辛いのは左半身、問題は右の中風(中経絡)だった!

辛いのは左半身、問題は右の中風(中経絡)だった!

左肩が辛い、そして肩甲骨、左足とだるさ辛さが広がっているという訴えでした。

しかしながら、お身体を拝見すると、あまり気になりませんがとおっしゃる、『右足があるいているとつっかかる』という症状がとても気になり、体表観察をしていると、訴えのある左よりも、右側は全体に生命力が落ち込んで反応がなくなっているのです。そのため右足もしっかりとあがらないために、つっかかるのです。

まとめをつくってみました。

つまり、もともと左半身が症状としてはでていたわけです。そして、健康のためと積極的な飲水をしたため、胃腸の陽気が低下し、全体の生命力が低下(だから体重も低下)し、風邪の身体の内側への引込み(風邪の内陥)をおこし、中経絡が目立たぬ形で起こったと思われます。

この状況は、大きな中風への前段階と捉えてよいかと思います。
積極的に治療し、8診ほどで、全体の違和感が消失し、身体が軽くなったというレベルまで到達できました。

症状があるがわと、ないがわ。どちらが大事かはよく考えなければなりませんねえ。
症例リンク0016

0016:左が辛い、右が中風(症状なし) 37歳男性