが)。

少し前に、とある会でメール相談を担当していました。
そこで子宮内膜症に悩む方からの問い合わせが多く、色々な
ことを考えました。

婦人科疾患は、女性の人生の問題である妊娠、出産にも絡み
どのように洗濯して飯野かということがとても難しいですね。
その人の挙児に対する希望、状況、そして現在の年齢など
病気の状態の上に、そういった将来の希望も考えながら
洗濯しなければなりません。

東洋医学では、まるごと一つの身体の中に起きている出来事として捉えます。生命力にさおさすモノとしてのオ血(内生の邪)となっている状態もあれば、生命力の中で把えられる範疇の状態もあります。この兼ね合いが、東洋医学と西洋医学の役割分担にもなってくるのかなと思います。内生の邪とまでなったものはやはり西洋医学の手を借りながらと言うことになるケースが多いですし、生命力の中で把えられる範疇のものは、生命力を高め気血の流れをよくし、しっかりと生理のリズムに乗っていけるように応援します。

これから少しの間、子宮内膜症を中心に、西洋医学的な観点、そして東洋医学的な観点、その後症例から具体的なところまで一緒に考えていきたいと思います。

ところで、過去に私は沢山の症例を書いています。
そのなかで子宮内膜症は割合と沢山出てくる症状です。

0114)33歳女性 妊娠中、産後も続く子宮内膜症の痛み。弁証論治
http://www.1gen.jp/1GEN/BENSYO/2503-A1.HTM

0020)HP症例タイトル・アドレス【case:0020】
子宮内膜症の手術→出産 32歳 中背 痩せ ’12/08/07
http://1gen.jp/1GEN/BENSYO/2408-A1.HTM

0120)HP症例タイトル・アドレス【case:0120】
子宮内膜症,排卵痛、生理痛、子供が欲しい 35歳出産
http://1gen.jp/1GEN/BENSYO/2711-B1.HTM【case:0120】

0123)HP症例タイトル・アドレス【case:0123】
薬の反応が悪くホルモン値があがりにくい、出産 やせ中背 34歳   
6http://www.1gen.jp/1GEN/BENSYO/2507-A1.HTM

あ、なんてぞくぞく(^0^;)
子宮内膜症って、女性の、とくに生殖期にある女性にとって困った問題となりますね。
ゆっくり考えていきましょう。

それにしても整理整頓の悪い私のパソコン(じゃなくて私だ!)
整理整頓というお念仏をとなえましょうかねえ。

症例:20代から有名クリニックで体外するも結果が出ず,妊娠出産。(0171)

最近は、ネットなど情報とアクセスしやすく、口コミなどもたくさんでていますね。
評判のいいクリニック、効きそうな治療の情報がすごくあふれているなあって思います。

不妊治療は高額になりがちです。
だから、なるべく『よりよい、より効果的な治療を選びたい』ということは当然のことだと思います。

しかしながら、情報はあくまでも情報。一番欠けているのは『ご本人になにが必要なのか』という
観点ではないかなあと思うことがあります。
まあ、ここがなかなか難しい問題、課題ですねえ。

この症例の方は、若い年齢のときに費用は高額でも有名クリニックを選ばれ、
素早く治療を進めようという前向きな姿勢でした。
お仕事をしながら、頑張っている彼女らしい前向きな選択だなと感じました。
これでスムーズに上手く行くタイプであれば、お金も時間も無駄にせず、悩まずにすみますね。
しかしながら、なかなかスムーズに進まずということでのご相談でした。

お身体を拝見すると、下腿内側が棒の様で、腎虚が明白。
今の仕事ぶりや、生活状況は腎虚肝鬱に拍車がかかるので、この日々の生活状況では、
なんど体外に挑戦しても無駄になると何度も重ねてお話しさせていただきご理解をお願いしました。
ご自身のイメージと、実際の身体の状況がなかなかリンクしないわけです。
『以前に比べればずっと仕事はセーブしています』とおっしゃるのですが、
ご本人的にセーブされている状態でも、他の人がみればかなりハードなお仕事の状況であり
日々の状況でした。日々の生活そのものが負担になっているわけですから、
もう少し自分をいたわる時間を作ることこそ、この方にとっては一番の薬になると思いました。

妊娠した周期は、忙しい日々でありながら、仕事をセーブされきちんと鍼灸治療に来院されました。
そして初めて妊娠ー継続。妊娠後も頻回の鍼灸をおこない、仕事もかなり減らされました。

無事に出産。本当によかったなあと思います。

仕事が、腎気(生命の土台の力)への負担となり、妊娠がなりたたないケースはときに見受けられます。

とくに、身体を使って、気を使ってというお仕事の場合、どうしても心身共に消耗し、生命力の余力で成り立つ妊娠まで到達できないという状況になっているのです。

体外受精の治療は非常に高額です。その高額な治療費のために働く。働き過ぎるので治療が上手く行かない。なあなか難しい問題ですが、よい方向へつながりますようにと祈っております。

20代から有名クリニックで体外するも結果が出ず,妊娠出産。

0045)抜歯後に広がった顔全体の痛み、呼吸がしづらい発作、弁証論

歯科治療後に顔に痛みが発生し、そのために行った追加の歯科治療にて顔全体に痛みが広がり、非常に困ってしまったという症例です。

もともと、仕事で我慢の限界を超えているというようなストレス状態が継続し、ぞわっとして呼吸が苦しくなるような発作や血便など辛い症状がでていました。

東洋医学でいうところの生命の土台の力(腎気)が弱いタイプのかたが、無理に無理を重ね、継続的な強いストレス状態(肝鬱)であったと思われます。この状態は、腎気に負担をかけ続け、生命力の土台の力を損ない続けますし、気の鬱滞で全身の気血の巡りも悪化します。

このように、強いストレス状態のなか、身体の中の上部である歯の治療をおこなったため、
より強い気の集中がおこり、集まったまま動きがたくなり顔や頭部での激痛につながったと思われます。気の集中そのものは、歯の治療に伴うダメージを修復していく過程です。しかしながら、もともとの緊張が強く気の停滞が強かったので、集まった気がめぐることが出来ず、返って痛みの増幅となってしまったと思われます。

ストレス状態が強い方の上焦(身体の上部)の症状は、歯、目、鼻などパーツそのものの問題にストレス状態という気の鬱滞が絡むので、劇的に症状が悪化ということがあります。

こういったケースでは二本立てで考えていきます。ひとつは、今劇的な症状となっている身体上部の気の鬱滞を動かし痛みを軽減すること。そして気の鬱滞をもちがちな土台の力(腎気)の力を補っていくということです。つまり根っこの底力をやしない、戻るべきところに戻れる、納まるべきところに納まれる身体をつくっていくわけです。

今回は対応が早かったので、急速に回復することができました。ご本人もほっとされ、よかったなあと思います。

0045)抜歯後に抜歯後に広がった顔全体の痛み、呼吸がしづらい発作、弁証論

キーワード:抜歯 顔 痛み 抜髓 パニック発作