八邪穴ってのは、昔からあります。
ちゃんと経穴辞典にものってまする。
で、同じ位置で、三叉穴という捉え方をなさっている場合も
あるようですねえ。また効果についてもあれこれ書いてあります。
手の八邪穴を鍼でというアプローチが世の中にはでてくるのですが、
うーーんそれはちょっと。
ただし、リウマチの人の手には非常にいい感じになる場合が多いようで、
私の方がうーんといいながら、そして患者さんもうーんといいながらも、
効果が絶大ではりでやって、予想外に効いたぜっていう話しは色々な
方からでてきます。
前に書かせていただきました(はず(^^ゞ)
はじめは1本だけでしたが、結局患者さんからの
リクエストがあり、全部の指を使っています。
リウマチの方ですが使う人が増えています。
指の動き、滑らかさ、全然違うそうです。
またこの方は手首がかなり硬かったのですが、動くようになっています。
ううむ。
ということで、足の痛みにも応用してこれまたすごく効果的と。
以前は、痛み側にお灸で対応していました。裏内庭的な使い方っていうか
魚の目に対応のお灸的な使い方です。
この方の足の痛む場所はこちら。
この方の場合、リウマチがベースで、足は母指球から小指球にかけてのところが痛いと。いままでは、その痛むところに透熱灸をしていましたが、今ひとつ。
で、八邪穴か〜と思い、よくみると、甲側が鍼は打ちにくい。
手と違って、指をぐっと握ってもらうことがしにくいし、逆に沿っている感じ。
うううむと思い、お灸を据えてみました。基剤(紫雲膏)をおいての透熱。
そしてこれがぐいっと効きました。
痛みがないことにくわえ、巡って暖かい感じもでて、なによりも数日の継続という時間軸がいいですねえ。ちょっと手間暇増えちゃうんですが、続けようと思います。
いま、当院でおこなっているお灸はこのように、基剤(紫雲膏)を置いてその上にお灸をしています。昔のような直接皮膚を焼くタイプではありません。じんわり、ほわっとそして効果的なお灸をしています。