カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代後半 不妊 不育

冷え性で痩せすぎ、不育症検査で12因子欠乏症が判明(38歳出産)

概要

BMIで16.6というかなりの痩せ型、原因はないということながら、5年あまりの年月がたち、不育症の検査では12因子欠乏症がみつかりました。妊娠したいということ、そして元気な赤ちゃんが産みたいというご希望です。

(この症例の弁証論治→冷え性痩せ不育→出産弁証論治
(この症例の患者さまの声はこちら→「妊娠中の鍼灸治療の満足度に関するアンケート」6-5
【case:0134】【神奈川/鎌倉】

ご相談内容

35才です。28才から妊娠を希望しています。病院も受診し、夫も自分も問題がないと言われていますが、人工授精などをしても妊娠出来ずもう5年もたってしまいました。

私はもともと痩せ気味でお腹が弱く、下痢することが多いです。手足先もきつく冷え、そのために妊娠しにくいのではないかと思っています。

どうしたら妊娠して、出産出来るのでしょうか?

東洋医学的診立て

なかなか妊娠出来ないというお悩み、辛いですね。

もともとお腹が弱く、東洋医学でいうところの、胃腸の虚弱(脾虚)であるのではないかと思います。その上に、色々なストレスに弱く、身体の力がなかなか充実できない状態が続いてしまったのだと思われます。

まず、妊娠に拘わらず、全身の生命力をつけ、そののちに女子胞力(=子宮の力)をつけ、妊娠、出産にむすびつけていきましょう。

東洋医学的弁証論治
弁証:脾気を中心とする全身の気虚肝鬱 衝任脈の弱り
論治:益気補脾 温養衝任