風寒と風熱の風邪
風邪についてはなんどか書いている気もするのですが、よく頂く質問なので書いちゃいます!
風邪といえば葛根湯なんですが、『効いた!』という声もあれば、
『自分の風邪にはちょっと・・・』という声もあります。
これご自身の風邪のタイプをしっておくとよいです。
葛根湯は風寒、つまり冷えの風邪の薬です。
もう一つのタイプは、熱邪の風邪、風熱の風邪です。
風邪はこの入り口で大きく二つのタイプにわかれるのです。
同じ人でも、今回は風寒、今回は風熱とわかれることはありますが、
いつもの風邪にこれなら効くと知っておくと、
初期対応が出来て、こじらせることが格段に減りますね。
風熱タイプの代表役は銀翹散、これは天津感冒片という名前でも売られているようです。
喉が渇いたり、熱っぽいという熱が中心の風邪のタイプです。
風邪だ!と思ったら、冷えのタイプなら葛根湯、熱のタイプならば銀翹散と認識しておくのもいいのかもしれません。またご自身がどちらのタイプに傾きやすいのかも認識しておくと初期対応が素早いと思います。
風邪の初期対応は、ん??と思ったときにさっと解表剤を飲むことです。つまりおかしいと思ったときにサクッと葛根湯なり銀翹散なりを飲むこと。私自身、ポーチにいつも葛根湯はいれてあります。ん?と思ったらサクッと。そしてこの段階でかなりの問題が解決します。ん?と思うタイミングを逸すると風邪が深く入ってしまいやっかいなので、いつでも出せるように用意をしておくことにしています。
風熱タイプ(銀翹散が効くタイプ)には胃を休ませることと、乾燥が要注意。
喉を潤す大根アメや大根湯なんかもよさげなタイプですね。
風寒タイプならば胃腸を温めて体表を発汗させ寒邪を取り去ります。つまり葛根湯ですし、お風呂に入って一汗かいて治るなんていうのもこのタイプですね。
風邪は結局はその人の自力が治してくれるものです。睡眠と食養生が求められるのもそのためです。ゆっくり寝て、胃腸に優しいものを食べてすごしたいですねえ。
☆大根アメ:喉の痛み、咳に。
大根を1㎝の角切り+蜂蜜 そのエキスをなめる。
☆大根湯:
大根おろしスプーン3杯、生姜おろし、醤油にほうじ茶かお湯。
これは葛根湯
そして銀翹散