石の痛み。鍼灸や漢方あれこれ

石の痛み

身体の中に石が出来ることがありますねえ。
尿路の結石や、胆石なんかが有名でしょうか。
足の指なんかに出来て(それは骨棘って呼ばれますけどね)、足が痛くて
レントゲンをとったらトゲのような白いものが映ったなどという場合があります。

鍼灸や漢方では、昔からこれらに対してあれこれの治療法が提示されています。
まあ、昔はそれしか手段がないし、激痛の上に命がかかわるのですから、色々な対処療法が考えられたのもわかります。

漢方の世界では、胆石でよくでてくるのが茵蔯蒿湯と大柴胡湯のセット。つまり肝の熱がらみというイメージです。そして尿路結石では猪苓湯や猪苓湯合四物湯。こちらは湿熱ということです。つまり、なんにせよ熱を落とすということで石を落とし排出していこうという作戦。

鍼灸の場合でもやはり同様で、外に排出する力と、下に引っ張る力を使っていくような感じがしますね。それに特効穴といわれるような奇穴。また背部腧穴を使って、近い部位をゆるめ石が通りやすくする感じかな。まあ現代だったら、衝撃波で粉砕とか、石を溶かす薬なんていう選択肢や画像診断なども正確でしょうから当たり前のファーストチョイスはそちら。補助的な位置で漢方鍼灸もよいのではと思います。

とくに、背部腧穴は、結局その方の弱りの補強にもなり、身体の建て直しにもつながっていきます。石そのものの目標よりも、カラダ作りをしていこうということのほうが鍼灸のメリットかなと私の感想です。

特効穴は手の示指にあったり、目の下にあったりと面白いのでのっけておきますね。

ついでに、今日の庭。
今年のブドウは本当に本気!
このまま大きくなってくれるのかな(^^)
うれしいじょーー

それでは!