22-1 気の病機から

22−1 気の病気

 

気血津液をそれぞれ分けて語ろうとしているのですが、

んーー違和感がでかいです。

それはやはり、分けて語ることのあやうさでしょうか?

各々の言葉は説得力がありますが、所詮まるごと一つの身体をよく見ようとしたときのことば。とりあえず、言葉をしっかりと押さえたうえで、全部捨て去り、その上でうかびあがるものだけをとりあげていきましょう。

 

ということで、22−1気の病機

 

気の病機は大きく分けて2つ。

機能の減弱(気虚、期間)と、運行失調(気滞、気逆、気閉、気脱)にわかれます。

さて、気虚は先天の不足、飲食失調、大病急病からの元気の虚弱などになります。

症状としては、精神衰弱、疲れやすい、食欲不振、息切れ、自汗、風邪を引きやすい、舌質淡、脈虚

この気虚が長時間続くことによって気陥の状態になります。気虚の悪化状態です。

気陥(気虚+腹部腸満、内臓下垂)

症状:久瀉、血圧の低下、内臓下垂

 

運行失調は、気滞、気逆つまり滞って止まってるってことです。疏したいねえ。

気滞

原因 七情内傷、痰、オ血

特徴:脹痛、遊走性、発症が精神と密接

気逆

精神の抑鬱 肝→怒りやすい、劇しい頭痛

胃:外邪(寒え) 飲食失調

悪心、嘔吐、ゲップ、しゃっくり

肺 痰、喘息、咳