ストレスで体調を崩してからずっと不調です。

『日頃からあんまり調子が良くない感じ』という状態を訴える方、案外多いです。

また、ストレスで体調を崩してからずーっとその状態が続いてしまい、
回復できていない感じですというお話しも良く候います。

東洋医学の世界では生命の土台の力を(腎気)といいます。

この腎気は、身体のバックアップであり、ストレスなどのときに身体を守ってくれる存在でもありますが、不足気味であったり、ストレスによって消耗してしまうと、このバックアップがたりないために、新たに内湿やオ血という東洋医学でいうところの内生の邪を発生させてしまうことがあります。

この内生の邪はいったん存在をゆるすとなかなか手強く、継続的な症状へとつながってしまいます。また、そういった生命力が不足気味のお身体には、風邪の内陥(冷えの入り込み)も生じやすく、この冷えの入り込みは身体への大きな負担となり全体の症状を悪化させます。

まず風邪の内陥を取り去り、生命の土台の力(腎気)の底上げをすることがとても大切。症状に振り回されず、土台作りをして底上げしていくことがポイントなのです。お身体が少し軽快になれば次の目標も考えやすくなりますね。

この症例の方も、20代の頃に強いストレスで体調を崩してから、色々な症状や痛みなどに悩まされてきました。すっきりと体調がよいと思える日があまりないというのは、30代の若い世代ではちょっと辛いですね。素直に治療を加えられ、またご自身でも体調をよくする努力をしてくださいました。気持ちよい身体になるって自然とベビちゃんのやってきてくれて、本当によかったなと思います。

「ストレスから体調がずっとよくありません。下腹部痛 頸部痛 頭痛」