古い記憶が、いったいなんだったのか、よくわからないまま、
マイクを持たれ『質問はありますか?』と仰っていたときの表情やお姿
☆あなたの興味に関心があります
アドラー的な他者との関わりの基本を私にぐいっと教えてくださいました。
私には不足しているんだと自覚のできた講座でした。
小田原にある不妊・婦人科専門鍼灸院
私の尊敬するIさん、一緒にお話ししているだけで楽しくなります。
彼女のステキさの秘密に、『人の話を聞くのが上手』ということがあるんじゃないかなって思います。言葉を受け止めてくれ、共感してくれ、一緒に楽しくぐいぐいきます。そして彼女の楽しい世界に引き込まれます。
ステキな人だなって思う人を頭に浮かべると、彼女が真っ先に浮かんでくるのですが、次々浮かぶ面々はやはり『人の話を聴く』のが上手だなと思います。私に一番足りないところでもありますし!
傾聴っていう言葉がありますが、この傾聴を『これか!』と感じたのは、むかーしむかし、アドラー心理学のセミナーで、岸見先生の話の聞き方です。
岸見一郎先生
https://kishimi.com/
大坂の会議室で、岸見先生は講師でした。正面の講義用の椅子に座り、会場から出た質問を聞いていらっしゃりました。この聞く態度が、質問者の質問を『興味を持って聞く』という態度そのものだと非常に印象深かったです。
このセミナーはアドラー心理学の基礎コース。内容は覚えていないのに、岸見先生のその聞き方だけが私にインプットされました。あ、これだ。
この傾聴の気持ちは私に一番かけていることだと思います。
私は自分の興味のまま、面白さのまま、生きています。
そしてこの仕事の場が、この興味のまま見るということとぴったりあうので、
それはそれでOKなのですが、傾聴の間合いがないまま身体を診るという面白さの世界にひとりでぶくぶくぶくと沈んでいっていたりして。
さて、さて、そんな人の話を聞かず、自分の世界に潜り込むという私がいうのもなんなんですが、人の話をよく聴くことは世界を広げます。
私自身で言えば、問診のスキルとつながり、人をよくしるということにつながっていきます。
通常の世界であれば、聴くということは、相手の情報を得ることと、話している人を理解することで、信頼関係が築きやすいということがあるのです。
先日、『私は人の話が聞けないんです』というお悩みをいただきました。ちょっとしたコツをお伝えしますね。
1;相手をそのまま受け入れる
人それぞれです、どうしても自分の価値から相手をみてしまいますが、とりあえず聴くときには、『そのまま受け入れる』という気持ちが大切。これが聴くの第一歩ですね。
2:相手に興味をもつ
岸見先生の聞く態度で一番感じたのがこのポイントです。『あ、岸見先生は質問者に興味をもって聴いていらっしゃる』この態度が質問者が話しやすい雰囲気を作っていました。相手に興味をもつのは大切ですねえ。あたりまえなんですが、わすれがちです。
3:相手の話を全部理解できると思わない
相手の話は、ときに宇宙人の世界のように理解できないかもしれません。それでもいいと受け入れるという気持ちを持つのが聴くコツかなと思います。
人の話しを聞くということを書いていて、一番に頭に浮かんだIさん。地方に行かれてしまって今では直接お話しするチャンスがありません。また会いに行きたいな〜(^^)。飛行機に乗っていっちゃうぞ!
今日は、インド占星術のzoom講座。
藍先生との2時間です。このなかで今日は大きな気づきがあったので、記憶のためにもメモメモ。
藍先生のお話はいつも、はっとすることばかり。私にとって新鮮な脳トレタイムです(^^)
藍先生のweBはこちら→インド占星術 藍
インド占星術のお話しを聞いていて、12の惑星物語と、星の解釈は非常に面白いなと感じました。
その上で、ん??ん???と湧いた疑問が、『自分』という地に足をつけての存在はどこにあるかなという疑問です。
すると、
そう、自分からみた自分は月!
えー月ですか! 地球にいる我々からみて月は太陽に照らされて形があらわれるもの、つまり、相対的な存在です。うううむ、それが自分からみた自分。
そして相対するのがラグナという人からみた自分という発想です。
つまり、ここにあるのは、すでに色がついている自分。自分という存在は生まれた生年月日によって色がついているという前提なのです。
私には大きく腑に落ちました。ガッテンてなかんじです。
つまり、人は自分を知ることがとっても難しいのです。
そこで前提条件をつけて生年月日から、その人を理解しようというのがホロスコープであり占いです。
私は、もっと肉薄した、『目の前にある存在』であるあなたを知りたいです。
その知る手法として、『体表観察』から軸足をぶらすことはありません。
出ている経穴、脈状、腹診、背甲診・・・・などなど、東洋医学の世界には『人を知る』ためのツールがいっぱいあります。私はそのツールを使って、東洋医学で人を診る世界を生き抜いていきたいと思います。
気持ちを穏やかにして過ごすために。
自分の気持ちや感情に振り回されることって多いですよね
『そんなことばっかり考えてもしょうがない』
『もっと気持ちを楽にしなくちゃ』
とは、思うものの、浮かんでくる『気持ち』に揺らされる私たちがいます。そんな私たちが、どうやって自分の”気持ち”と共に楽しく日々を過ごすか。少しでもヒントになれればと思います。
◎◎◎〜◎◎
気持ちと私たちはいきています。
その気持ちに大きく振り回され、沈んだり、浮かびすぎたり。
跳ねすぎて手に負えない「気持ち」もありますし、
沈みすぎてどうにもならない「気持ち」もあります。
少しでも、自分の「気持ち」と上手につきあっていけますようにと
私自身も心がけています。
1:朝起きたら、楽しい気分で、楽しいことを選びましょう!
2:マインドフルネスタイムをもちましょう。簡単にいえば祈りです。
私は、心の中で目をつむり、ゆっくり一息ついて、
「いまここで、私が生きていることに感謝します」と心を静かにします。
3:ちょっと辛いなと思ったら、一息置いて深呼吸。ゆっくり吐きましょう。
4:寝る前の10年日記。今日を書き、気持ちを書き記します。
自分の行動がコントロールできないと特に感じる場合は、自分の行動と感情を結びつけて書くことで、少し距離が保てます。これはダイエットでも同じ。自分の行動を書き記すことで、行動が視覚化して客観しできるようになりますよ。
5:いままでの過去のことを思い、ゆるし、慈悲の気持ちを持ちましょう。にぎり混んだ拳を解き放つことによって、自分自身が解き放たれます。
手をみてみましょう。
ぎゅーっと握り混んでませんか??
手放すとは文字道理てをひらき、その指先を彼方へむけることです。
怖いからにぎり混んでいるけど、手放すと不思議と楽になれます。
そして手放すと、また次のご縁がまいこんできますよ(^^)
アドラー心理学と出会ったことは、私の中では大きな出来事でした。
そしてこの心理学のもつ社会的な価値観は、私の中で通奏低音のように
ひろがり、前に進む勇気をあたえてくれました。
そのアドラー心理学の中心的な人物である野田俊作先生がお亡くなりになりました。驚きと、残念と、最後に申し込んでいた講習会がキャンセルになってしまい、もう一度講義を受けたいという気持ちがつづくままになっています。
野田さんという呼称でいつもアドラーの話の時には出てくる野田さんは私の中でアドラー心理学=野田さん。
野田さんは野田俊作の補正項というブログをなさっていて、
愛読者でした。
まだまだ自分をアドレリアンということはできませんが、
子育て、対人関係においては、アドラー心理学的な価値観が
私の中心でもあります。
2013年頃から私は自分自身の研究の穴掘りウサギとなって、東洋医学、
不妊治療などなどにおいて、学術的な発表に軸をおき「査読の通った論文を2本!」という目標にまっしぐら。
まっしぐらに追求できたのも、アドラー心理学の与えてくれた勇気のおかげだとおもっています。
アドラー心理学を日本に取り入れ、広め、私のような市井の人間にもその
価値を伝えて下さった野田先生の功績は本当に大きいと思います。
アドラーの学術的なことは別として、
市井の人間が生きるために、
勇気を持って生きるためにどういった価値をもち、
感覚を共有し、
日々をすごすのかということを、
とてもわかりやすく教え伝えて下さった野田先生に感謝の気持ちで一杯です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
野田さんが撒かれたアドラーのたね、沢山の芽が出て花が咲いて、
次の世代へと引き継がれていきますように・・・。