テレホン人生相談
YouTubeを、家事の合間に聞き流しています。
私は「人間って面白いなあ」と眺めるのが好きなんですよね。
本当に、人間って面白い。
仕事も同じです。
東洋医学には、人を観察するためのさまざまなツールがあります。
趣味として人間観察を楽しみながら、
それがそのまま仕事として成り立つ。
そう思うと、なんだかワクワクします。
婚活YouTubeにハマっていた頃
少し前までは、「婚活YouTube」にどハマりしていました。
複数の婚活系YouTuberの話を、かなり熱心に聞き込んでいて、
台所仕事のときには窓辺にスマホを置いて流しっぱなし。
当然、娘にも丸聞こえです。
「身近に婚活が必要な人いないのに、なんでそんなに聞くの?」
と、詰め寄られたりもしました(笑)。
でも、この婚活という世界が、これまた面白い。
人間が作り上げた「結婚」というシステムの不思議さ。
そこに向き合うときの、男性と女性のスタンスの違い。
そして、価値観のすれ違いの残酷さ。
……いやあ、面白い。
気づけば、「いまどきの婚活事情」やハウツーにもすっかり詳しくなって、
婚活サポーターでもできそうなレベルに。
そのまま、ひとまず卒業しました(笑)。
今ハマっている「テレホン人生相談」
そして最近ハマっているのが、「テレホン人生相談」です。
中でも、特に「面白い」と感じるのが「遺産相続」の話。
社会には法律という枠組みがあり、
その中に家族関係があって、
それぞれの立場があります。
その枠の中で、さまざまな思いや考えがぶつかり合う。
たとえば、こんな相談。
親が残したのは一軒家のみ。
相続人は3人。遠方に住む相談者と長男、そして同居していた妹。
妹は長年、親の介護をしてきた。
だから自分が家を相続したい。
でも、支払えるのは「判子代程度」。
相談者は言います。
「兄弟仲良くしたいし、そんなに欲しいわけじゃないんです」
すると弁護士がこう返します。
「では、ご自分の取り分が少なくてもいいんですか?」
「……いえ、法定相続分は公平に欲しいです」
「あなたが自分の権利を強く主張すれば、仲良くなんていきませんよ。
いい人ぶるのはやめなさい」
相談者、無言。
この人の本音は、
妹に家を出てもらって売却し、
そのお金を3人で公平に分けたい、というものです。
でも同時に、
「兄弟とは仲良くしたい」
「私は別に欲張っているわけじゃない」
とも思っている。
つまり――
自分では気づかないまま、「いい人」でいようとしている。
「いい人ぶるのはやめなさい」
こういう瞬間に、
人間の面白さが、くっきりと露呈するんです。
