35才で初診にいらっしゃり、
私のアドバイスの
「もう少し身体の手入れをしてから挑戦した方がいいですよ」
という言葉に対して、
「それはわかります。でも時間がないんです。年齢が35才なんですから!」
と、おっしゃっていたことがとても印象的でした。
44才で第三子の妊娠中の手入れをさせていただいていたころ、
『あの頃の自分に、あせるなって言ってあげたい』
とおっしゃっていたのが印象的でした。
9年前の初診。
確かにとってもあせっていらっしゃり、お身体を拝見した私が「その胚移植もう少し待って!」とアドバイスさせていただきましたが、「待つ」ことが出来ずに子宮外妊娠。少し遠回りになりましたねえ。
しかしながら、この9年で38,41,44歳の出産で無事に3人のお母さんになることができました。これは鍼灸がよかったからとか、身体作りが出来たからという事以上にご本人の普段の努力があったからこそだと思っています。本当にご出産おめでとうございます、よかったね。
『あせっていた』ことは、結果として少し遠回りにはなったけど、ご自身の『子供が欲しい』という気持ちはこの9年間の原動力になっていたと思います。この気持ちがあったからこそ、いまの3人のお子さんに囲まれる日々があるんですねえ。
不育症でも問題になった血液凝固系の問題は、東洋医学的な弁証論治でも説明させていただいた通り、今後の人生の課題にもなります。子育てで自分のことなどほったらかしになりがちだと思いますが、ご自身のことも少し意識して楽しい子育ての時間を過ごしてくださいね。
子供は小さい、
子育て期間は長い
長生きしなくちゃね(^^)
不妊、不育、ヘパリン、心熱、ウテメリン、出産、 ’10/12 6