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ご相談にお答えして ④ 病院選びで迷っています。

☆ ご相談にお答えして ④

病院選びはとても難しいです。不妊という状態の他に、婦人科的な状態、男性側の問題、夫婦間のメンタル、経済状態。不育の問題などなどと、「その人に会った病院を選ぶ」ということは案外ハードルが高くなります。

ときどき、「私がこの状況だったら病院を変えちゃうな」とか、「んーここは病院は変えない方がいいと思うなあ」など、
あくあでも、”私自身が、この状況の当事者だったらどう選ぶ” という視点でのアドバイスになりますが、相談に乗って欲しいという方には、一緒に考えるようにさせていただいています。

良いご縁があって、道が前にすすみますように。

病院を変えてみましょう

妊娠しても継続しないという不育の状態にある方からご相談を受けました。
不育の問題は、一般の婦人科で検査できる範囲では「問題なし」であっても、
専門病院では、「クロ」となるケースを多く見てきました。

東洋医学的な視点に立ち、私が体表観察させていただいくなかで、
大きな違和感を感じるケースでありながら、「検査で異常がありません」と
言われる方には、「専門病院へいってみては?」とお勧めしています。

そんな「病院をかえてみては?」とアドバイスさせていただいた方からのメールです。

..患者さんから
こんにちは

先日は夫婦ともどもありがとうございました。
魚国でお昼を食べ、お夕飯はマカロニマーケットへ行きました。
パスタがおいしくて感激!パンのコーナーはもう終わっていて今度はもう少し早めに行っておいしそうなパンを物色したいと思っています。
いろいろ教えていただいて楽しい休日を過ごせました。

ところで、 本日ようやく先生がすすめてくださった○○病院へ行ってきました。
午前10時に受付をして病院を出たのは午後4時過ぎ。

簡単な問診のあと内診と血液検査。内診の結果、子宮筋腫があるらしく、来月の半ばにMRI検査をするとの事でした。とりあえず、MRIの予約をいれ、今後、いつどんな検査をするかの説明を受け、今日は一回目の血液検査をして帰ってきました。
次は生理中でもいいからと低温期の検査、そして高温期に検査、それから主人と私と二人の血液検査。その他もろもろ予定表をもらったのであさって持って行きますね。

問診と内診をしてくれた先生は年配の偉い先生だったみたいですけど、なんだかとても感じがよく、某病院のの若造みたいに(高齢、高齢)と連呼することなくてきぱきと脇に控えた助手なのかなんなのかわからないけど別の男性の先生に検査や今後の指示を与え、私にも簡単に説明してくれました。

びくびくし通しだったけど、一番気になっていた卵巣には問題がないようでほっとしました。

気になっていたことが解決できたような手応えがありました。いってよかったです。

とりあえず、第一歩を踏み出せたような感じです。
米山先生に背中を押してもらえたおかげです。
ありがとうございます。

(注:このご相談は2011年の時点のものです、この病院は現在ではシステムを変えてしまっているので、上記の通りではなくなってしまっています。病院も刻々と変化するという感じですね)

0102 体調が悪い、疲労感が強い、だるさがつよい 無事の第一子、第二子の出産

先般、お話ししていて、あるかたが

「先生のいうこと、信用しているわけではないですけど(^^ゞ、言葉同理になることがおおいから、そのとおりにするんです〜」

私の発言は占いか!ってなもんですが、確かにそうだなあって思います。

いままでの経験から、あなたはこっちを選んだ方がいいと思うねえ〜というアドバイスを結構させて頂いています。で、根拠があるかないかっていえば、もう野生の勘!の領域も多いですね。とくに病院選びや、状況に対する選択の選び方は、「今時の発言提供者側のリスク」を考えた発言と違い、「私があなたの立場だったらこう選ぶね」というアドバイスです。

で、そのアドバイスに順って、いろいろな場面を切り抜けたkさんは、上記の様におっしゃりながら、今回の周りにも大反対されながら、そしてご自身も「うーんこの選択は面倒」と思いながら、私のアドバイスする選択をなさり、結果として「先生の言うとおりにして良かったー」となり、その上での上記のご発言(^^ゞです。まあ、無事に良い経過ならばなんでもいいんですよ。

 

いま、医療関係者、とくにドクターのアドバイスは、慎重にならざる終えない様な気がします。それは社会情勢からはあたりまえでしょう。そんななか、私はなんもしがらみもありませんし、逆に勘と経験という今時にはありえない根拠に基づくアドバイス。ただ、こんなアドバイスが結局、一番その方がご自身の道をこえていくには助けになることが多いって事でもあるのでしょうねえ。

 

さて、そんなところを踏まえて、この症例の方も同じようなアドバイスをして、病院選びをなさり、「子宮を残せました!」につながり、第二子への出産となりました。本当によかった。病院選びをする時点では、そんなにリスクはないんじゃない?普通のところでいいんではという感じでしたが、なんかイヤな予感がして「大きな病院!」とアドバイスさせていただいたことが功を奏しました。

 

症例:31歳の女性、体調が全般に悪く、だるさが強いということで、まず身体の立て直しからはじまり、当院受診後1年2ヶ月ほどたってから本格的な不妊治療を挑戦。妊娠期間中も、前置胎盤や出産時のトラブルなど大変な出来事が数々ありましたが、母子ともに無事にご出産の時を迎えかわいい女の子が誕生しました。

更年期のようなだるさ、疲労感、肩こり

 

妊娠、出産には、『ご本人の生命力』を高めることがとても大事です。

その上で、適切な西洋医学の力強い主導は本当に有難い物だと思いました。

妊娠初期に、なんとなく『この出産は大変そうだ』という予感がし、大きな病院への

受診をお勧めしましたが、その結果、より大きな病院への連携も強まり、出産時の

トラブルも乗り越えられ、子宮を残すことができ、第二子への希望がつながりました。

よかったな、よかったなと私も本当にほっとしています。

その後、無事に第二子も出産。

いろいろなことがあった症例ですが、私もほっと胸をなで下ろしました。