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0114)妊娠中、産後も続く子宮内膜症の痛み。弁証論治

子宮内膜症の症例が続きます。
子宮内膜症は、生理と共に悪化する疾患です。
そして、妊娠を早くすることで、子宮内膜症の進行も遅くなりますので
早い妊娠が臨まれますが、逆に子宮内膜症によって妊娠が成立しにくいという
状況も生まれ、なかなか難しい問題となることが多いです。

今回のケースは、卵巣嚢腫の手術もおこなわれ、
子宮筋腫の手術歴がある、
骨盤内臓器の癒着が高度な事例であり、
なかなか解決が難しい状況にありました。
10代からの手術歴ですから、ご本人にとって
長い婦人科疾患との戦いであったと思われます。

幸いなことに、ご本人の努力によって無事に
第一子の妊娠、出産につながりました。

しかしながら、妊娠中も痛みが強く、
出産後も再度痛みの出現があるという状況で、
子育てもお辛い様子でした。

出産後は、ご自身の生命力が落ちるために、どうしても
その方に取って一番のウイークポイントが出現しやすくなります。

抜本的な解決はなかなか難しい状況ですが、
温補補腎という、ゆっくりと温め、生命の土台の力(腎気)をつけていく
鍼灸治療によって、ご本人の辛さの軽減に役立ったようで何よりです。

症例概要→0114
詳しい症例→0114

無気力、やる気がでないときに

無気力、やる気がでないということがありますね。

精神的にも様々な病名がつくケースもあるかと思います。

人間は、自動車を運転しながら生きている生き物だなと思うことがあります。

自動車は身体そのもの、そして運転している人が頭脳精神活動を主っています。

車そのものには、いろんな性能があって、大きくて頑丈で燃費の悪い車もありますし、小さくてもコンパクトで走りやすい軽自動車のような車がありますね。

自分の身体が軽自動車のようなパワーと頑丈さであるのに、頑張りすぎて毎日ぶんぶんとアクセルをふかしていると、あるときに、どうにもこうにも車が動かなくなってしまいます。

どうにもやる気がでない、無気力だと思ったときには、自分の精神や頭脳活動がどのように自分の車そのものを運転してきたのかを振りかえってみるのもよいのかもしれません。

そして、頭脳が暴走族で軽自動車を無理させすぎていたようだったら、その車を手入れし、車の運転手としての自分の人生を歩むときの運転方法も考える必要があるのかなって思います。

自分という車にあった運転をすれば、軽自動車で会っても東名高速道路にのってあちこちに行くことは可能ですし、箱根峠を登って芦ノ湖の遊覧船を見に行くことも出来ます。

いとおしい自分の身体をいたわって、上手な運転手になりたいものです。

この症例は、無気力で気分が落ち込むということを、東洋医学の世界でいう、肝(生きる意思)、脾(胃袋の力)、腎(生命の土台の力)という三つの観点から、鍼灸の手入れと、ご自身の養生によって立て直し、その後の人生をご自身なりに歩んで行かれた症例です。

 

お体の手入れのポイントとしては、まず胃腸の状態をよくすること。

つまり、胃袋をしっかりさせて、生き物としてのありようをたてなおすことです。

このhttps://bigmama-odawara.jp/case0020/では、内関、足三里、脾兪、三焦兪などというツボをつかっていきました。これはご自身での養生で毎日お灸などをしていただいてもよいかと思います。

そして、あまりにもグズグズと気持ちが鬱滞したときには、少し”梳かす(すかす)”つまり疏通させることもアリです。ただし、気力という体力があまりにもないときには、梳かすものすらないわけですので、そういったときはあせらずに、淡々と規則的な日常をこなすようにされる方が良いかと思います。

そしてもう一つが、生命の土台作り。つまり腎を養い育てることです。この腎は生殖の力にもなります。

腎の力は余力、つまり貯金です。日常生活で困ったときには貯金を引き出して補住することも必要ですが、毎日それをしていては借金まみれになってしまいます(^^ゞ。基本的に、貯金を積み増しするような生活をして、十分余力のある日常をおくれるようにしたいものですねえ。

 

せっかくの人生、自分の車にのって、色々な風景をみたいものですねえ。

 

ストレスや緊張、不安で引き起こされた不妊(34歳出産)

蝉がジージーとなく耳鳴り。肩こり、口が熱い!

蝉が頭の中でジージーと鳴いたら、もうそれだけで頭痛がしそうですよね。

この症例の方は、少し耳鳴りが始まっていたところに、精神的なショックがあり、首から上の症状が一気に噴き出していきました。身体が少し疲れていたところに、様々な負担があり、耳、頭、口、肩と一気に症状が噴き出したといったところでしょうK?

あまり症状が激しいときには、身体を疏通させ、その熱や症状の遁げどころを作ってあげます。
そして一息ついたところで、今度は弱った土台の建て直し。

そんな感じで、この方が日常を取り戻せるようにお手伝いさせていただきました。

詳しい症例はこちら↓

耳鳴り、肩こり、頭痛が辛い

この方への、生活提言を転載しておきます。

生活提言

精神的なショックから、身体の上部に強く鬱滞がおこっているために
苦しく辛い症状となっています。また、入れ歯をいれることなどが、より鬱滞を強くさせてしまうために症状がきつくなってしまっています。

鍼治療では、身体の上部にたまっている鬱滞を取り除くことをまず第一と考え治療していきます。また、身体の上部を支えるためには、身体の土台の力もとても大切です。

身体はしっかりと支えることの出来る土台があって初めて、暢びやかに過ごすことができるのです。いまは、強い症状のため身体の上部に注目が行きがちですが、急性症状がとれたのちには、しっかりと土台作りをしておかないと、再度同じ症状を起こすことになりますし、次に同じ症状をおこしたときには、加齢による土台の消耗も加わりますので、もっと治りがたいものとなってしまいます。

5診ほどでかなり楽になられ、その後は定期的にお身体のメンテナンスにいらしていただいています。

0014:臍の舟形の抜けがあらわす全身の気虚

東洋医学の言葉ってのは、同じ言葉で違うことを表していることがよくあります。

例えば、気。もうほんとうに、元気がありますねえ〜から、血とからませて気血の流れといってみたり、
気虚という全身のパワー不足を示してみたり。

これは、何に対していっているかという言葉の前提が大事になるんです。

ということはさておき(だって、まあ理屈だからね(^^ゞ)

お腹をすうっと拝見すると、お臍を中心に舟形にがつっと抜けていることがあります。

臍を中心とする舟形の抜け。これはかなり全身の虚がきついなと判断します。
この症例の方はぱっとみるとこれがきつかったです。
そしてどんな状態だろうと細かく見、治療方針をたてることで、この人なりの充分な
カラダ作りになり妊娠そして出産にいたりました。

ご本人としてはこの五臓の状態、全身の気虚の状態であっても、『それでも地球は回っている』とばかり、ちゃんと日々を責任をもっていきていらっしゃります。私はあまり小細工はせず、シンプルに腎気を中心に気血を補うことで、腎を中心とした気虚を救うという目標に到達することができました。

配穴はこちら。臍、背部腧穴、そして足では足三里というスタンダードなところでの勝負ですが、
非常によい手応えがありました。

今考えるとすると、足の臨泣はつかわなかうてもOKではないかと思います。こういった気虚がきつい方のばあいは末端穴まで使うとちょっときつすぎるかもといったあたりですねえ。

二人目不妊、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」(0155)

子供が欲しいというシンプルな希望。

二人目不妊の方の場合は、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」というご希望をおっしゃる方が多いです。

不妊治療をなさる方に候うと、ご自身も兄弟が少なかったり、またそのご兄弟にもお子さんがいらっしゃらない。つまり、第一子には周りに同年代の親戚がいないという状況の方が多いように思います。

また、親となるご自身が40歳前後であれば、その子供が成人し、子供を授かる年齢になるころには自分は70歳を越えます。成人してからの問題を相談し合える兄弟が欲しいというのは、親として当たり前の望みなのでしょう。

この症例の方は、一人目を30代後半で授かり、その後二人目への挑戦をなさっています。しかしながら、子育ての疲労や年齢要因などが重なりなかなか前に進まないという状況。二人目不妊ならではの課題に直面されていました。

この困難な状況の中、丁寧で地道な努力のおかげで、無事に妊娠、出産されました。兄弟二人、本当によかったなあと思います。

人は社会の中で育ちますね、兄弟姉妹。子供ならではの楽しい関係が生まれそうですね。

↓ビッグママ治療室の症例集で見る
20回以上の採卵周期、二人目出産(44歳出産)