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不妊:相談 『卵の質をあげてからの二人目出産まで』③0032

不妊:相談 『卵の質をあげるにはどうしたらいいのでしょうか?』①

ご相談:
30才の時に卵管狭窄と言うことでFTの手術を受けました。その後妊娠をしないのでステップアップし、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を繰り返していますが、妊娠できません。


卵の質と真正面から向かい合った不妊治療、無事に第一子の出産を成し遂げることができました。

 

卵子の質はよくなるのでしょうか?→①、②へ
治療の提案

治療の提案 治療頻度 治療方針

この提案をしっかりと守っていただき、無事に第一子の妊娠ー出産

治療経過

初めてよい卵ができるまでの、治療経過

1)週に2回の治療院での施術
2)毎日の自宅でのお灸
3)散歩などの運動、
4)お肌が綺麗になると言われている時間である10時から2時の睡眠
5)食事バランスガイドに従った、食事の改善

などを実行、無事に「グレードのよい卵」がとれ、第一子の出産とつながりました。

治療経過

治療経過

初めてよい卵ができるまでの、治療経過

さて、そこから続きの物語です。

出産から1年三ヶ月後、再初診。

残った凍結胚

残った凍結胚 お宝

BMIが16台にまで体重低下。
出産後、仕事やそのほかいろいろなことがあり、とても忙しかった。
腎虚を中心とした気虚が深くなっている。
一時期は体重が42キロまでになってしまった(前回妊娠時50キロ)いま45キロ。
患者さんへは体重がせめて3キロほど増えてから、不妊治療を再開するようにアドバイス。
以来週に1回の鍼灸治療を開始。

1年後、体重も戻り、体調も良くなったので、前回採卵してある凍結胚盤砲を移植
無事に妊娠。

残った凍結胚

無事に3200㌘越えのベビちゃんを出産(37才)

・二人目の出産について、
一人目の妊娠時まで体調を戻すと言うことは非常に大きなポイントです。このケースでは、出産後に体重が大きく減ってしまうほどの体力的な負担があり、ご本人は移植を希望なさっていましたが、「お宝の凍結胚盤砲なのだから時期を選びましょう」とお話しし、体重がもどるところまでまっての胚移植となりました。

長らくの不妊治療でした。
数々の採卵を重ねてやっとできた、2つの良好胚で二人のお子さんを授かり、よかったなあと思います。

治療を振り返って

20代から始まった不妊治療。体外受精を繰り返すも、『卵子の質が悪い』ために治療が進まず妊娠できないという状況でしたね。

この『卵子の質が悪い』と言う状況のなか採卵で使う薬剤を工夫をしたり、いろいろな方法を取り入れ毎月のように採卵の周期に入りがんばっていらっしゃいました。しかしながら、やはりドクターの仰るとおり、『卵子の質』そのものが悪いという改善は体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精を繰り返すことだけでは無理だったと言うことなのかなと思います。

『卵子の質が悪い』というときには、西洋医学的な発想の治療は少しお休みしてよいと思います。

そして、ご自身の生命力upということに全集中がよいです。このご自身の生命力upをどのような形で行うのがよいのかということは、なかなか自分自身で自分がわからないということがあるので、不妊カウンセリングを受けたり、体表観察というお身体を見る方法にて1度アドバイスを受けることを強くお勧めします。

同じ事を繰り返していては、前に進みません。そして時間が一番大切な不妊治療において、時間の無駄使いをしてしまうのです。

 

『初めてグレードのよいと言われる受精卵が出来ました!』

というご本人の踊るような言葉をいまでも思い出します。
地道な、地道な努力を続けてこられたからこその言葉です。

結局、数限りない体外受精の中で、たった二つできた『グレードのよい受精卵』でお二人のお子さんが授かり、お母さんになりました。

ご本人の、迷いのない努力のたまものだと思います。そして努力の方向を間違えないことが大切です。

 

卵の質をあげるには② 

卵の質をあげるには①

 

ビッグママ治療室

日本産科婦人科学会 登録データ集

0102 体調が悪い、疲労感が強い、だるさがつよい 無事の第一子、第二子の出産

先般、お話ししていて、あるかたが

「先生のいうこと、信用しているわけではないですけど(^^ゞ、言葉同理になることがおおいから、そのとおりにするんです〜」

私の発言は占いか!ってなもんですが、確かにそうだなあって思います。

いままでの経験から、あなたはこっちを選んだ方がいいと思うねえ〜というアドバイスを結構させて頂いています。で、根拠があるかないかっていえば、もう野生の勘!の領域も多いですね。とくに病院選びや、状況に対する選択の選び方は、「今時の発言提供者側のリスク」を考えた発言と違い、「私があなたの立場だったらこう選ぶね」というアドバイスです。

で、そのアドバイスに順って、いろいろな場面を切り抜けたkさんは、上記の様におっしゃりながら、今回の周りにも大反対されながら、そしてご自身も「うーんこの選択は面倒」と思いながら、私のアドバイスする選択をなさり、結果として「先生の言うとおりにして良かったー」となり、その上での上記のご発言(^^ゞです。まあ、無事に良い経過ならばなんでもいいんですよ。

 

いま、医療関係者、とくにドクターのアドバイスは、慎重にならざる終えない様な気がします。それは社会情勢からはあたりまえでしょう。そんななか、私はなんもしがらみもありませんし、逆に勘と経験という今時にはありえない根拠に基づくアドバイス。ただ、こんなアドバイスが結局、一番その方がご自身の道をこえていくには助けになることが多いって事でもあるのでしょうねえ。

 

さて、そんなところを踏まえて、この症例の方も同じようなアドバイスをして、病院選びをなさり、「子宮を残せました!」につながり、第二子への出産となりました。本当によかった。病院選びをする時点では、そんなにリスクはないんじゃない?普通のところでいいんではという感じでしたが、なんかイヤな予感がして「大きな病院!」とアドバイスさせていただいたことが功を奏しました。

 

症例:31歳の女性、体調が全般に悪く、だるさが強いということで、まず身体の立て直しからはじまり、当院受診後1年2ヶ月ほどたってから本格的な不妊治療を挑戦。妊娠期間中も、前置胎盤や出産時のトラブルなど大変な出来事が数々ありましたが、母子ともに無事にご出産の時を迎えかわいい女の子が誕生しました。

更年期のようなだるさ、疲労感、肩こり

 

妊娠、出産には、『ご本人の生命力』を高めることがとても大事です。

その上で、適切な西洋医学の力強い主導は本当に有難い物だと思いました。

妊娠初期に、なんとなく『この出産は大変そうだ』という予感がし、大きな病院への

受診をお勧めしましたが、その結果、より大きな病院への連携も強まり、出産時の

トラブルも乗り越えられ、子宮を残すことができ、第二子への希望がつながりました。

よかったな、よかったなと私も本当にほっとしています。

その後、無事に第二子も出産。

いろいろなことがあった症例ですが、私もほっと胸をなで下ろしました。