不妊・妊娠と鍼灸」カテゴリーアーカイブ

0102 体調が悪い、疲労感が強い、だるさがつよい 無事の第一子、第二子の出産

先般、お話ししていて、あるかたが

「先生のいうこと、信用しているわけではないですけど(^^ゞ、言葉同理になることがおおいから、そのとおりにするんです〜」

私の発言は占いか!ってなもんですが、確かにそうだなあって思います。

いままでの経験から、あなたはこっちを選んだ方がいいと思うねえ〜というアドバイスを結構させて頂いています。で、根拠があるかないかっていえば、もう野生の勘!の領域も多いですね。とくに病院選びや、状況に対する選択の選び方は、「今時の発言提供者側のリスク」を考えた発言と違い、「私があなたの立場だったらこう選ぶね」というアドバイスです。

で、そのアドバイスに順って、いろいろな場面を切り抜けたkさんは、上記の様におっしゃりながら、今回の周りにも大反対されながら、そしてご自身も「うーんこの選択は面倒」と思いながら、私のアドバイスする選択をなさり、結果として「先生の言うとおりにして良かったー」となり、その上での上記のご発言(^^ゞです。まあ、無事に良い経過ならばなんでもいいんですよ。

 

いま、医療関係者、とくにドクターのアドバイスは、慎重にならざる終えない様な気がします。それは社会情勢からはあたりまえでしょう。そんななか、私はなんもしがらみもありませんし、逆に勘と経験という今時にはありえない根拠に基づくアドバイス。ただ、こんなアドバイスが結局、一番その方がご自身の道をこえていくには助けになることが多いって事でもあるのでしょうねえ。

 

さて、そんなところを踏まえて、この症例の方も同じようなアドバイスをして、病院選びをなさり、「子宮を残せました!」につながり、第二子への出産となりました。本当によかった。病院選びをする時点では、そんなにリスクはないんじゃない?普通のところでいいんではという感じでしたが、なんかイヤな予感がして「大きな病院!」とアドバイスさせていただいたことが功を奏しました。

 

症例:31歳の女性、体調が全般に悪く、だるさが強いということで、まず身体の立て直しからはじまり、当院受診後1年2ヶ月ほどたってから本格的な不妊治療を挑戦。妊娠期間中も、前置胎盤や出産時のトラブルなど大変な出来事が数々ありましたが、母子ともに無事にご出産の時を迎えかわいい女の子が誕生しました。

更年期のようなだるさ、疲労感、肩こり

 

妊娠、出産には、『ご本人の生命力』を高めることがとても大事です。

その上で、適切な西洋医学の力強い主導は本当に有難い物だと思いました。

妊娠初期に、なんとなく『この出産は大変そうだ』という予感がし、大きな病院への

受診をお勧めしましたが、その結果、より大きな病院への連携も強まり、出産時の

トラブルも乗り越えられ、子宮を残すことができ、第二子への希望がつながりました。

よかったな、よかったなと私も本当にほっとしています。

その後、無事に第二子も出産。

いろいろなことがあった症例ですが、私もほっと胸をなで下ろしました。

0002 ストレスで悪化する! 膻中ー内関ですっきり。

ストレスってのは、なかなかやっかいで手強いです。

よーく考えると、同じ出来事でもストレスになる人と、ならない人がいます。
ここが不思議。

ストレスがあるときに、疲労も強いと、がーんと身体がまいってしまうことがあります。
この症例では、ストレスと疲労が引き金で、アトピーなどを引き起こしています。
なかなか手強いストレス!

時系列でお話を伺っていくと、身体に湿気をためやすかったり、むくんでいたりという
内湿の要因がうかがえます。この内湿があるために、身体がストレスでダメージをうけたときに
アトピーという症状になったのかなと思います。

内湿をため込まないカラダ作り。
ストレスなんかにやられないようなメンタル作り。
大事なんですよね。

さて、症例を紹介しておきますね。

アトピーストレスに負けないぞ!

ここでポイントになったのは、膻中ー気海ー内関の組み合わせ。
心の外衛である心包の経絡を整えて、身体の中心をたて、ストレスを解放していきます。
また、中心である任脉を整えることが婦人科的な強さも引き出してくれます。

面白い組み合わせですよね。

『あの頃の自分に、あせるなって言ってあげたい』0036

35才で初診にいらっしゃり、
私のアドバイスの

「もう少し身体の手入れをしてから挑戦した方がいいですよ」

という言葉に対して、

「それはわかります。でも時間がないんです。年齢が35才なんですから!」

と、おっしゃっていたことがとても印象的でした。

 

44才で第三子の妊娠中の手入れをさせていただいていたころ、

『あの頃の自分に、あせるなって言ってあげたい』
とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

9年前の初診。

 

確かにとってもあせっていらっしゃり、お身体を拝見した私が「その胚移植もう少し待って!」とアドバイスさせていただきましたが、「待つ」ことが出来ずに子宮外妊娠。少し遠回りになりましたねえ。

 

しかしながら、この9年で38,41,44歳の出産で無事に3人のお母さんになることができました。これは鍼灸がよかったからとか、身体作りが出来たからという事以上にご本人の普段の努力があったからこそだと思っています。本当にご出産おめでとうございます、よかったね。

 

『あせっていた』ことは、結果として少し遠回りにはなったけど、ご自身の『子供が欲しい』という気持ちはこの9年間の原動力になっていたと思います。この気持ちがあったからこそ、いまの3人のお子さんに囲まれる日々があるんですねえ。

 

不育症でも問題になった血液凝固系の問題は、東洋医学的な弁証論治でも説明させていただいた通り、今後の人生の課題にもなります。子育てで自分のことなどほったらかしになりがちだと思いますが、ご自身のことも少し意識して楽しい子育ての時間を過ごしてくださいね。

子供は小さい、
子育て期間は長い

長生きしなくちゃね(^^)

 

あの頃の自分にあせるなって言いたい

 

不妊、不育、ヘパリン、心熱、ウテメリン、出産、  ’10/12   6

決定版、妊娠レッスン!

放生先生の新しいご本が出版の運びとなりました。

赤ちゃんが欲しいと思ったときに、道は体外受精だけではない!と思う方々への力強い応援となるかと思います。放生先生の思いから価格もぐっと下がっています。是非手に取ってご覧くださいね。

以下、放生先生からのご紹介分です。

『決定版 妊娠レッスン』(新潮文庫)出版

11月28日、新潮文庫から、
『決定版 妊娠レッスン』が出版されました。

16年前に出版した『妊娠レッスン』 (主婦と生活社)は、
幸いなことに多くの読者に受け入れられ、
12刷、6万部のベストセラーとなりました。

『決定版 妊娠レッスン』は、『妊娠レッスン』の
リニューアルではなく、”リボーン(生まれ変わり)”です。

今回の本を執筆するにあたって、著者の私は、
多くの妊活経験者からいろいろなお話しをうかがいました。
そして今こそ、基礎体温表で妊娠を呼び込むという
『妊娠レッスン』への回帰が大切だと思いました。

妊活リテラシーはこの本一冊で十分です。
しなやかな妊娠を求めるすべてのカップルに贈ります。

『決定版「妊娠レッスン』Amazonへ
https://www.amazon.co.jp/dp/4101216169/

一源三岐の観点からー症例を通じての考察(0023)

「ステップアップして体外受精をするしか妊娠する方法はないんでしょうか?」

初診のときの一番のご質問でした。

妊娠しないという状況に対して、基本的にはステップアップが勧められると言うところだと思います。ただ、それだけが答えじゃないのも妊娠という不思議な出来事。

私は、命は立ち上る陽気だと考えています。
イメージとしてはドラゴンボールの燃えたところかな(^^ゞ。
年代がばれちゃいますねえ、古い古い。

こんな感じです→ドラゴンボール

臍下丹田を人の命の源として考えています。
女性であれば子宮がその位置するところです。
その位置から、生命が陽気となって立ち上る、これが衝脈です。
一源三岐といいますが、源が子宮であり臍下丹田です。そしてそこから衝脈を中心に
体表側を任脉、背骨側を督脉が立ち上ります。
命は立ち昇ります。

そしてこの立ち昇る命をしっかりとさせることが、次の世代を生む妊娠につながるといことです。

この症例が面白いところは、素体的には、二便睡眠とも以上がなく、問題はないのだけど、
化学流産が腎気の損傷をおこし、一源三岐の力がよわまったため、全体の気の巡りが悪くなり、
不妊状態が継続しているところです。

鍼灸でその悪循環をちょっと手入れしてあげることが、悪循環の輪からの脱出となりました。

症例解説:

症例
一源三岐の観点から肝鬱の強さが、脾胃、腎へ強く影響を与えるタイプである。

とくに、二便食欲などに脾胃への負担は出ていないのに、背部ユケツの脾兪、胃兪は抜け、足三里も亀裂があり、右の脾募がある。梅雨時季節の変わり目の体調の悪さも肝鬱から脾気への影響をうかがわせる。
これが衝脈、任脉の養いを少なくし、奇恒の腑である子宮への余力を注ぐことができにくくさせている可能性がある。

また、もともとの腎気の弱さも、子宮への支えの弱さとなっている可能性もある。
肝鬱をとき、衝脈を暢びやかにし、腎気を助け、子宮へと注ぐ力の増大を図りたい。

症例を通じ、学ぶことが出来、感謝ですm(__)m