月別アーカイブ: 2018年10月

9-肺、朝礼を主る司令塔 肺と水。全身作用 その3

さて、肺のまとめの最終。
朝礼っていうのは、みんながあつまって、司令塔の話をうんうんと聞き、グループ全体の動きを整える作業です。
体では肺がその司令塔となり、外界に対して闢いたり闔じたり。そして内側にむかっては全身の栄養の流布、そしていらないものの排出まで主導をとります。

すごいね!肺気。

3)通調水道の作用
通とは疏通、
調とは調節
水道とは水液が運行、排出するための通路

4)百脈を朝し、治節を主る

百脈を朝じる:全身の血液は経脉を通じて肺に聚まり、肺の呼吸を通じて気体の交換が行われ、また全身に輸送される。

治節を主る:肺の重要な生理機能を高度にまとめたもの
治節作用(肺の管理調節作用)
1. 呼吸を調整(主る)
2. 気の升降出入を主る (調節:全身の気機の管理)
3. 心臓を扶けて血液の運行を水道調節   血液運行の推動、調節=百脈を朝ず
4. 通調水道=肺の宣発粛降機能は水液の兪府運行、排泄を管理 呼気:宣散 吸気:粛降


 

5)肺の五行従属
1. 憂は肺の志 憂は肺を損傷しやすい
2. 涕は肺の衛気 鼻竅を潤す
3. 肺は皮毛を主り、その華は毛にある。衛気を宣発し、清を皮毛に輸送する
4. 鼻に開竅する 肺気の調和=呼吸、嗅覚 発声が正常

9.肺、下向きの動きが良(宣発と粛降)−その2

1)肺は気を主り呼吸を主る

全身の気を主る宗気(肺よりの精気、水穀の清微から)の生成
呼吸を主るー全身の気の升降出入に対して大事

自然界の精気の吸入→気の生成の促進→気の昭公出入の調整→新陳代謝

2)宣発と粛降を主る

 肺気は下降をもって良とする

宣発作用
1. 肺の気化作用を通じ濁気を排出
2. 脾により転輸される津液と水穀の清微を全身に布教させ皮毛に到達させる
3. 衛気を宣発し、腠理の開閉を調節させる(津液を汗に変化させ体外へ)

粛降作用
1. 精気の吸入
2. 肺=華蓋の臟。精気、津液、水穀の清微を下に輸送
3. 異物を取り除き、清を保つ

肺は、全身の気の巡りをよくし、体表で発汗などをして調整することと、がっつりとした下向きのベクトルの気(粛降)で呼吸を下ろし、便通をつけるベクトルをもちます。

つまりヤカンの蓋。
蒸気があがってきたときに、蓋の小さな竅からすーっと蒸気が逃げて、ヤカンが爆発することを押さえます。
そして、蓋にあたった蒸気は下向きのベクトルをもちヤカンの中を循環してお湯がカラカラにならずにちゃんと沸くわけです。蓋がなかったら、お湯が沸くのが先か、空っぽになって焦げるのが先かになっちゃいますよね。

9.肺は気を主り呼吸を主る−その1

9.肺は気を主り呼吸を主る−その1

その1
肺は東洋医学の世界では比重の大きな臓腑です。
これは、呼吸という全身の要であるということ。そして呼吸に連動して全身の循環に対して大きな意味を持つと言うことなのかと思います。

肺と呼吸の関係でのポイント。
・呼吸を主る全身に対してヤカンの蓋のような華蓋としての役割。
・気のベクトルで、外界に対して閉じ開く作用と、下向きに下ろしていく作用がセット。
・水液の輸送や貯蔵、排泄の調整、
・百脈が調じるという全身への作用

肺が呼吸だけではなく、全身に対し気の升降出入ベクトルをもっているということがポイントであり、その力強さ、大きさも大事。合谷(手の陽明大腸、肺の裏)は肺気をバックグラウンドとしているから強いと思います。

もう少し整理しながら考えていきましょう
1)肺は気を主り呼吸を主る
2)宣発と粛降を主る
3)通調水道
4)百脈を朝し治節を主る

コキアの紅葉

コキアの紅葉

秋がやってきて、毎日眺めている富士山も頭が白くなってきました。
いかにも富士山!

私の庭にも紅葉がやってきました。
コキアです。

春先に緑色のコキアを植えました。
そして見事に紅葉!!いいですねえ。
来年はいーーーーーっぱい植えたいなあなんて
思います。

庭は最近、夫が頑張っています。
切りすぎがいやなんだけど、まあいいか(^0^;)。

楽しみながら季節を感じられればいいなーって思います。

7.五臟六腑と統一体観

7.五臟六腑と統一体観

基本的な概念です。少し整理しておきましょう。

五臓は精、気、血、津液(=精気)の化生と貯蔵。人の意識と恣意活動を主る。
六府は水穀の受精と伝化(食物の受納、消化、吸収、伝導と排泄)
奇恒の腑は水穀を貯蔵し、人体の発育を促す

統一体感とは、一つの統一体を臓腑という概念で見ているということ。

伝化:受けた水穀を消化吸収し、運んで排泄すること。