花粉症に効く! 置き鍼、パイオネックスを貼って鼻づまりが改善

☆花粉症の手当て

さて、やっぱりすごい花粉症。今の時期は辛いですねえ。

花粉症に鍼灸は効きますか?とよく聞かれます。

私は、YESと言う場合と、NOという場合があります。

私がいるところは、神奈川県の小田原市。

非常に花粉が多いです。昨日の患者さんも花粉で空気がもやもやしているとおっしゃっていましたが、本当に多いなあと感じる日があります。
こういった状況の中、鍼灸を1回受ければ、そのシーズンがずっと花粉症がなくなるというイメージで鍼灸治療をうけるのならばNOです。つまり、対処療法的な観点から花粉症の対策として鍼灸を選ぶのはコスパ的にも不利だと思います。

また、季節性のもの、つまり花粉がなければ症状がでません。

こういった疾患の場合は、まず花粉に触れないようにすることが第一の対策。

その上で、対処療法的に考えれば、点鼻点眼薬や、期間限定で抗アレルギー剤などの服用がコスパのよい対策だと思います。

☆花粉症に鍼灸は効くか→YES

身体の手入れで鍼灸にいらしている方が、「花粉症の症状がよくなってきた」と仰るケースは多々経験しています。

やはり体調が悪いと、様々な症状がひどくなります。

花粉症もその一つ、体調が悪いと非常に辛くなるケースが多いですね。

また、気逆といって、全身の気が上逆しやすいタイプの方も花粉症がひどい傾向があります。

こういった方の強い花粉症の症状場合は、体質を改善する東洋医学的な考えに基づく鍼灸治療で花粉症が鍼灸に効くということはいえます。

☆妊娠中の花粉症対策

妊娠中の場合は薬剤が使えません。

そうすると必然的に鍼灸を選ばれますねえ。

昨日の妊婦さん、花粉症がひどい、抗アレルギー剤は飲んじゃダメってなことでのご相談。

鼻の詰まりと目の痒みが主訴です。

使ったのは置き鍼(パイオネックス)です。

1)正面を見て横になります。

2)首を片側に曲げて頂き、胸鎖乳突筋がよくわかるようにします。

3)胸鎖乳突筋上の緊張があるところに2箇所、パイオネックスをはります。

4)反対側も同じように取穴、パイオネックスを貼ります。

 

この方の場合は、3)の胸鎖乳突筋上を探して押しただけで、「あー鼻が通った」と仰っていました。ひとつは胸鎖乳突筋上、もう一つは全治(ぜんち)という首の中央部のツボです。反応があったところにツボをとります。

妊娠中ではなくてもこの花粉症の置き鍼、効果的です。是非試してみてくださいね。