16回のAIH, IVF, ICSIを経ての自然妊娠ー出産 0023

体外受精で良好胚を何度も移植しても妊娠出来ないと、
途方にくれてしまうのではないかと思います。

この方も、30歳から34歳の現時点までの4年間にわたり、人工授精、体外受精などとステップアップなさり妊娠に挑戦され体外受精でも、胚盤胞が複数個できるなど、非常によい成績になっており、妊娠できないのが不思議と言われる状況になっています。

16回のAIH, IVF, ICSIを経ての自然妊娠ー出産

西洋医学的には、これらのステップアップの流れは時間的に無理があるものでもなく、
正しい選択だなと感じます。

しかしながら、お身体を拝見すると、なにより緊張が強いのです。
この緊張の強さは、どの治療を行おうとも、妊娠がしずらいだろうなあと思われます。
ドクターから、再度の体外受精か、腹腔鏡による治療を提案されているそうですが、どちらにせよこの身体の緊張感のままでは、よい結果に結びつくことが難しいだろうと想像されます。

こういったときには、一息ついてコーヒーブレイク。
そして、ご自身にとって何が必要なのかを、少し突き放して考える必要があると思います。

体表観察に基づいた東洋医学的な人間観察がとくに役に立つのはこういったケースです。

生活の無理があるのならばみなおしてみましょう。
足腰を使う生活を心がけ、少し肩の力を抜いて
気負わず身体を暢びやかにするようにしていきましょう。

また、体重について、自己イメージ的に「重い」と思っていらっしゃるケースが
多いです。この方も、155センチ45kgの体重ながら「重い」とおっしゃっていましたが、BMIが18.7で瘠せの部類です。BMIで20ぐらいを意識されるのがよいかなと思います。

肩の力を抜いて、Let’s start