投稿者「ビッグママ治療室」のアーカイブ

久しぶりのアドラー

久しぶりのアドラー

ちょっとした集まりで、アドラーの話題が出ました。

私にとって「アドラー」というキーワードとともに思い出すのは、
アドラー心理学基礎講座で初めてお会いした、岸見一郎先生のお姿です。

会場を見渡しながら、見守るような視線で、
「あなたの疑問に興味があります」
と仰っていました。

これが、私の原点なんですよね。

……ただ今回、この一文を、
「あなたの興味に関心があります」
と言ってしまったような気がして。

たぶん、もともとは
「あなたの疑問に興味があります」
だったはず。
うーん、原点と言っている一文を忘れるか❗>自分。

この原点は、私にとって映像記憶なんですよね。
あのときの岸見先生が、会場をゆっくり眺めている姿。
それを言語化した一文が
「あなたの疑問に興味があります」なんです。

だから場面によっては、
「あなたの興味に関心があります」
でも、きっと本質は同じなのかなあと(言い訳(^^ゞ)

アドラーとは長い付き合いで、
私の中に重奏低音として流れている価値観に近い存在です。

「課題の分離」や「子育ての目標」など、
岸見一郎先生が『嫌われる勇気』でブレイクする前、
どちらかというと「子育て世代」向けだった頃のアドラー。

その頃に講習会に通い、
ワークシートをせっせと書いていました。

アドラー心理学1,2


久しぶりに検索してみたら、
岸見さんが『老いる勇気』という本を書いていて、
世代的にピッタリで、思わずポチりました。

>「今、ここ」を精一杯生き、老いを愉しむための最上の幸福論
>「生産性で人の価値は決まらない」

うーん。
私が「今っぽい本」に今ひとつ刺さらないのは、
もう岸見先生に、すでに洗脳されているのだな(^^ゞ
と理解しました。

それだけ、私の中の「価値」に
深く触れているということなのかもしれません。


老いる勇気

整体の治療院やってるの???〜やってないでーす!

整体の治療院やってるの???〜やってないでーす!

先日、大学時代の同窓会に行ってきました。
私の出身校は、ドラマ『虎に翼』で話題になった明治大学の中の女子部短大。

いまや世の中から短大という存在はほぼ消え去り(^^ゞ、
明治でも経済学部の中に吸収されたのかな。
時代は変わったなあ、としみじみ思います。

当時の授業では、あのドラマを彷彿とさせるような、
「仕事を持つ女性としてどう生きるか」を
学びの中でさらりと説いてくれる先生が多かったなあと、
懐かしい気持ちになりました。

さて私は、大学時代に「自転車で山に行っちゃう(^^;)」
みたいなサークルに入っており(若かったなあ(^^ゞ)、
夫もそのつながり。
そのころからの友人も今なお多くいます。

先日、このクラブで大きな同窓イベントがあり、
久しぶりに会った方々から何度も言われたのが、

「整体の仕事をしているんだって?」
「整体院をやっているの?」

……ううううむ、やってないです(^^ゞ。

実は私は、自分の口から自分の仕事について
他者に語ることがほぼありません。
業界の方や、患者さんとして問い合わせがあれば
自分の治療院でやっていることを説明しますが、
自分から第三者に向けて語ったことはほとんどないのです。

説明が難しすぎて切り口がわからない、というのもありますし、
鍼灸そのものが、業界人の中でも理解や運用がさまざまですしねえ。

さてさて。
どこをどう伝わっているのかはわからないのですが(^0^;)、
学生時代の仲間の中で、独立開業して自営でやっていて、
「治療っぽいこと」をしている人は、
ひとまとめに「整体をやっている人」になるのかなあ、
といつも感じます。

それが、社会の中でのこの業界に対する
認知のされ方なんだろうな、と。

ちょっと話を突っ込まれて、
「いえいえ、整体はやってないんです」と言うと、
「じゃあ、マッサージとか?アロマとか?」と続く。

うううむ。
整体って言葉は、その言葉がなかなかいい感じの意味合いで、
身体を整えるっていうことを大きく掴んでいる言葉なんだなあと思います。
ただ、それは=手技療法って感じになっていて、
針とか、お灸とか、そういう言葉は微塵も出てこないし、
ましてや、それを使って個人で自営業をしている、
なんてイメージはまったく湧かないのかな、と私は感じてます。

業界にいると、
「鍼灸」という言葉も、やっていることも当たり前ですが、
一歩外に出ると、
かなりマイナーで、イメージすらされない業態なのかもしれませんね(^0^;)。

一度も相手の口から
「鍼灸」という言葉が出てこなかったのが、
妙に印象的でした。

そんな業界に、私はいるのよ〜。

貧乏ゆすりが健康に役立つ?

貧乏ゆすりが健康に役立つ?? ほんと??

健康法ってさまざまありますね。
どういった視点から、
どういったアプローチで、
なにを変化させるのか、
どんな変化があらわれるのか。

様々な健康法を聞いているだけで面白いなあって思います。

貧乏ゆすりとの出会い

さてさて、貧乏ゆすりの話し。
ズーーーーっと昔。
なんかの健康博覧会みたいなところでの出来事。

貧乏ゆすりが股関節に効くとかなんとかで、その道具が売っていました。

なんだろ?と思ってとりあえずその「健康ゆすり」を購入。
足をのっけると、ぶいんぶいんぶいんとペダルが動き、自然と貧乏ゆすりができちゃいます。

これが股関節に効くの? ホンマカイナと思いつつ、
こんな機械にまでなっているのだから効くんだよねえ。

でも、よくわからずに購入したまま、ほとんど触ることなく、
押し入れの奥に眠っていました。

ピヨピヨ軍団の洗礼

ときどき5,3,1歳児のピヨピヨ軍団の洗礼。
揺れるマシンが大好きなピヨピヨ。
ギャーギャー喜んで奪い合い。

イヤ違うだろ!

股関節に悩む知人へ

先日、知り合いの人との会話で、股関節の問題で非常に悩んでいるとのこと。
思わず「使ってみて」と貸しちゃいました。

ピヨピヨ軍団よりもよっぽど活用してくれるだろうとも期待。

50代前半女性。
先天性股関節脱臼。赤ちゃんの頃は装具をつけ、経過観察。
高校生ぐらいまで半年に1度ぐらいで病院でチェック。
そこからは運動をしっかりして問題なし。

40代での妊娠・出産の時代に安静が長く、股関節の違和感が復活。
大きな問題なく経過するものの、
ここ1年ぐらい、足が前に出ない、股関節が痛いという症状が復活。

いつか人工関節になるとは言われていたが、
いまどうしようかと悩んでいたとのこと。

使ってみた結果

さっそく「これ使ってみてよ〜」と手渡し。
どうやるのかは、私はよくわからないから、
ネットなどで調べてねと丸投げしました。

2ヶ月経過。

「非常にいいんです〜」とおっしゃるので、
どうやって使っているの?
何がいいの?と伺いました。

使い方と効果

使い方:
朝に寝た状態で、片足ずつ5分ぐらい使う。
合計10分。

効果:
朝が特に動かなかった足が、スムーズに動く。
また、身体全体が軽く動ける感じになっている。

思っている事:
もっと時間を増やしてやってみたら、効果がでるのかなと思う。
ただ、朝のこの10分だけでも、自分としてはすごく助かっている。

貧乏ゆすりの可能性

ゆらすっていうのは、血流をあげるということになるのかな。
そして、この方にとって、股関節というのは、
一番弱点で症状が出やすい部位なのかなと思っています。

鍼灸の患者さんではないので、逆に鍼灸を排除した形で、
この「貧乏ゆすり効果」がわかって面白いなーと思いました。

しかし、貧乏ゆすりが股関節に効くって、
初めて思った人は偉大ですねえ。

健康ゆすり

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2013 中医学会 特別講演  肝木の人間観−2

肝木の人間観

『東洋医学で人を診る』ときに、大きなイメージとなる生命観を掴むことが大切です。その前提となる東洋医学的生命観は、脾胃を中心とする生命観であったり、
天地人三才による生命観であったり、いろいろな生命観がありますね。古来より、
人間をよく診ようとした人たちはいろいろな生命観を使って診ようとしてきました。

 

私はこの肝木の生命観を前提とし、目の前の患者さんを拝見していくことが多いです。
とくに、ストレスや、その方の土台となる生命力が問題となりやすい不妊治療では、
とても使い勝手の良い生命観です。

 

肝心脾肺腎この五臓、五臓各々があって一本の木になっているのではなく、
一本の木をしっかりとよく診ようとしたときに五臓という概念を使っているのだという前提に
立つことが大切です。

脾土 豊かな大地
腎水 こんこんとわく泉
肺  そよぐ風
心  あふれる光り

 

そして、豊穣の土壌に渾渾と湧く泉、脾腎の大地にしっかりと根(肝陰)を張り、風がそよぎあふれる光りが降り注ぐ天空にむかって枝葉(肝陽)を広げる、そんな一本の木のありようを人間としてみていきます。

 

弁証論治は細かく見ることによって、パーツがバラバラに存在しているように思え、論理の追求に走りがちですが、人間がひとくくりの存在であることをしっかりと意識し、目の前の患者さんの理解にすすんでいきたいものです。

 

妊活の選択肢:不妊カウンセリングから

妊活の選択肢

 

ときどき、不妊治療について迷っている、という相談を受けることがあります。

私が大切だと思うのは、その方ごとの不妊治療の「難易度」です。
そして、その難易度に見合った「挑戦の質と量」を、きちんと選べているかどうか。

この2つは、妊活を続けていくうえで、とても大切なポイントだと感じています。

事実を目の前に、しっかりと状況を見極める

「妊娠できていない」という事実を目の前にすると、
「この不妊治療は無駄だったのではないか」
「私には妊娠できないのではないか」
そんなふうに、強い絶望感を抱いてしまう方が少なくありません。

その結果、「妊活をやめる」という選択を、思ったよりも早い段階でしてしまう方もいらっしゃいます。

とくに多いのが、
「ここまでやってダメだったら怖いから、これ以上はやらない」
という考え方です。

私から見ると、これは少し立ち止まって考えてほしい思考パターンだな、と感じます。
前向きな選択ができないまま、妊活を中途半端なところで終わらせてしまったり、
本当は一番大事な「時間」を、知らず知らずのうちに浪費してしまっている方が、案外多いのです。

私は、声を大にして言いたい。
「もったいない!!」

前に進みましょう。
大きな扉が開く準備は、もうあなたを待っています。

30代前半の決断

特に30代前半の、「まだもう少し頑張ればやれるかも」と感じている年代の方は、
ギブアップが早い傾向にあると感じています。

これは、「まだ大丈夫」という安心感が、
「もう治療はやめる」という選択を、軽くしてしまっているのかもしれません。

この年代の方に、私がよくお伝えする言葉があります。

「ちょっと待って。
再開するとき、同じところからスタートできるとは限らないよ。」

採卵はできた。移植もできた。
でも、妊娠が成立しなかった。

こうした経験をすると、
「採卵や移植までは、当たり前にスムーズに進むもの」
と思ってしまう方も多いのですが、実はそうとは限りません。

5年後、30代後半になると、
そもそも採卵ができない。
1個、2個しか卵が取れない。
受精しない。
移植までたどり着かない。

これまでスムーズにできていたところまでの道のりが、
一気に長くなってしまうこともあるのです。

だからこそ、「今」を大切に、進んでほしいと思います。

30代後半から40代の決断

この年代になると、「保険適応」との兼ね合いが、とても大きなテーマになります。

私は、
30代は移植6回、
40代は移植3回、
という現在の保険適応の考え方は、本末転倒だと感じています。

とはいえ、現実は厳しいものがあります。

そのため私は、場合によっては自費での採卵を組み合わせることを、お勧めすることもあります。

年齢を重ねると、卵巣の状態はアップダウンが大きくなります。

もし40代で、
もしその妊活が一人目の妊活であるならば、

「凍結は、時間を買うもの」

そう考えて、自費の採卵を組み合わせるという選択も、十分アリだと思います。

私は、「凍結とは時間を買う技術」だと考えています。
現在の保険適応の治療には、この発想があまりないように感じます。

もし卵巣機能が厳しくなってきたと感じたら、
ぜひこの考え方を、選択肢のひとつとして取り入れてみてください。

40代半ばの妊活について

40代半ばの方の妊活で大切なのは、
「今の状況を正しく把握すること」と、
「時間を大事にすること」。

私は、体外受精は時間を買う、ほぼ唯一の選択肢だと思っています。

もし、これまで一度も妊娠した経験がないのであれば、
ここは迷わず、採卵を行い、凍結胚を作ることをお勧めします。

保険適応で「6回まで移植できる」というのは、
裏を返せば、30代であっても
それくらい移植を重ねなければ、
妊娠・出産にたどり着かないケースが多い、ということでもあります。

だからこそ、
複数回の移植分を先に採卵・凍結しておくことが、何より大切。

そのうえで、移植に向けて必要なことを考えていく。
この順番が、とても重要だと思います。

40代半ば、自然妊娠への挑戦

あると思います。
40代半ばでの自然妊娠・出産。

これまでの経験から見ても、
「珍しいこと」ではなく、「確かにあること」だと感じています。

ただし、やはり条件はあります。

・男性側の状態に問題がないこと
・定期的な排卵があること
・子宮や卵巣を中心に、気血の巡りがよいこと

40代でも、妊娠はします。
ただし、その妊娠が出産までたどり着く確率は、
10代・20代とは違うということ。

そこには、やはり覚悟が必要です。

「惜しい」と感じることが多い、不妊カウンセリング

不妊カウンセリングをしていて、
「惜しいな」と感じるのは、
ネガティブな情報にフォーカスしすぎて、
前向きな選択ができなくなってしまっている方がいらっしゃることです。

また、情報を調べすぎるあまり、
ご自身の状況を踏まえた選択ができていないのでは、
と感じることもあります。

妊活は、ほんの少しのボタンの掛け違いで、
前に進まなくなることが多いものです。

もし、自分ひとりでは整理できないと感じたら、
生殖医療の「治療そのもの」から少し距離を置いた場所で、
視野を広げて相談してみることをお勧めします。

ただし、生殖医療を完全に否定するタイプの意見をもらってしまうと、
かえって混乱してしまうこともあるので、注意が必要です。

ご自身にとって、最善の道を選ぶことができますように。
そして、ほんの少しでも「子どもが欲しい」と思った方に、
良いご縁がありますように。