私はインフルエンザの予防接種を毎年受けています。それも2回。一回目を打ってから一ヶ月後に二度目をうってブースターをかけます(^^ゞ。予防できる手段があるのならば、まあできる限り有効になる方法でってことです。効くか効かぬかはわかりませぬが。だいたい12月の初頭ぐらいには「ワクチンが足りない」という話しがでるのですが、12月の末ぐらいになると余るようですねえ。時期をずらすのがコツかも。
さて、よく予防接種を打ったのにインフルエンザになったという話しを聞きますね。
まあ、これもどれぐらい実際のその人に免疫がついていたかの問題かと思うのです。だから打ってもかかることがあるというのは、認識済み。しゃーないですね。
予防接種は公衆免疫的に考えてなるべく多くの人がうてば、流行せずに、結果的にインフルエンザの予防接種を打てないような弱い人をも守ってくれるのかなあなんて私は思っています。
日本では30年前に10年間、小学校で集団接種をしていた時代があり、そのときの統計がこの公衆免疫的な効果を出していることを語っているようです。まあ、このあたりは、個人の考え方なのでしょう。
去年のせた記事で、インフルエンザに関するものがあります。
いま、読み返しても興味深いのでもう一度再掲しますね。
とにかく今年のインフルエンザ Aはすごい!
例年よりも、「インフルエンザにかかっちゃって・・・」というお話を多く聞くような
気がします。感染力が強いんですかねえ。
さて、去年のNHKラジオの、「ヘルスリテラシーを高めるために」という放送で
紹介された、群星沖縄臨床研修センター長 徳田安春先生のお話です。
この先生のお話で、ついでなのですが面白いなと思ったのは、沖縄の医師養成に関する歴史です。
沖縄はもともと島が多かったということと、アメリカ占領下の時代があり
日本の医師養成システムとは一線を画していたと言うこと。
そしてそれが総合診療医をうんでいくもとになっていったのですねえ。
優秀な医師を育成し、地元にしっかりと根づいて貰いかつやくしてもらうという
コンセプトがシステムとしてできているのかなと
余談はさておき(^^ゞインフルエンザのお話。
キチンとしたデーターからお話しされていました。
抗インフル薬の効果は1日ぐらいしか良くなる時間は変わらないという事実!
つまり、なにもしなかったら5日で治るものが、投薬を受けると4日で治ると。
高熱が出て、節々が痛くて病院を受診し、検査を受け、投薬を受けても1日しか
変わらず、病院に行く時間、検査や費用を考え、またインフルエンザの菌をまき散らす
という社会的視点からも、若い年代で健康に問題がないケースでは病院受診は
不要ではと。
そしてもう一点、検査の精度は6−7割程度なので、逆に検査の間違いで、
インフルエンザが薪散らかされるリスクもあるから、なにもしないのもよいと。
へえーーーーーーって思いました。
高熱で苦しい中病院に苦労していって、お金を払って、投薬を受けても、
それほど意味がある行為ではないということがきちんとお医者さんから提示されるのって
すごいです。ちょっと驚き。
注意点は、ハイリスクグループはちゃんと病院を受診しましょうってところ。
高齢者や持病のあるひとは受診してねということです。
なんだか、当たり前のことですが、
お墨付きをもらうと、納得ですね。