CBT:自動思考の選び方

CBTをしていると、自動思考の選定が一番の山かなと感じます。

たとえば、本を買っても読んでないという事実に心がざわついてワークします。

自動思考:本を買ったら読むべきだ

リライト:現実的には読むべきとはいえない

反証:なぜならば、時間がないこともあるから。いそがしいから

逆転行動:本を買わない

これだと、いわゆる腑抜けワーク

出来ないことの言い訳で、こうすることで、もし自分自身の長中期的な視点には、本を読んで知識を積み重ねたいということがあれば、挫折になっちゃいます。

では、もうちょっと視点を変えます・

自動思考:本を買ったらすぐに読むべきだ

リライト:現実的には、すぐに読むべきだとは限らない

反証:なぜならば、いまは時間がないから

逆転行動:本を読めるスキマ時間をつくっていく。読める工夫をする

少しだけ視点を変えると、面白い変化になります。

自動思考はもっともっと視点を変えるのも可能かと思います。

自動思考と、自分の価値観にもとづいた方向性への気づきはとても大きな視点で、人生のパイロットとなり、コントロール感を持つためには必須です。

CBTは、人生のコントロール感をもつためにとても大事だと思います。

腑抜けワークをして、いまをやりすごすだけにしてしまっていいのか?という視点をもつのもよいかなと感じます。

長中期的な視点に立った位置で、自動思考を少し考え、抽象度の上げ下げなどをして、どこに焦点をあてるかで、流れを変えることもできます。

CBTどうつかうか?でですね。

なかなか面白い試み、あれこれと試行錯誤しながらやっていきたいと思います。