不妊:相談その② 病院では『問題ない』強い冷え、痩せ、0134

その①はこちら→不妊:相談 病院では『問題ない』強い冷え、痩せ、お腹が弱い

治療経過:
6ヶ月後 体調は安定してよい、体重が3キロ増えることができた。
8ヶ月後 採卵 空砲
9ヶ月後 採卵(5つ取れて4つ空砲)ー移植ー着床、化学流産
11ヶ月後 カウフマン、風疹の予防注射
1年後 身体全体が疲れにくくなってきた
採卵、受精せず
1年1ヶ月後 採卵ー移植ー妊娠ーhcg20
1年4ヶ月後 採卵ー胚盤胞凍結 あまりスピードが速くない
1年5ヶ月後 採卵ードミノで移植 ー妊娠
妊娠20w 貧血が出てきて朝がくらくら、夕方は疲れる
母性連絡カードを提出し、少し遅い出勤にしてもらった
妊娠35w小柄なためか、お腹が大きく上腹部の腹満が大きいのでご自宅での安静を進める
(お腹は柔らかく状態はよいと思われる)

39w 3500㌘オーバーのべびちゃん 安産にて無事に出産
胎盤が800㌘と大きかった。
7年も待ちわびた赤ちゃん、おめでとうございます!!

結果:無事に妊娠、出産されました。おめでとうございます。

赤ちゃんと巡り会うための旅をご一緒して:

不妊治療は、原因を取り除けば、もしくは原因がわかれば前に進むことができるというものではありませんね。何かをやってみてそれで上手く行けば、それが原因だったのだろうと理由がひとつづつ明解になってくるわけです。

この方は、とりたてて原因はないと言われながら、5年の月日が流れてしまっています。そして体外受精にステップアップしてから、空砲が多いということや、化学流産などの着床の問題がはっきりしてきました。

体重をあげ、体力をつける努力を同時になさり、身体がすこしづつ『信頼できるもの』になっていったからこそ、体外受精での課題も、一つずつ解決できていったと思います。

BMIは不妊治療に大きな目安となります。
体重が多すぎるのも問題ですが、低体重も妊娠しにくい要因となります。
BMIが18.5を越えると自然妊娠をなさる方も多い印象があります。
ひとつの目安としてくださいね。

この方は、痩せの上に、冷え性もひどい状態でした。この冷えに対しても、あまり冷えに拘わるよりも全身の生命力を上げるというシンプルで当たり前のアプローチが結果的に功を奏したように思います。

東洋医学的なアプローチで半年過ぎたころ。
体調は好転しましたが、なかなか妊娠そのものが成立していないので、
ステップアプをお勧めしました。そこでもいろいろなことがありましたが、
無事に妊娠。妊娠初期から鍼灸治療をしっかり行いフォローしたおかげか、
胎盤が大きく、3500㌘オーバーの元気なベビちゃんが誕生しました。

小柄ながらも頑張り屋さん。
良いお母さんになられることでしょう(^^)。
よかったですねえ。

冷え性で痩せすぎ、不育症検査で12因子欠乏症が判明(38歳出産)