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便秘に使うツボ間使、魚の骨が喉に引っかかったときも???

便秘に使うツボ間使、魚の骨が喉に引っかかったときも???

ツボってのの本があります。まあ、一応プロですので、それなりにもっています。でも、まあ本は本(^^ゞ。

そのなかで、ある私の経穴本にこんなメモが。この本は鍼灸学校時代から使っているのでたぶんこの薄い鉛筆のメモは学生時代に、先生の話を聞きながらちょこっとメモしたのだと思います。

まあ、今になって思うと、本当に突然魚の骨が喉にひっかかる事件なんてそうそう起こることはないし(^^ゞ、でっかいのが引っかかったら、内視鏡カメラで見てもらって取った方が現実的。

いったいこのメモはなにをいってんかなあと思いつつ、他の本には間使PC5:邪熱を疏す。邪熱ねえ、むむむと思いながら、ネットを検索すると、便秘に効く情報が沢山。そうなのねえとむむむ。

こういった、単独経穴のハウツーは面白いんだけど、私が素直に(^^ゞメモを書いたころは『そうか!魚の骨が喉にささったときには間使なのね¢(。。)メモメモ』とやっていたんだろうなあ、なつかしいし、その純粋な素人っぽさもいまとなるとかわいい。

で、まあ今ならばどうするのかと言われれば、本当の喉の詰まりだったら食道を内視鏡で見てくれる病院に行くようにとアドバイス。西洋医学的な鑑別は終わっていて刺さった感じがするというようなことだったら梅核気疑いかな。これはまた後日。

では、この間使がこんなにも便秘の治療穴としてなぜ上げられるのかをもうそっと考えてみましょう。

手という気の偏在を動かしやすいというところと、心包経の流注をみると見事に任脉おなかに行くんですね(と、確認(^^ゞ)。ですので、お腹の問題を動かしやすいところであるということが背景。

それでもって、実際に便通異常で使おうと思ったら、子午使いの私はまず胃心包の表裏を使って間使ー足三里。これは子午使い標準装備である内関ー足三里から心包の経穴をみて、胃経の経穴をみてってところで選びますね。足三里の状況をみて裏の脾経をみるのもよいかと。便秘に肝気の問題(肝鬱とかね)なども問題もはらんでいればそちらもみるかも。そしてお腹の力不足があれば腹部上の経穴(気海など)も入れていくと。つまりなんにせよ、便通が止まっている→動かそう→全体の動き調整→お腹の力不足(よーするに気虚気滞をそれぞれのレベルで考え切り分けるってことなんですが)

便秘っていっても、あれこれのバージョンがあるわけだけど、有名経穴はそれなりに理由があると思うので広げて考えると面白いかなあと感じまする。

便秘ってことでもう少し経穴(ツボ)を出しておきますね。間使ってのは手の内側にあります、で、その反対側のところにも有名なツボが。支溝といいます。ここも同様に足三里やお腹の大黄、天枢などのツボと組み合わせて使います。

私がお薦めなのは気海。お臍の下です。ここに力が入りますように!と願いをこめて温灸お灸します。

すっきりと出るといいねえ。