・認知行動療法CBTについて
私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち
反応し、人生の道をあゆみます。
このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。
感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)
・推論の誤り
認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。
この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。
推論のあやまり一覧
- 1:全か無か思考
- 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
- 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
- 4:マイナス化思考
- 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
- 6:拡大解釈または過小評価
- 7:感情的決めつけ
- 8:『すべき』思考
- 9:レッテル張り 個人化 自責
- 10:責任の押しつけ
- 10’:自己犠牲
9:個人化 自責
悪い出来事が起きたときに、自分に責任がなくても自分のせいにしてしまう考え方を個人化といいます。
典型例としては、子どもの成績が悪いのは、親である自分の責任だという考え方。
いやいや辛いですねえ。
個人化をしてしまう背景には、他人に自分が与える影響と、他人への操作がごちゃ混ぜになっているのかと思います。つまり、子どもにしっかりと勉強させたいという子どもへの操作と、子どもの成績に対して自分が与える影響がごっちゃになっているというわけです。
まあ、確かに子どもは親に大きな影響を受けますが、
このあたりは、アドラー的に課題の分理をし、親の課題、子どもの課題、共通の課題と分けて考えると、悩みは少しすっきりするかもしれません。
何でも自分のせいにしてしまうとき
・自分に関係のないことまで自分に関連付ける。
・ネガティブな出来事を自分のせいにして落ち込む
・自分が完全な責任を負っていないことに対して、自分を責め る。
あるいは、自分の態度や行動が問題の一因であることを見 落として、ほかの人々を責める。
あの同窓会がつまらなかったのは、自分のせいだ>誰のせいでもないですよ
他人の行為の結果は、その人自身の責任です。自分が何らかの影響を与えていたとしても、自分が他人を操作したわけではありません。影響と操作の境界を切り分けられないと、行き過ぎた自責の念に駆られてしまいます。
責任感の強い人に多く、「状況をコントロールしなくては」という義務感から自分をおいつめてしまう事が多いようです。
☆人に意見を聞いてみみましょう。
☆自分の責任と考えるよりも、どう問題を解決するのか考えてみる
10:自己犠牲
この自己犠牲は、推論の誤り10選のときには、2番の過度の一般化で一つにされているレッテル貼りをわけ、2つのカテゴリーにして、自己犠牲は入れていないものも多いですね。スキーマの分類に入っていることもあります。
このあたりのカテゴリー分けは、それぞれの考え方によるようです。
自分が我慢しなければならないといった考え
☆我慢しないでやりたいことをやってみる。
イラスト
さてさて、推論の誤り10選。考えていきました。
ここまで勉強してきて思うのは、こうやって10選などとしてあると、パターン化してあるために、
目安として考えやすいとは言えると思います。
しかしながら、最終的にはしっかりと、ワークし書き出し、一つの物語として眺め渡すことが一番大切だと思います。
なかなか外せない自分の色眼鏡。
まあ、外せない理由もいっぱいありますが、時に違うメガネをかけて、
違う世界を楽しめたらいいですねえ。