アドラー心理学」カテゴリーアーカイブ

アドラー心理学、勇気が出番をまっているよ。

久しぶりにアドラー心理学の学会に参加しました。

私にとってアドラーは学会や文献を研究するものではなく、日常を通して
通奏低音のようにながれ、生活の軸となっている考えです。

「嫌われる勇気」というドラマがありました。

アドラー心理学会からクレームがつき、何かと話題でしたが
私としては面白いドラマであり、アドラーに振り返るきっかけとなりました。

私とアドラー心理学のおつきあいは長く、もう20年も昔のことでしょうか。
嫌われる勇気の著者岸見一郎先生のアドラー心理学基礎講座を受けたことが始まりです。

その後、大坂まで通いスマイル、パセージなどの講座に参加し、
東京の事務所が出来てからは、そちらにも通っていました。

鍼灸の仕事に軸足の中心をおいてからは、アドラーとの時間も少なくなりましたが、
私のなかの中心としてアドレリアン(アドラーを実践する者と私は解釈しています)として
生きている時間は長く、価値の位置づけとしてアドラー的発想は多くあります。

久しぶりのご縁を感じて、一番初めのこの本を再度復習することにしました。
私が教科書としている「実践カウンセリング」は ぎゅっと詰まったアドラー心理学のエッセンスだと
思います。

勇気を持って、生きる。
さあ、勇気が出番を待っています。
一歩を踏み出していきましょう。

肩の荷を降ろしていこうよ

昨日は庭の大掃除をしました。
雨の日の翌日ですので、ガツガツと草むしり。
秋になってきましたねえ。

さてさて、仕事では
妊娠しないということでのお付き合いが多いです。
あれこれと考えて対処します。
西洋医学的にも応援をしてもらう。

それでも妊娠しないと。

この3月から生活環境ががらりと変わりましたねえ。
とくに4,5月は緊急事態宣言下にあり、戸惑うことも多かったですね。

体調も崩してしまった方も多かったのかなと思います。
生活の変化が大きく、負担も大きかったですね。

ただ、不妊治療において興味深いことを感じています。
仕事が忙しいとか、仕事で休めないなどなどは、どうしようもない要因です。
かといって仕事を辞めれば上手く行くのかというと、そうでもないと
私はこれまでの経験から思っています。
だから、やみくもに仕事を辞めたらというアドバイスはしていません。

なぜならば、一生懸命決心してなにかをするということは
結局、ぐっと意思の力を使い頑張る、東洋医学でいう肝鬱がおきてしまい。
不妊治療によかれと思ってなさった選択がかえって負担になるからです。
意思の力というのは、やはり人生を前に進めますが、
「仕事を休む」とか、「仕事を辞める」っていうことを、意思の力で決断すれば
そこには大きな葛藤とストレスがあるからです。
まあそのあたりを、大きな意味で「あきらめ」という腹をくくった状態にすると
違うのかなとも感じます。

そして、この「休まなければならない」ということが、緊急事態宣言下では
ご本人にはどうすることもできない外圧となしてあらわれました。
自分で頑張るという肝気を張ることなく、他からの外圧でどうしようもないから休むという
状況が上手い肝気のコントロールとなり、本当に身体を休めることとなった
症例がいくつもありました。

やはり自分で決めるってなかなか負担なんだなあと思いました。
鍼灸でも、結局、鍼灸そのものが効いているんじゃなくて、
信頼していただき、一緒に考えて前に進んでいく。
この要因が不妊治療においての一番効果のあるポイントかなって思います。

生かされていることに気がついて、
肩の荷を降ろして
任せるときには任せて
自然体でいること。
気の昇降出入がスムーズで、
脾胃の力が健やかにあり、
余力がストックされている身体。

これが健康にも、妊娠にも、そして明日を生きる心身にも役立ちますねえ。
あれだけ色々なことをやったのに・・・という方。
肩の荷を降ろすお手伝いが出来ればと思います。

婆さん猫にのしかかって、遊ぼーという子猫のギルバルス
ウザいんだよ!という婆さんの叫びが聞こえますが、
ギルバルスは空気を読みません。

不妊カウンセリング学会養成講座の講師として。

不妊カウンセリング学会養成講座の講師として。

3月に頼まれていた不妊カウンセラー養成講座での講義。
このご時世で延期かなと思っていたらオンラインでの収録、聴衆がいないところでお話しするのって、始めはやりにくいなーと思っていましたが、これはこれで楽しかったですね。

さて、不妊カウンセラー向けの講演ですので、一般の方向けではなく、不妊カウンセラーをめざす方への情報提供や学びの場と言うことです。

不妊カウンセリングというのはとても多岐にわたります。
当院でのご相談で多いものを列記してみました。


不妊治療というのは、人それぞれに抱える問題が違います。
なかなか相談する相手が見つからないのかなと思う課題も多いですね。また病院での治療のことはその施設の不妊カウンセラーに相談するのもよいと思いますし、また逆にその施設ではない他の目をもった不妊カウンセラーに相談するのもよいと思います。

とにかく、息詰まってしまう前にご相談いただければと思います。一緒に考えましょうね。

アドラー心理学: 自分は変えられる

アドラー心理学を学び、私の心理学的なアプローチの基礎になっています。
まあ、認定のカウンセラーになろうという気はなく、自分自身の生きる道の道標として
とても納得できるところなので、心の中に置いてあるという感じでしょうか。

私自身は天邪鬼です。そして自分が”協力的ライフスタイル”でありたいなあと
願っています。天邪鬼はなかなか素直に協力的ライフスタイルであることができません。
それでも、人として協力的ライフスタイルをいきたいと願っています。

願っていても、なかなか自分を変えることができないので、ときどき振り返り修正。
何年も長く修正をやっていると少しずつ変わって行けると信じているのです。

少しずつでいいと思っています。
自分の使い勝手のいいライフスタイルを変えることは大変。
だって、長年使いやすく使ってきたんですからね。
ただ、そのライフスタイルで困っていたり、ライフスタイルを変えたいと思ったら
いつでも変えられる。
そう信じています。
私は自分の幸せよりも、自分の周りにいる人の幸せのためにいきたい。
ついつい自分が使いたくないライフスタイルが顔を出しますが、
あ、違うなと感じ、修正。そんなことの繰り返しです。

さて、アドレリアンの野田さんのブログを読んでいたらこんな記事を見つけました

”「神経症的策動 neurotic maneuver」というものがあって、カウンセラーが自分の失敗をうまく言い逃れする技術だ。ある言い回しをすると、言い訳として通用する。どうして言い訳として通用するかというと、世間がそういう言い訳を許容するからだ。たとえば、患者さんが「この症状さえなくなったら、いくらでも働きます」と言うと、ある治療者は「早くよくなるといいですね」などと言って、「そんなことを言っていないで早く働きなさい」などとは言わない。そうして、神経症者は永遠に「この症状さえなくなったら」と言い続け、治療者は永遠に「早くよくなるといいですね」と言い続ける。こうして神経症者は非生産的な生活を続けながら、世間と、さらには自分自身とを、欺き続ける。そこに親などからの経済的援助や、あるいは社会保障がからむと、いわゆる二次的疾病利得が生じて、神経症が主たる収入源になってしまい、患者業はいつまでも商売繁盛することになる。”

人は気づかずこの言い訳を使ってしまい、聞いている方はなんとなく納得させられてしまいます。

患者さん;風邪の症状がいつもでて、身体が熱ぽいので仕事ができないのです

カウンセラー:風邪の症状がよくなるといいですね。そうしたら仕事ができますね

患者さん:はい、風邪の症状さえよくなれば、仕事ができます。私にはいつも風邪の症状があるし、
いつ風邪の症状が出てくるか不安なので、仕事は出来ないのです。

カウンセラー:そうですね。風邪が早くよくなるといいですね。

患者さん:はい、風邪の症状さえなければ働けます。ただ、仕事にいくと風邪を引くのではないかと思うので、職場にもいけません。

この方の「風邪」は、
– [ ] 風邪を引いていれば仕事ができない
– [ ] 仕事にいくと風邪を引くと思うと仕事ができない、
– [ ] 風邪の症状がいつ出てくるか不安で仕事ができない。

つまり、風邪があってもなくても、仕事は出来ないという説明になっています。
問題は”風邪”ではないのですよね。

ですので、この風邪という問題を外して、”仕事”と自分はどう向き合いたいのかを
率直に考えてみなければ、いつまでも「風邪」というアイテムをつかって、
自分自身が仕事とどう向き合うのかというタスクを正面から考えることができなくなっています。
しかしながら、この状況にご自身が不都合を感じているのならば、
変えるときなのです。その時が来ているのです。

このアドラー心理学の考え方はとても厳しい考え方だなと思います。
そして厳しくも、人生を前に押してくれる考え方だと思います。

人生は短い、そして美しい。
私たちに許されている時間を、その美しく短い人生に輝きをもたせて歩んで行けたら
いいなあって思っています。

テマリちゃん、箱が大好きです

テマリ

幸せになって欲しい

幸せになって欲しい

初診にお話しを伺うと、とーーーっても幅広いお話になることがあります。

お困りのことは、ただ身体のことだけではなくて

ご主人との人間関係だったり、

経済的なことだったり、

友達とのこと

仕事の悩み

家族の心配

沢山のお困りのことがあって、それが抱えきれずにいることで

悩みとなり、心身に影響していることも多くあります。

私は、「幸せになって欲しい」といつも願っています。

幸せになって欲しい。

だから、別に鍼灸治療をすることが私が患者さんとのつながりではないと思います。

鍼灸を通じて、

お話しをして、

悩みを伺って、

一緒に考えて、

解決をさぐったり、

少しでも負担が軽くなる方法をみつけていきます。

この1年で多いなと思ったのは、

入籍しないカップルのご相談。

「彼から、「別にいいよね」って言われて、なんとなく

入籍って言い出せないんです。」と。

確かに、二人が一緒に暮らすと言うことがベースですから

入籍しなくても「別にいい」のでしょう。

でも、この方の不安は、「未入籍の関係」がもたらす不安です。

それだったら、

それが原因だったら

別にいいんだったら入籍したらとアドバイスをしちゃいます。

私はお節介なおばさんだから、いっちゃうのです。

そして勇気を出して結婚、入籍へ踏み出した方が何人かいらっしゃります。

そしてまた逆に、「おれは自分のお金はすべて自分の趣味に使いたい」と

宣言を受け、「あ、この人とはこれから先一緒に人生を歩いて行くことが出来ない」と

気がついた方もいらっしゃります。

不妊治療でも、どうしても前に踏み出せないこともあります。

そんなときは一緒に考え、選択を後押ししたりもします。

幸せになって欲しい

それが私の願いなんです。

保護猫テマリも幸せかな(^^)

【Language】
English:I want you to be happy