CBTレッスン推論の誤り8:すべき思考

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

推論のあやまりとは論理的誤謬である。私達の脳は勝手に歪んだ物語(妄想)を作り出す!

 ☆情報不足を誤った推論で補って物語を作る→推論の誤り、論理的誤謬

 ☆その自動思考は推論の誤りで出来た妄想ではないか?を点検

推論のあやまり一覧

  • 1:全か無か思考
  • 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
  • 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
  • 4:マイナス化思考
  • 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
  • 6:拡大解釈または過小評価
  • 7:感情的決めつけ
  • 8:『すべき』思考
  • 9:レッテル張り 個人化 自責
  • 10:責任の押しつけ
  • 10’:自己犠牲

 

推論の誤り8:『すべき』思考 「自分にも、他人にも厳しい」

〜すべきと考えてしまう、自分にも、他人にも厳しい色眼鏡です。

・自分にも、他人にもやけに厳しいマイルールを課す。
・自分に過度なプレッシャーをかけ、追い込む。
・他人のささいな行動にもめにつき、怒りに悩まされる。

厳しいルールを自分に課し、それに縛られること。そして他人にも課してしまい、コミュニケーションなどが悪くなります。思考に柔軟性が乏しく、断定的な思考となっています。

言葉として、「すべき」「すべきではない」「しなければならない」という言葉を使うときも同 様の断定的なすべき思考と考えられます。

そして、自分自身が、マイルールを成し遂げられないと落ち込んでしまいます。

すべき思考への対策

 ☆マイルールをやぶる。

 ☆アサーティブにコミュニケーションをとってみる

 ☆厳しいルールの縛りから、自分も、他人も許していく。

イラスト

 

さて、このアサーティブなコミュニケーション、最近よく聞く言葉ですね。

アサーティブなコミュニケーション:

4つの柱(誠実・率直・対等・自己責任)を中心に、自分の意見や感情を相手が受け止めやすい言葉で伝えることを心がけ、曖昧な表現、感情的で不躾な口調をさける。

主語は「私」で、考えをストレートに伝える。そのつかえ方の工夫で、ネガティブにいうのではなく、ポジティブに伝える。

 

私の疑問だったのですが、なぜアサーティブなコミュニケーションがすべき思考の解決行動となされるのでしょうかねえ。

すべき思考は相手にも求められ、厳しいマイルールの押しつけとなります。相手を尊重し誠実で率直なコミュニケーションである、アサーティブなコミュニケーションを心がけることで、このすべき思考を緩める効果と、相手との良好な関係性を築くコツになるのかななんて思います。