子供を持つ理由
さて、人はなぜ子供を持つのでしょう、
そしてまた人はなぜ子供が欲しいのでしょう。
子供は決して親のものではありません。
だいたい、皆さんも親のものであるという自覚などないと思いますし、
親のために生きるのではなく、自分の人生を自分のため?に歩んでいると思います。
私のところには、妊娠を希望なさる方が来院されます。
みなさんに、「壮大なボランティアワールドに行きたいわけですね(^^;)」と伺うと、
にやりとなさります。
夜もろくろく寝られない、肉体的にも精神的にも、
経済的にも負担でしかない。
自分にまつわる人間関係が増えると言うことは、
それだけ面倒が増えるということに直結しますよね。
損得勘定だけいったら、子供をもたないことは大正解と思います。
私は気がつくと子供が授かっていて(^^;)、
この点を正面から考える機会はありませんでした。
私の夫は、とにかく子供が大好きで欲しい人でしたから
私の家庭に子供がいることは彼の当たり前で、私もじゃあ当たり前(^^;)ぐらいな感じ。
それが、律子婆さん(私の母)の面倒をみながら、
娘夫婦と娘の産んだ子供の面倒をみるという超やっかいなポジションに具体的にいると、
こうやって関係性が沢山あることは面倒だけど、
必要とされている感じと自分の関係者がいる幸福感があるのも感じます。
家族をもつということは、面倒だけど、
社会と共に生きる人間に漠とした安心感と満足感をくれるのかもしれませんね。