最後の排卵:あのとき、もう少し強くアドバイスしておけば・・

あのとき、もう少し強くアドバイスしておけば・・

 

ある婚活YouTubeから

 

ある、婚活系YouTubeをみていましたら、『35歳からは婚活妊活同時進行』といっていて、面白いなあと思いました。

34歳の女性のご相談で、『どうも今ひとつピンとくる方に出会えないから無理に婚活を進めず、ゆっくりと出会いをまつのも、いいのでしょうか?』というご質問に対してのお答えでした。

婚活アドバイサーの方の結論は

『だから、34歳でのんびりしていてはダメ』といガンガン葉っぱをかけていました。

ううーむと唸りました。

私もときに、葉っぱをかけることがあります。

年齢でとか、時間がとかで葉っぱをかけていいのか。

その人にとっての最適なチャンスを待つべきか。

妊活でなければ、この選択もありです。

でも、時間、年齢要因がかなり大きな課題となる妊活。

そしてその妊活の前提となる婚活では、

『やるべき時に、腹をくくってやる』

ことが必要なんですよね。

 

妊活フォローの立場で思うこと

 

アドバイザーの方、そして妊活をフォローしている立場の私は、この当事者とのギャップにうーむと唸ってしまうわけです。

そして、3年後、5年後のその方にとって、人生が変わる転換点であるからこそ、力強く葉っぱをかけるのだと思います。

 

最後の排卵になるとは誰も予想がつかない

 

以前に、39歳の女性が妊活でいらしていました。

いろいろな状況、お身体の状態などから、すぐに体外受精が適応だろうと思われました。病院でも進められていると。

私は、強めに、『早く体外にステップアップしたほうがよいですよ』と

アドバイス。

4ヶ月ほど経過したときに、次の周期では是非採卵を!と強くお勧めし、

周期に入りました。

卵は1個しかみえず、ドクターはそれでも採卵をと勧めました。

私も実は密かに『今後はかなり排卵が難しいのでは・・・』という予感が強くしたので、強めに『それでも採卵した方がいいよ』とお勧めしました。

しかしながら、その方は、ネット情報をあれこれ調べ、『体外受精なんだから、もう少し沢山採卵出来ないともったいない』という結論で、その周期の採卵を見送りました・・・・。

この方が、卵が1個しかでなかったのは、誘発が悪いのでも、病院が悪いのでもなく、もともと卵巣機能がかなり低下しているので、薬には反応できない状態にあったこと、もしかしたら今後は排卵が期待できない可能性が強いことも申し上げました。

それでも、その方は、『たった1個の採卵じゃもったいないってネットの情報にあったから・・』と見送られました。

結果的にそれが最後の排卵となってしまいました。

その卵胞を見送った後、卵胞はなかなか育たず、病院を変えて再挑戦したりなさりましたが、結果につながりませんでした。

あのときに、もっと強く言っておけばと私の中で後悔の言葉が何度も出ました。ただ、あれ以上強く言うことも出来なかったのではとも思いました。

 

☆未来はわからない、今できることを精一杯やろう

 

未来はわかりません。

ご自身にできる今一番のことをしておく。

納得できることをする。

いろいろな状況を加味しないと、分からないことも多いです。

また、予想してもその予想同理にはならないことも多いのが妊活です。

ただ、長年の経験値から、ここは踏ん張りどころと思うことをお伝えすることはできます。

いろんな道があります。

あなたにとって、最適で、最短な道を一緒に探すことが出来たら

とっても嬉しいです。

とにかく相談してね。うん。