月別アーカイブ: 2019年2月

無気力、やる気がでないときに

無気力、やる気がでないということがありますね。

精神的にも様々な病名がつくケースもあるかと思います。

人間は、自動車を運転しながら生きている生き物だなと思うことがあります。

自動車は身体そのもの、そして運転している人が頭脳精神活動を主っています。

車そのものには、いろんな性能があって、大きくて頑丈で燃費の悪い車もありますし、小さくてもコンパクトで走りやすい軽自動車のような車がありますね。

自分の身体が軽自動車のようなパワーと頑丈さであるのに、頑張りすぎて毎日ぶんぶんとアクセルをふかしていると、あるときに、どうにもこうにも車が動かなくなってしまいます。

どうにもやる気がでない、無気力だと思ったときには、自分の精神や頭脳活動がどのように自分の車そのものを運転してきたのかを振りかえってみるのもよいのかもしれません。

そして、頭脳が暴走族で軽自動車を無理させすぎていたようだったら、その車を手入れし、車の運転手としての自分の人生を歩むときの運転方法も考える必要があるのかなって思います。

自分という車にあった運転をすれば、軽自動車で会っても東名高速道路にのってあちこちに行くことは可能ですし、箱根峠を登って芦ノ湖の遊覧船を見に行くことも出来ます。

いとおしい自分の身体をいたわって、上手な運転手になりたいものです。

この症例は、無気力で気分が落ち込むということを、東洋医学の世界でいう、肝(生きる意思)、脾(胃袋の力)、腎(生命の土台の力)という三つの観点から、鍼灸の手入れと、ご自身の養生によって立て直し、その後の人生をご自身なりに歩んで行かれた症例です。

 

お体の手入れのポイントとしては、まず胃腸の状態をよくすること。

つまり、胃袋をしっかりさせて、生き物としてのありようをたてなおすことです。

このhttps://bigmama-odawara.jp/case0020/では、内関、足三里、脾兪、三焦兪などというツボをつかっていきました。これはご自身での養生で毎日お灸などをしていただいてもよいかと思います。

そして、あまりにもグズグズと気持ちが鬱滞したときには、少し”梳かす(すかす)”つまり疏通させることもアリです。ただし、気力という体力があまりにもないときには、梳かすものすらないわけですので、そういったときはあせらずに、淡々と規則的な日常をこなすようにされる方が良いかと思います。

そしてもう一つが、生命の土台作り。つまり腎を養い育てることです。この腎は生殖の力にもなります。

腎の力は余力、つまり貯金です。日常生活で困ったときには貯金を引き出して補住することも必要ですが、毎日それをしていては借金まみれになってしまいます(^^ゞ。基本的に、貯金を積み増しするような生活をして、十分余力のある日常をおくれるようにしたいものですねえ。

 

せっかくの人生、自分の車にのって、色々な風景をみたいものですねえ。

 

ストレスや緊張、不安で引き起こされた不妊(34歳出産)

打撲がいたーい、漢方

打撲の漢方、鍼灸

大腿二頭筋というのは太ももの裏側の筋肉です。

昔、息子が柔道で打撲。さてさてどうすることかということで、キネシオテープをはり、パイオネックス。弾性包帯という組み合わせで急場をしのぎました。

まあ、この部位の外傷ですので、靱帯の損傷とか、関節の問題などがあまりない。ざっくりな感じでもOKかなという感じです。

以前に漢方医のドクターが、武道家には「治打撲一方+桂枝茯苓丸+芍薬甘草湯」セットを用意しておくとよいですよと仰っていたのを思い出しました。

治打撲一方:打撲の痛みを取る漢方

経皮、丁子、大横、ボクソク、川芎、川骨、甘草の7種類。

経皮とは発散制の生薬で、熱や痛みを発散。大王と、ボクソクは収斂作用によって熱や腫れをさまします。川芎は血液循環をよくし、川骨は止血作用、全体の緩和で甘草が使われていますねえ。

桂枝茯苓丸:瘀血をとる有名な漢方

経皮、シャクヤク、茯苓、桃仁、牡丹皮

桂枝茯苓丸は、瘀血という血液循環の悪さや瘀滞、うっ血を取る漢方として有名です。女性の整理の問題や血の道などでよくつかわれます。

構成生薬は5つ、経皮には発散と胃腸を健やかにする作用が期待されのぼせや頭痛によいともされます。またシャクヤクは痛みをとる代表選手!、茯苓で気分を落ち着け余計な水分を裁き、桃仁や牡丹皮で血液循環の改善を図ります。しっかりと鬱滞した瘀血を動かし取り去ろうという感じですね。

芍薬甘草湯:痛みを和らげる有名選手!

シャッカン湯といわれ(シャクヤク甘草の略ね)、痛みを和らげる漢方として、足の引きつりなどを止める役目が特に有名です。シャクヤクと、甘草だけのシンプルな処方ですねえ。骨格筋の痛みを和らげ、とくに差し込むような痛み(足がつったときか(^^ゞ)に有効と。

3つの漢方処方が出されていますが、生薬として重なるものが多いですね。やはり目標が似ているところにあるのかなっていうところなのでしょうねえ。

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19−2 脾気のお困り事3つ

さて、脾気のお困りごとは3つにわかれます。

1,陽気虚損
2、寒湿困脾
3,脾陰虚損

1、陽気虚損

メインは陽気の虚損。それほどまでに脾というお釜にとっては陽気が大事なわけです。
この陽気は脾の陽気そのものと、腎の陽気からのバックアップという側面があります。

脾気が虚弱である!(脾気虚弱)

原因:飲食不摂、慢性病、過労、陽気不足

運化失調ー食欲不振、消化不良、腹部膨満感、腹部膨満感、軟便下痢、顔面萎黄、少気舌淡
升降失調ー悪心、嘔吐、ゲップ
脾不統血ー慢性出血 (脾気虚+慢性的な出血)
血便、肌忸 崩漏(生理不順量が多かったり、期間が長かったり。
参考取穴:脾兪、章門、膈兪、気海、血海、足三里、三陰交、太白

中気下陥=脾気虚+内臓下垂、脱肛、めまい

参考取穴:脾兪、胃兪、章門、膻中、気海、足三里、百会


↓(脾気虚損が長く続くと)

脾陽虚弱

原因:脾気虚弱が長く続く、腎陽不足による命門火衰
症状:脾気虚弱+内寒 (脘服冷痛(四肢の冷え、下利清穀)
参考取穴:脾兪、胃兪、章門、関元、足三里、陰陵泉、大都

2,寒湿困脾

原因:寒湿邪気(外邪) 痰湿オケツ(内)→脾の運化低下
症状:運化不利ー食欲不振、消化不良、下痢、脘服脹痛(脘服部のつかえ)大便溏薄、頭重、尾もだるい
舌太白痔、舌質痰胖嫩
:水湿停留ー身体が重くだるい、献体、浮腫、少尿、肢冷
参考取穴:脾兪、胃兪、気海兪、中脘、水分、陰陵泉、三陰交

対策:肩痺益気 昇陽益気、肩痺補中
→補気(にんじん、生甘草、黄耆)
補脾薬(白朮山薬)
補堤薬(柴胡、升麻、黄耆)
温養助運

3,脾陰虚損 これは脾の器そのものの虚損です。東洋医学よりも西洋医学でのフォローがのぞまれるところかもしれませんねえ。

医師に聞きたい5つの質問

さて、ヘルスリテラリシーを高めるためにで、復習の続き。

医師に聞きたい5つの質問。

自分で読み返していて、なかなか納得というところです。

ご参考まで。

群星沖縄臨床研修センター長 徳田安春先生のお話しからです。

『ある検査や治療を進められたときに、医師に聞くべき5つの質問があります』と

伺っていて、これはなかなか難しい質問だなと思いました。

1つめ:『この検査や治療は本当に必要ですか?』

2つめ:『この検査や治療のリスクは?』

3つめ:

『この検査や治療には合併症や偶発症はありますか?』

4つめ:

『この検査や治療にもっと簡便なものはありますか?』

5つめ:

『この検査や治療を受けなかったらどうなりますか?』

先生は、5つの質問を聞いた上でご自身の考えを医師に話して医師の意見も聞くのがよいと

仰っています。具体的には、

『先生ご自身だったらこの治療を受けますか?』

『先生のご家族だったらこの検査を受けさせますか?』

この言い方はいいですね。

先生に医師としての責任を求めるのではなく、

リスクも引き受ける覚悟で、家族として自分のこととしたら

どんな選択をなさいますかという参考意見を求めているということですね。

それにしても、面白い先生でした。

放送ですから淡々と語っていますが

もっとお話しを聞いてみたいと思いました。

ご著書などもあられるのかなあ。

と、ぐぐってみると、あるある。いっぱいありあすねえ。

とりあえず一冊買ってみました(^.^)

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なぜ、私の治療院に来てくださるのか? ビッグママ治療室に行く理由

なんのために、私の鍼灸院にいらしてくださるのか? 鍼灸師の先生から、このような質問をいただきました。

 なぜ米山先生のところには、患者さんが継続的にいらっしゃるのですか?

いやいやいや(^^ゞ   だーーいぶ以前に、副鼻腔炎の治療ならびに経過を書いたところ、「最初の主訴(副鼻腔炎)が治ったのになんで患者さんは、ビッグママ治療室に通い続けるのですか?」という質問なのでした。主訴が治ったら治療も終わりじゃないかというのがその方の意見でした。 私の方こそ逆に疑問(^^ゞ「副鼻腔炎」だけが問題だったら、普通は耳鼻科に行くと思うんですよね。私もそれがよいと思うのです。病院に行けば症状である主訴を解決するのは一番よいと思うのです。 そうではなくて、私のところにわざわざ来てくださるということは、副鼻腔炎もあるけれど、どうも身体全体の問題があり、その中で副鼻腔炎の症状がでているだけだと患者さんも感じているからではないかなと思っています。そしてそのお手伝いが出来ると私も思っています。 私のところでは「副鼻腔炎という症状を出している目の前の患者さん」をまるごと一つの存在として拝見しています。それが東洋医学的な診方をする、当院の特徴です。 つまり、症状として副鼻腔炎がある。そしてそれを踏まえて、 1:現在 今の全身状態はどうなっているのか? 2:過去 今に至る過去からの状態はどうなのか? 3:現状分析 東洋医学的なお体の見立て、主訴の位置づけ 4:どうしたらいいのか? 東洋医学、西洋医学、養生も含んで、目の前のあなたに必要なことはなに? 5:未来 どのような改善がきたいでき、これからの人生をできる限り快適に歩むことの出来る身体であるために、あらまほしき未来についてのお話。 こんな感じで考えていきます。 この流れは、西洋医学で言えば人間ドックを受けて、診断をしてもらい、今後の参考にするという感じでしょうかねえ。それの東洋医学版。治療院として提供できるサービスは鍼灸ですが、患者さんがご自身の選択としては西洋医学も含んで幅広いものが可能です。そういったことを一緒に考えていける場でありたいと願っています。 当院では、主訴も含んだものとして、今のお体の情報をお伺いする問診や、体表観察などの切診をあわせた四診からその方を診立て、治療方針をたて患者さんと一緒に今後の人生を気持ちよく過ごしていくためには、どういったことをしたり、現時点での何を変えて行くことが必要なのかを一緒に考えて前に進んでいきます。 私自身が望むこととして、「身体を診てもらい」、その上で「いまどうなっているのか」を教えてもらい、「どのように気をつけるとよりあらま欲しき状態になるのか」を知りたい、そのために治療院に行きたいという希望があります。つまり「診てもらいたい」が主。そして自分の身体を理解したい。診ることがなくて、何かするだけだったら、肩こりでわざわざ治療院にいかず、湿布でも貼っておけばいいんじゃないかなあって思うのです。状況をみたうえで、鍼灸ではこの手入れを優先するのが一番、肩こりには湿布あたりがいいんじゃないでしょうか?なんていう話しをすることもよくあります。優先順位をつけるっていうのは大事なことなんです  

その肩こりの中心課題は?

私は、肩こりそのものを癒やすことよりも、その肩こりはいまの全身状態の中、どのような位置づけなのか?という理解をすることが一番大事だと思うわけです。たとえば、全身の疲労がきついなか、パソコンなどでがんばってしまい生じた肩こりは、肩こりそのものの対処よりも、全身の疲労を取ることが必要で、その全身の疲労は、胃腸の虚が課題なのか?生命の土台の力が不足なのか、身体を温め養う力が不足なのか、単なる気の滞り偏りなのかを判別するべきかなと思うのです。 単なる気の滞りならば、肩こりそのものを中心に考えていけばOKです。胃腸の虚でパワー不足ならば、胃腸を温め養う治療と、日々のご自宅でお灸をしていただき、胃腸の力を養うようにしていきます。生命の土台の力不足ならば腎気をしっかりさせる治療、身体の冷えが必要ならば温養の治療などなどといった感じです。それは一回の治療で解決出来ない場合も多いのですが、肩こりをおこしてくる背景が改善されれば、そもそも肩こりがおこりにくく、おこっても自然と解決しやすい状態になるわけです。 こんなカラダ作りを私は患者さんと一緒にしていきたいと思っています(^.^) それから、私は自分の行きたい治療院を作っています。 私の治療院の一番のファンは私なんだよね〜〜。こんなところがあったらいいなっていう思いで運営しています。私自身が週に1度は定期的に治療を副院長から受けていますし、ほぼ毎日背中のお灸はやってもらっています。納得できる治療院なのです。うん。