せんねん灸ラブな米山です(^^)
温故知新という、せんねん灸の読み物が届きました。
この言葉、「温故知新(おんこちしん)」なんだか、お灸にぴったりだけど、
確か、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」だったっけなどと
心の中でブツブツ。で、この「温」は「たずねる」「復習する」という意味で、昔のことをよく学び理解することで、新たな知識や現代に活かせる知恵を得られる、という教えですねえ。
そして、その温が、そのままお灸の温につながっているなあとホカホカした
気持ちになりました。
夜間頻尿に対する温灸効果
さて、vol12に夜間頻尿に対する温灸効果がのっており、興味を持って
読みました。でも、婆さんには細かい字が辛い〜。
結局、低温のシャム(35度ぐらい)と、レギュラーで比較すると、レギュラーでの中極施灸は統計的有意差はないものの、「効く」と。ふむふむ。中極は膀胱の神経支配に一致し効くぞってことですね。ただ、今回の症例は男性が多く、私の臨床は男性よりも女性が多いので、どうなんだろ??と思いました。
中極が夜間排尿に効く。
ツボの位置はこちらです。↓
お臍の下のLINE、恥骨の上です。
ここにレギュラーという少し熱めのお灸をします。
効きそうですねえ。
私だとこれにくわえて、陰陵泉あたりの、膝の内側の経穴をつかいます。
灸ペットなどの温灸器が便利。
熱いお灸が効く?
この論文では、センネン灸のレギュラー使っているのですね。
うちではどうしても火傷がいやで、
レギュラーでもソフトでも、和紙付きを選んでいます。温度がどれぐらいちがうのでしょうかねえ。
今回の比較で、温度がある方が効果的(という理解で良いのかな)ということで、温度が大事かなあと思うのですが、レギュラー使う勇気出ないです。
身体の位置による、温感の違い、火傷の違い
レギュラーは、お臍から上の上背部、腕などは効果的だと思います。火傷も
出来にくい印象です。ただ。お臍からしたや、下腿には要注意ですねえ。
少し弱いものを使った方が火傷は出来にくいと思います。
「熱い方がよく効くと思い、熱を我慢した」
最後の方に、「熱い方がよく効くと思い、熱を我慢した」とあります。
これ、今回の効果測定でも、熱い方がよく効くということにつながったのかななどと思いました。そうすると、我慢したと言うことにつながるのは理解出来るので、もう一段低い、センネン灸のオフレギュラーでもいいのかなあと思いました。
これだと、我慢しても火傷ができる確率が格段に違います。
ただ、最近思うのですが、このあたりの製品によるお灸の温度。炭のお灸まで入ってくるとまったくわかりません。とにかく、メーカーによる温度設定の違い。またお灸の温度が上がりかたもかなり違います。
これはもう、「好み」を見つけていただくしかないですね。
セルフケアはやっぱり効く!
最近の初診の方で、ものすごくモチベがあり、治療効果がぐんぐん上がった方がいらっしゃいます。しかしながら、膝の内側(脾経、腎経、肝)あたりに火傷が多く、「なおるまでお灸しちゃダメ!」と禁止令を出しました(^^ゞ。
よくなってきたので、試行錯誤してお灸をセレクトしたところ、センネン灸の奇跡のソフトならばOKとなりました。やはりせんねん灸のお灸は製品に安定感があり、扱いもしやすいですね。ただ、値段が結構高いので、まあそれぞれの状況にあわせてお使いいただければと思います。
鍼灸治療、刺激の入れ方、お灸との付き合い。
面白いですねえ。
私は、お身体をみさせていただいて、お灸の印をつけています。
セルフケアをしたい方はお申し出くださいね(^^)