さて、シリーズもラストとなりました。
今回は⑩:海外妊婦健診事情 出産報告です。
妊娠糖尿病は昨今注目されていますね。血糖値については妊婦さんにとって重要な指標となります。ただ、血糖値と赤ちゃんの大きさの問題も大事ですよね。『巨大児を産まないために食事をコントロールして、赤ちゃんが小さかった』というのは、わらえない話です。
ちなみに、『赤ちゃんが小さい』問題の解決は、妊娠初期にしっかりと血流をよくして十分な大きさの胎盤を作ることがベストです。妊娠の後期になってからではなかなか難しいですね。ときに『小さく産んで大きく育てる』と言う言葉も聞きますが、この小さく産むはリスクのあるほど小さく産むという意味ではありませんね。十分な大きさ(3000㌘50㎝)は一つの目標だと思います。
さてシリーズ最後です、はじめましょう!
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ビッグママからのメール:妊娠糖尿病は日本でも厳しいですよ
こんにちは
>前回のエコー検査の時には、カフェイン入りのドリンクを2杯飲んでくるよう指示がでました
すごいですねえ!!棒灸しっかりするとよく動くのに。指導に行きたいぐらいです(^^ゞ
>こちらでは糖尿病患者が多いせいか、妊娠糖尿病にとても厳しいらしく、
>友人も何人かすごい食事制限をさせられたと言っていました。
いま、日本でも、基準が変わって結構厳しいです。でも、まあ、ほどほどにって思いますけどねえ。巨大児が産まれるなんて言われながら、厳しい食事制限で2,500㌘ぎりぎりなんてケースもありました。
>私はPCOSなので、糖尿病の傾向がありそうな気がして心配です。今から糖質を減らすようにしています。
糖質を減らすことですが、まあ、ほどほどに。たぶん、肥満ではない日本人は、いわゆる糖尿病よりも、血糖値の乱高下があるような気がします。まあ、これがあると糖尿病の予備群ですが(^^ゞ。欧米よりも肥満タイプの糖尿病が少ないのもこのあたりが理由かもしれませんねえ。単純に糖質を減らすと痩せ気味の人の場合は体重まで減ってしまい体力を落としかねないので、会席料理の様な食事順序を守ると、血糖値の乱高下が少ないと思います。糖質は食事の最後にってことです。
それでは!!
Nさんからのお返事メール:29週になりました。
年賀状ありがとうございました。
無事29週を迎えました。
実は、あと2週間で日本へ帰り、出産します。こちらの出産も体験してみたかったのですが、3人のひいおばあちゃんたちがひ孫の顔を一日も早く見たいということで、日本での出産となりました。日本の方が手厚い看護で快適ですしね。Sが日本の寒さに耐えられるかいまいち不安ですが・・・。
さて、こちらは19週にエコーをして以来、次のエコーは36週と言われ、もう10週間もわが子を見ていません。(笑)そんなもんですかね~。胎動もあるので無事だとは思いますが、大きすぎるとか、小さすぎるとかそういうことはあまり気にしないのでしょうか。
さて、クリスマスに1時間の妊娠糖尿病検査を受け、見事に落ち、年明けに3時間の検査を受けましたが、再び落ちました。予想はしていましたが・・・。でも妊娠以来、炭水化物の量や順番にも気を付けていたのですけれどね。体質でしょうか。
本当なら、指に針さして血糖値を毎日測らないといけないのですが、帰国まで2週間ということで、日本のドクターの指示に従うようにと言われました(ラッキー)。
日本のドクターは厳しい人もいると思いますが、どうかなあ~?いっそ検査結果を隠してしまいたい。体重増加も6キロで正常だし!
ところで、前回、足が恐ろしいほど浮腫んでいましたが、今回はその浮腫みが全くないのです。なぜだか全くわかりません。性別の違いなのかなあ?個体差なのでしょうか?
それとも私の体質が変わった?でもよい変化なので喜んでいます。私の足、覚えていらっしゃいますか?写真を添付しました(笑)。
以前お知らせした私の友達は先生のところへ伺いましたか?
12月に体外受精をすると言っていましたが。
また行った際にはよろしくお願いします。
では、風邪などひかないようお気を付けください。
Sはこんなに暖かいのに、風邪ばかりで困っています(汗)。
ビッグママからのお返事メール:日本で出産なのですね。
まあ、出産そのものは、アメリカなんだから医療に対して不安はないのでしょうけど、一度産んでいるのだから勝手知ったる日本の病院の方が気楽でしょう。
もうすぐ帰国で忙しそうですね、子連れだと、荷物も多いしねえ。まあ、無理せず、適当にがんばってくださいねえ。
子供にとっても、環境はかわるし、お母さんはなんだか取られちゃいそうだし、いろいろ激変ですが、そうやって子供は成長するのよね~。きっと頼もしいお兄ちゃんになるんでしょう。頑張れ!!糖尿の件は、厳しいですよね。とにかく、体重増加よりも、数値できますから。何を食べても上がる人はあがりますねえ。そしてあまりに厳格にやって、2500㌘ギリギリ出産なんて方がいらっしゃいました。巨大児のリスクじゃなかったっけなどと。まあ、それだけではないんでしょうけどねえ。コツの基本は糖質制限。それと、食べ物が入った15分後ぐらいに、手足バタバタでいいですから少し動くと結構下がります。これでコントロールできるといいんですけどねえ。
Nさんの足、おぼえてますよ~。見事でしたねえ。あれは何月ぐらいだったでしょうかねえ。湿気に反応していたのかも知れませんし(外側の湿気があると、内側の湿気も出やすい)お腹の形は男女差がありますから、その関係で、静脈の圧迫具合も違うのかも知れません。
子供が風邪を引くのはトレーニングみたいなもんだからしょうがないですね。自分がもらわないようにね~。
それでは気をつけてご帰国くださいね(^^)。
それでは!また。
がんばってねえーーー。
Nさんからのメール:しっかり食べて運動を心がけます。
いよいよ帰国も近づいてきました。いざ帰るとなると、息子がどう出るかかなり不安になってきました。気候も違うし、家の環境も違うし、お父さんもいないし、おもちゃの勝手も違うし。
何かと慣れるまで大変そうです。
自分の出産より、息子の方がかなり心配。
入院中とかパニックになりそうです(笑)。
では、またご連絡さしあげます。
N
出産報告:生まれました!
無事に女の子が生まれました\(^o^)/
名前はAです。病院着いて1時間のスピード出産でした(笑)(^○^)
Sはお兄ちゃんになり、なんとかいい子にしているみたいです。なんだか、息子の成長に涙が出てしまいました。産後で涙もろくなってるのかな。二人目でも全く慣れない育児ですが、なんとかやってます(笑)
またお会いしたいです(*^^*)
ビッグママからのお返事:無事の出産おめでとうございます
こんばんは!無事の出産、おめでとうございます。
早生まれの女の子ですね!!
きっとNさんのよい相棒になってくれるんじゃないかなって
思います。
これからの子育て楽しみですね(*^_^*)。
お兄ちゃんもきっと頼もしくなってくれると思います。
いつ頃アメリカに帰るのですか?
小さい子供たちとの生活を通じた異文化交流、楽しそうですね。
出産、育児レポート楽しみにしてます。
ぜひ、シェアしてくださいね(*^_^*)
それでは!
あとがき:
このシリーズは第一子、第二子の妊娠で終了です。
ただ、実はこの方はしっかりと第三子までお産みになりました。
たのもしい母!
人生、色々と選択しなければならないことが一杯です。
どうしても、昨今は医療介入を早めに早めにという流れのようです。
それで解決が早くなればいうことはなし!なのですが、時に混迷し悩みを深くしてしまうこともあります。そんなときに、このサイトでの情報が少しでもお役に立てれば私としては本望です。
多くのお子さんをのぞむ方に、ちびちゃんが舞い降りてきてくれますように
最後に、このシリーズの目次を出しておきますね
不妊:排卵障害でもステップアップしない 自然妊娠 出産
①:不妊:排卵障害でもステップアップしない。自然妊娠プロローグ
②:ステップアップは了解しない夫との不妊治療
③:不妊:薬をやめて不妊カウンセリング鍼灸治療での自然妊娠
④:第二子への挑戦 メールでの不妊大作戦!
⑤:海外での不妊治療事情 PCOS クロミッド
⑥:不妊:相談 海外での不妊治療、どの様に進めたらよいでしょうか?
⑦:不妊:相談 基礎体温表の手がかり 排卵検査薬の難しさ
⑧:不妊:相談 妊娠しました! 800ドルの超音波エコー
⑨:日米カナダの妊婦健診事情 出生前診断
⑩:海外妊婦健診事情 出産報告