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大豆は美味しい、だから取り過ぎ注意。食事バランスガイドのススメ

大豆の料理、あれこれありますねえ。
私は納豆が大好きで、毎日食べてます!おいしいんだもん。

さてさて、
大豆蛋白、豆乳雑談
もう、何度か書いている気もするのですが、この大豆蛋白についてはしょっちゅう(^^ゞ
話題に上ります。

まあ、それぐらい日本人にとっては大好きアイテムだし、
健康によい!っていうこともくわわり過剰摂取となりやすいですね。
比較検討する論文なども、欧米人だったりすると、もともとの摂取量の違いもありそうです。
(ただし、論文にはそれをもとに、日本人を対象におこなったものなどもありますよ)
みそ、醤油など大豆製品を使うことがあたりまえになっている民族とそうではない民族だと
摂取量に対する反応も違いそうですね。このあたりの根底にあるものを考えないとと思います。
海藻類についても同じ事がいえるようですね。
栄養学については、私は門外漢なので、専門的なことは専門家へ〜ということを大前提には
したいと思います。

まあ、なんにせよ食に関してはほどほどにですね。
『好み』がくわわると暴走しがちなのは、お酒を例に取るとわかりやすいかもしれません。
私はアルコールがさほど好きではないので、100年禁酒といわれても、はいはいってOKですが、
アルコール好きにとっては、『やめることが困難』ってなほどに大好きで、ですから病気にまで
発展してしまいます。『好きー好みにあうー大好きー習慣的にとる』はなかなかあぶないですし、やめることが難しいですね。

さてさて話しは戻って。
子宮筋腫や子宮内膜症のお悩み相談をお伺いすることがあります。

基本的には病院でしっかりと診断を受けて前にすすみましょう。
妊娠の希望などで、治療方針も変わるかと思います。

そんななかで出てくる食事の話題。
食事を気に掛けていると、『野菜は万能!』となってしまう方が多いような印象があります。
確かに野菜は必要です。

ただし、食事バランスガイドを見ていただければわかるように、
タンパク質、ビタミン、ミネラル、糖質なにをとってもバランスよくとるのが
王道かなと感じます。

まず、この食事バランスガイドに従って、いまなさっている食事をカウントし、
過不足を調整し、足りないものを補う。ここまでしてから次の一歩だと思います。

食事はさまざまな情報がありますが、私はこの食事バランスガイドが鉄板と感じます。
次の一歩は、このバランスガイドの最低ラインを充たした上での話かなと思うのです。

食事バランスガイド(e-health net)

→厚労省のバランスガイド

そして、ここまでやるとほとんどの方が次の一歩はいらないんですよね。
ここまでで本当に十分です。
食事バランスガイドに従うコツは、ざっくりとカウントをすることです。
バランスガイドには主菜(タンパク質の料理)であったら、手のひら3−5という感じでカウントします。

そして、主食以外のカウントをまずいっぱいにすることが大切です。
主食以外の主菜や副菜、乳製品、果物のカウントをOKにしてみてください。
人によって、『果物は・・・』というお考えの方もあるかと思います。それはそれでOK。
ただ、果物をさけるのであれば、果物でとれるビタミンや栄養素を他の食べ物で補う努力が
必要です。『避けるときには代替案を!』というのがコツであり鉄則です。
たいていの人が、『じゃあミカンでも食べます』って事になります(^^ゞ。
食事バランスガイド

さてさて。
以前にとある講演会で、子宮筋腫についての聖路加病院の佐藤孝道先生のお話が印象的でした。食事の話で、いろいろな方が肉食を避けて大豆タンパクの摂取をすすめているが、佐藤先生のお話では、大豆のイソフラボンを多くとると、筋腫が増加するという疫学調査があるということでした。

実はネットをぐぐっても、わかりにくいですね。
大豆soy

このような調査もあり、子宮内膜増殖症を悪化させる可能性を示唆しています。
子宮内膜症アレルギー説について

子宮内膜症アレルギー説に関する論文

単に子宮内膜が子宮以外に飛び散るという説明だけでは理解し得ない部分を考えるヒントになればいいですねえ。

実はこのヒントから、子宮内膜症などで、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精が前に進まない方に、一切の大豆製品をやめてみるという挑戦を生理周期1回だけでいいからやっていただくということをすると、複数の方から症状の改善や採卵が上手く行ったと言うお話を伺いました。諸説あるので、原因の追及とまでにはなりませんが、内膜症などでお悩みの方は1度挑戦してみてもよいのかもしれません。人によっては問題のない物質が、大きな原因になっている方もいらっしゃるのかもしれませんね。

大豆蛋白は、『健康にとってもいい!』と信じるようにすがっている方を案外お見かけします。え?と思うぐらいの量の豆乳の摂取をなさっていたりして驚かされます。また、あるドクターから、ひどい内膜症の入院患者さんが、なんでもきな粉をかける食生活をなさっていて驚いたという話を候っています。

大豆タンパクの件は、私にとって謎は深まると言った感じです。

まあ、通常にとる範囲を超えて、「身体にいいから」という思いに加えて『好き』の要素が入ると、驚くぐらいの過剰摂取になっている場合もあります。注意注意ですね。

そういえば、知り合いが、味噌ピーナッツが異常(^_^メ)に好きになって

食べ続けたら、不正出血が止まらなくなったという出来事がありました。くわばらくわばら。

食べ物に関しては、案外難しいので、一概にはいえないのですが、参考になればと思います。

食事

食事の大切さ

マイクロバイオームの話し。果物はそのままの形で食べましょうという話し。

沢山の種類の食品を、そのままの形で食べましょうというお話

さて、NHKのラジオで、「ヘルスリテラシーを高めるために」という放送で紹介された

群星沖縄臨床研修センター長 徳田安春先生のお話し続き、マイクロバイオームの話しです。

これは、なかなか難しいけど、人は一人で生きていない。いろんな微生物の助けをうけ、そして助け(微生物が生活する場として)相互に生きているとのこと。

そのマイクロバイオームの話では野菜や果物はそのままの形で食べるのがよいとのこと。

マイクロバイオーム自体の理解は難しかったのですが、『野菜や果物はそのままの形で食べる』というのは理解できました。特に果物はイメージがしやすい。ジュースじゃなくてそのままね(^^)

また、これは別の出所ですが、果物は100パーセントジュースで飲むと血糖値がパンッとあがりますが、果物そのものの形で食べるとそういった血糖値の上がりが少ないです。350グラムまでの果物の摂取を糖尿病の方が摂取した実験でも血糖値の変動を悪化させる要因にならなかったとのお話です。このお話は佐々木敏先生。大好きな先生です。こんなサイトを見つけました。http://wedge.ismedia.jp/articles/-/13802?page=2

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/13855

さてさて、マイクロバイオームの話しに戻りましょう。

マイクロバイオームというのは、痩せや肥満と密接すると。

つまり、同じカロリーを摂取しても痩せる人と太る人がいる。その違いは腸内にある

細菌の違いで、体の中にある膨大な数の細菌が,マイクロバイオームというまとまりを

つくり、私たち体の細胞とやり取りをしながら生理機能をコントロールしやせたり太ったりという結果につながっているということです。

この分野、ちょっと調べてみると。体と体内の細菌の状態というのは一体感があるという

ことがいわれていて、なんだか面白いです。また別の機会に学んでみたいですねえ。

人間は心とカラダがある。そして外界があるという感じですが、その中に外界でありながら

密接に影響する細菌叢がある。この細菌は人によって違う。細菌叢まで私たちの

体かな(^^)。

って、一年たって読み直してみても、マイクロバイオームってぜんぜんわかっていない私(^^ゞ。わははは。とりあえず、なんでもたべよっと。

写真は、治療院の庭にあるキンカン。今年は大豊作。どうぞキンカン摘みにやってきてくださいませ。