CBTレッスン推論の誤り4:マイナス化思考

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。

 

4:マイナス化思考(推論の誤り「どうせ・・・」が口癖

肯定面の否認
全てを悪い出来事、悪い評価にすり替える。

こんな特徴の思考が、マイナス化思考です。
なかなか厳しいものの見方ですねえ。

      • ・自分の達成したことやプラスの資質が、たいしたことはないと かたくなに主張する。
        • ・他者からの賞賛も拒絶、どんなに高い賞賛を受けても信じることができない。

      ・全ての物事にマイナスの意味づけをす

こういった思考の方が、どんな風に考えているかというと、

 →あのぐらいのことは誰だって出来る

 →褒めてくれたって、どうせただの社交辞令だ。

 →どうせ、私なんかすぐに振られると思って、自分を不幸にする

「どうせ・・」っていう言葉で自分の出来たことをおとしめてしまっていますね。

では、この推論の誤りを正すためにはどうしたらいいのでしょうか?

 ☆成功体験やよい出来事を自分の力として認識する

 『私は○○が得意なのかもしれない』

 「こんなに努力できて偉い!」

 このマイナス化思考そのものは悪くない側面もあります。長い人間の歴史の中で、危機管理をし、生き延びるための戦略ともなってきた考え方です。
いま上手く行ったとしても、有頂天にならず、危険な側面に目をむけ、準備しておく。
これがあるから、私達が生き延びることができたともいえますね。

しかしながら、過度なマイナス化思考は、ご自身を苦しめてしまいます。事実をありのままにみる訓練をしてみるのもいいのかもしれませんね。

イラスト