どこのツボにお灸したら良いですか?はよくある質問(^0^;)。
私はいままで、『身体を触ってみなければわからない』という大原則でいましたが、ブログで紹介するのに、触って診なけりゃ分からないというのもないので、少しづつ勉強を兼ねながらツボの紹介や雑談をしていこうと思います。
さて、紹介をってことで今日は照海。
私の大好きなツボのひとつです。これは足の少陰腎経の中にあります。女性のトラブルである生理痛や不妊不育症にも効くツボです。
照海(KI6:しょうかい)。
をご紹介
この照海は、足の少陰腎経という経絡の6番目のツボ。この経絡は生殖、泌尿器系の症状および慢性腰痛や咽喉部痛、歯痛、不眠、めまい、みみなり、視力の減退などに聞くとされています。
ここで、交わる経穴として、女性のツボとして有名な三陰交、長強、前回お伝えした中極、関元、膻中などがあります(順番に紹介しますね(^^))
さて、ツボを研究してみます。
照という字は光で照らすことです、ありがたい光明で照らされるということですね。海は深い陥凹の部分をさします。またこのツボは眼疾患をなおし、視力を向上させるので照海と名付けられたともいいます。
図で紹介していますが、照海は内くるぶしの下側にあります。さすっていてくぼんでいて、奥から冷えが上がってくるようなところにツボをとります。しっかりと暖めるために、温灸やせんねん灸などのミニ灸を使うのもよいでしょう。ただし、表面を暖めても仕方がなくて、じっくりしっかりと奥まで暖めて下さいね。またツボの左右差が出やすいところです。触って左右差がなくなるまで温め養うことが肝腎です。