更年期、女性の身体が生まれ変わるときに出来る5つのこと

☆閉経という時期は女性であれば誰にでもあります。

閉経の年齢ー予想はつかないものです。

平均的な閉経の年齢は50才前後と言われています。
オムロン →オムロン

この時期は人によって様々です。
40才を過ぎていれば『病的な閉経』とはいえません。

また、いつぐらいに閉経するのかな?という予想はなかなかつきません。
AMHという卵巣予備能は目安にはなりますが、いつ閉経するのかという
予想は案外つかないのです。

☆生理があるメリット:女性の身体を守ります。

生理があれば、エストロゲンの分泌があります。

エストロゲンは、血流をよくしたり、真皮のコラーゲンを増やします。骨にカルシウムもたくわえさせてくれます。つまり女性の身体にとっては骨密度をあげ、血管を守ってくれる大事な要素ではあります。
これが、エストロゲンが女性を守ってくれるという理由です。

しかしながら、貧血や婦人科疾患には悩まされ続けることになります。

そしていつか、このエストロゲンとさようならして、閉経という時期を迎え、新たな扉を開きます。

☆早発閉経は対応が必要です。

40才よりも早く閉経することを『早発閉経』といいます。
早発閉経は治療対象ではありますが、根本的になんらかの方法で
卵巣の機能を取り戻すということよりも、”必要な卵巣機能を確保する”と
言った感じが大切です。エストロゲンが守ってくれる時期があまりにも早く終わるのは
デメリットが大きすぎます。早く生理が止まっている方は、女性ホルモンの補充などの
対策も必要かと思いますので、婦人科にて相談されることをお勧めします。

☆更年期は『変化の時期』生まれ変わろう

女性の一生にとって、閉経は一つ変わり目です。

肝心脾肺腎の五臓のうち、大きく係わるのが腎。腎は私達の一生を支えてくれるパートナーです。

女性にとって閉経は、一生続く人生の中でこの腎が一回り小さくなるあたりまえの時期におこる変化です。

肝木の人間観

変化ですので、とても不安定になります。女性にとって身体のシステムが切り替わるときで、腎気に負担となるため、腎を土台として根を張る肝(特に肝の根である肝陰)が不安定になり、諸症状を出します。ここを乗り越えるとぐぐぐいーっと精力的になる方が多いのも頷けるところです。一皮むけたおばちゃんはずんとした安定感がありますね。

生命形態の変化(閉経時)するときに土台である腎気が負担がかかる、そして腎気が消耗するために一時的に腎気が不安定(つまり腎虚がきつくなる)になります。

とくに腎を支えにする肝陰を中心とする肝気も不安定になることが、全身のトラブルにつながりやすくなります。

五臓六腑

上下のバランスが悪い木です。根っこが不安定で、枝葉がわさわさ。ちょっと辛いですね。

肝腎同源。肝の根は腎とともにあり、私達を支えています。肝の枝葉は天空に向かって枝葉を広げ私達の生きる意思ともつながります。この枝葉が楽しい心をもたらしてくれますし、より不安定なトラブルをもたらしたりもするのです。

閉経時というのは、大きな変化の時です。私達を支える腎気が不安定になり、同源となる肝気も不安定になります。そして肝の枝葉の大暴走が更年期の大きなトラブルです。

頭がふわふわしたり、ホットフラッシュになったり、頭痛がでたり、汗がでたりというのも、気の動きが不安定で、収まるべき所に収まりにくいというトラブルです。身体の源である肝腎が不安定なのです。

変化の時を上手に乗り切り、次の楽しい季節を楽しみましょう。
生理がなくなるっていうのは、ちょっと寂しいですね。
ただ、開放されてみるとなんという自由さ!軽快さ!だと実感も出来ます。

人生の新しい季節を、自分の身体を大事にしながら楽しんで過ごしたいですね。

更年期にしたい身体の手入れ
1)食事! ビタミンACEの接種を
2)運動 毎日1万歩のお散歩を
3)睡眠 充分に寝て、朝の光を浴びましょう
4)毎日のお灸、
自分で手軽に 合谷(LI4) 曲池(LI11) 足三里 太溪(KI3)
背中にやってもらおう 脾兪 腎兪(BL23) 大腸兪(BL25) 次髎(BL32)
5)マインドフルネス瞑想 心の解放を!

 

楽しく過ごしていきたいですね(^^)