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サプリじゃなくて

「なにをたべたらいいのでしょうか?」

 

食事の質問は、よくいただきます。

基本的には食事バランスガイドを中心にして、

食事生活記録を書いていただくというのが

スタート。

そしてご自身の現状を知り、出来る範囲での改善をしていきましょう。

☆どのサプリがいいでしょうか?

というご質問をいただきます。
いやいやこのところ頻発の質問

私は、妊活のかたならば、こちらのクリニックの受診をお勧めしています。

ローズクリニック

こちらは、まだサプリなんて注目される前から実践的な観点でつかっていらっしゃいました。その後も、納得できる感じです。

☆サプリじゃなくて!

さて、そういいながらの、サプリじゃなくての話し。

私はサプリで迷っていらっしゃるのならば、

まず、卵を!とお勧めします。

「えー最近値段が高いし」とおっしゃいますが、サプリと比べれば

一個50円の卵だって安いですよね(^^ゞ

そして、大きな違いは卵を料理に使えば、家族全員の健康度があがることです。

サプリは飲んだ人だけ

卵は、料理にすればシェアした全員

ここは大きな違いです。

そして卵はプロテインスコアが100近い

いろーーーんなものが微妙に入っている素晴らしい食品です。

卵の栄養 

迷っているのならば、まず卵。それもお高い卵でいっちゃいましょう。

サプリと思って買えば、高い訳ありません。

そしてあなたの健康度、ご家族の健康度をあげてくださいね。

大豆は美味しい、だから取り過ぎ注意。食事バランスガイドのススメ

大豆の料理、あれこれありますねえ。
私は納豆が大好きで、毎日食べてます!おいしいんだもん。

さてさて、
大豆蛋白、豆乳雑談
もう、何度か書いている気もするのですが、この大豆蛋白についてはしょっちゅう(^^ゞ
話題に上ります。

まあ、それぐらい日本人にとっては大好きアイテムだし、
健康によい!っていうこともくわわり過剰摂取となりやすいですね。
比較検討する論文なども、欧米人だったりすると、もともとの摂取量の違いもありそうです。
(ただし、論文にはそれをもとに、日本人を対象におこなったものなどもありますよ)
みそ、醤油など大豆製品を使うことがあたりまえになっている民族とそうではない民族だと
摂取量に対する反応も違いそうですね。このあたりの根底にあるものを考えないとと思います。
海藻類についても同じ事がいえるようですね。
栄養学については、私は門外漢なので、専門的なことは専門家へ〜ということを大前提には
したいと思います。

まあ、なんにせよ食に関してはほどほどにですね。
『好み』がくわわると暴走しがちなのは、お酒を例に取るとわかりやすいかもしれません。
私はアルコールがさほど好きではないので、100年禁酒といわれても、はいはいってOKですが、
アルコール好きにとっては、『やめることが困難』ってなほどに大好きで、ですから病気にまで
発展してしまいます。『好きー好みにあうー大好きー習慣的にとる』はなかなかあぶないですし、やめることが難しいですね。

さてさて話しは戻って。
子宮筋腫や子宮内膜症のお悩み相談をお伺いすることがあります。

基本的には病院でしっかりと診断を受けて前にすすみましょう。
妊娠の希望などで、治療方針も変わるかと思います。

そんななかで出てくる食事の話題。
食事を気に掛けていると、『野菜は万能!』となってしまう方が多いような印象があります。
確かに野菜は必要です。

ただし、食事バランスガイドを見ていただければわかるように、
タンパク質、ビタミン、ミネラル、糖質なにをとってもバランスよくとるのが
王道かなと感じます。

まず、この食事バランスガイドに従って、いまなさっている食事をカウントし、
過不足を調整し、足りないものを補う。ここまでしてから次の一歩だと思います。

食事はさまざまな情報がありますが、私はこの食事バランスガイドが鉄板と感じます。
次の一歩は、このバランスガイドの最低ラインを充たした上での話かなと思うのです。

食事バランスガイド(e-health net)

→厚労省のバランスガイド

そして、ここまでやるとほとんどの方が次の一歩はいらないんですよね。
ここまでで本当に十分です。
食事バランスガイドに従うコツは、ざっくりとカウントをすることです。
バランスガイドには主菜(タンパク質の料理)であったら、手のひら3−5という感じでカウントします。

そして、主食以外のカウントをまずいっぱいにすることが大切です。
主食以外の主菜や副菜、乳製品、果物のカウントをOKにしてみてください。
人によって、『果物は・・・』というお考えの方もあるかと思います。それはそれでOK。
ただ、果物をさけるのであれば、果物でとれるビタミンや栄養素を他の食べ物で補う努力が
必要です。『避けるときには代替案を!』というのがコツであり鉄則です。
たいていの人が、『じゃあミカンでも食べます』って事になります(^^ゞ。
食事バランスガイド

さてさて。
以前にとある講演会で、子宮筋腫についての聖路加病院の佐藤孝道先生のお話が印象的でした。食事の話で、いろいろな方が肉食を避けて大豆タンパクの摂取をすすめているが、佐藤先生のお話では、大豆のイソフラボンを多くとると、筋腫が増加するという疫学調査があるということでした。

実はネットをぐぐっても、わかりにくいですね。
大豆soy

このような調査もあり、子宮内膜増殖症を悪化させる可能性を示唆しています。
子宮内膜症アレルギー説について

子宮内膜症アレルギー説に関する論文

単に子宮内膜が子宮以外に飛び散るという説明だけでは理解し得ない部分を考えるヒントになればいいですねえ。

実はこのヒントから、子宮内膜症などで、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精が前に進まない方に、一切の大豆製品をやめてみるという挑戦を生理周期1回だけでいいからやっていただくということをすると、複数の方から症状の改善や採卵が上手く行ったと言うお話を伺いました。諸説あるので、原因の追及とまでにはなりませんが、内膜症などでお悩みの方は1度挑戦してみてもよいのかもしれません。人によっては問題のない物質が、大きな原因になっている方もいらっしゃるのかもしれませんね。

大豆蛋白は、『健康にとってもいい!』と信じるようにすがっている方を案外お見かけします。え?と思うぐらいの量の豆乳の摂取をなさっていたりして驚かされます。また、あるドクターから、ひどい内膜症の入院患者さんが、なんでもきな粉をかける食生活をなさっていて驚いたという話を候っています。

大豆タンパクの件は、私にとって謎は深まると言った感じです。

まあ、通常にとる範囲を超えて、「身体にいいから」という思いに加えて『好き』の要素が入ると、驚くぐらいの過剰摂取になっている場合もあります。注意注意ですね。

そういえば、知り合いが、味噌ピーナッツが異常(^_^メ)に好きになって

食べ続けたら、不正出血が止まらなくなったという出来事がありました。くわばらくわばら。

食べ物に関しては、案外難しいので、一概にはいえないのですが、参考になればと思います。

食事

食事の大切さ

子宮後屈 不妊、体外受精胚移植後にうつぶせ寝の時代 反り腰

体外受精、私が患者さんと二人三脚させていただくようになってもう24,5年は立ちます。

イギリスのルイーズちゃんが体外受精で生まれたというニュースがあり、

世界中で話題になりました。

その後、日本でも大学病院ではじまり、

非常に数少ない、クリニックでも始まり、黎明期といった感じのときに

二大巨頭といわれたのが、新宿加藤レディースクリニックと山王病院でした。

とくに、新宿加藤レディースクリニックは当時、不妊治療は35才ぐらいまでなどといわれているなか、少なめの刺激、自然な採卵で年齢要因での不妊をぐっと問題解決につなげた印象があります。

その二大巨頭時代(もう20数年前)ある方が、大学病院の不妊治療後、それを深追いせず転院。無事に妊娠出産されたというご経験がありました。

その方のお話を思い出し、そのなかでふと思い出したのが、この新宿の加藤レディースで、胚移植のあとに、うつ伏せで寝るとか、仰向けで寝るの指示があり、それぞれ皆さん別の姿勢での休憩をなさっていたということです。

確認してみると、やはり私の記憶は間違っていなかったようで、胚移植のところからストレッチャーで運ばれ、うつぶせ寝、仰向け寝の指示があり2,3時間の休憩時間があったようです。

これがもう20年ぐらい前にはあまり成績に差がないということで、短時間の休憩で姿勢の指示もなくなったようです。

でも、どうやってその差を出したのでしょうかねえ(^_^;)。あまりというあまりはどれぐらいの有意差なんでしょうかって疑問もわいちゃうのですが。もともとかなり成績というか成功率は低い体外受精胚移植。その中のあまりっていう言葉の差を知りたいなあと思いました。しかしながら有意差はないという結論なんでしょうねえ。

 

☆☆胚移植当日のPが充分ならば黄体補充は不要とされていた時代

実は同じ頃、この加藤レディースクリニックに通っていた私の患者さんがいらっしゃりました。

 

基礎体温表の高温期が山形で、胚移植のころはピークなのですが、すっと下がってしまうのです。ですので私は何度か転院か、黄体補充をしてもらうことをお願いしてみてはと申し上げましたが、胚移植当日のPの値が十分であり不要と説明され、妊娠にいたらず治療を終了されました。基礎体温表も一度も見ていただけなかったそうです。

そして数年後、ルーティーンのように黄体補充がされるようになりました。胚移植がおこなわれると同時にデュファストンなどが処方されるわけです。私はこれをみて、『もし、いま彼女が胚移植したら妊娠、出産出来たのではないかなあ』と思ってしまいました。たぶん、有意差があったと言うことなんだと思います。彼女にとってのあのときは戻らないのに・・・・と思ってしまいました。

 

☆子宮の後屈、前屈がよく指摘されていた時代

この当時、不妊の状態の方によくいわれていたのが、子宮の前屈、後屈の問題。

子宮後屈は不妊を引き起こすと言うことで手術まで行われていたことがあったようです。いまでは、それは意味がないということで手術などはしないようですね。
手術までしていたということは、あの手術を受けて妊娠したという症例があったんでしょうかねえ。

その後、子宮後屈は不妊と関係無いとされ、いまではその言葉さえもあまり言われることはありませんが、不妊の状態そのものが、原因の分からない不妊という機能性不妊の場合は、案外こんな小さいことがきっかけで妊娠することも多いと思います。

☆子宮後屈は本当に不妊??

私の臨床経験の中、反り腰の人は妊娠しにくいという印象は強くあります。

また、背骨、骨盤部をみていて、なんとなく子宮後屈?という印象のある方に、婦人科での指摘がなかったのかということを候うと、『子宮後屈って言われました』という方が案外多いのにつながっていきます。

あくまでも、私の印象で、反り腰や骨盤の形状違和感が子宮後屈やなんらかの器質的な課題とつながっているという根拠もありません。

そのなかで、この松林先生のご指摘は非常に納得のいくものです。

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

☆子宮後屈の方へ ワンポイントアドバイス

https://ameblo.jp/matsubooon/image-11404353184-12482619535.html

もしかして?と思った方。

是非、タイミングのあとに、うつぶせ寝にしてみてくださいね。

ラッキーにつながるかもしれませんよ。

また、反り腰は身体の負担になります。
こんなストレッチもお勧めです。

【反り腰の腰痛改善】初心者にオススメ!ストレッチと筋トレで4箇所を整える方法!

この動画の中の、この図が非常にわかりやすいです。

つまり、この黄色いところの筋肉が弱り、赤いところの筋肉が緊張するために反り腰になっていると解説されています。

つまりこんな感じです。

このユウスケさんの動画は、非常に参考になります。

反り腰の改善に取り入れてみてくださいね。

☆☆子宮後屈の可能性、反り腰を東洋医学的に考えると

反り腰を筋肉的、解剖学的に考えると、これら筋肉のバランスによって緊張している筋肉と、弱っている筋肉があり、緊張が生まれ腰痛や不妊につながっていると考えられます。

これらを考察していると、東洋医学のカテゴリーでは、腎虚という下焦の生命力不足と、肝鬱という身体の緊張状態ということにいきつきます。

この図の中の、

この腎虚肝鬱状態が、そり腰の状態にあたります。

つまり、大地を支えるしっかりとした生命力である腎気がお腹の筋肉でありお尻の筋肉です。

筋トレストレッチでは、トレーニング法をお伝えしました。
また、私としてはこの下焦、腎気を育てることが改善につながると感じています。

腎気を養い(腹部、臀部の筋肉を養い)、肝鬱を払う(緊張した筋肉をゆるめ気血の巡りをよくする)ことでの不妊の解決は多くの経験があります。緊張が取れたらぽろっと妊娠の影には、緊張によって腎気が損なわれていたという背景や、腎気が育つことで無意味な緊張がなくなってきたということがあるわけです。

土台 どっしり ふらふら

しっかりとした土台(腎)に、座っている生きる意思(肝)を持った私達。土台の力(腎)が小さいと、生きる意思(肝)である肝はふらふらしますし、フラフラしてもなんとかなるように緊張させてくるのです。

土台の力(腎気)をしっかりさせ、過度な緊張を取り、巡りがよく、底力(腎)のある健やかな身体でありたいですね。

痩せ(BMI 15.6)、虚弱体質、高齢でも妊娠したい。3300㌘安産: 0064

高齢、痩せ、虚弱体質の方への妊娠出産鍼灸治療

不妊治療をなさるかたにとって、BMIは案外よい指標となります。
ご自身で痩せている、太っているの自覚がなくても、数字で見ると、納得することが多いと思います。

不妊治療のゴールは妊娠することだけではなく、妊娠し、しっかりとお腹で赤ちゃんをそだて、元気な赤ちゃんを産むことだと私は思っています。

BMI18.5未満は低体重です。肥満ばかり注目されますが、痩せすぎもやっぱりよくないのですよね。きちんと食べて適度に運動するようにといわれますが、そう簡単には体重が増えないし、体力もじり貧になってしまいますね。

また、低体重児の出産は非常に問題視されています。
脳の発達、血流と栄養:京都女子大学のセミナーから

また、子宮血流をあげる努力で、第一子、第二子と大きな違いになった方もいらっしゃります。
0327 流産を防ぐ鍼灸でのアプローチ 胎盤形成期の鍼灸 充分な大きさの胎盤

不妊、不育の状態を切り抜け、しっかりとした充分な赤ちゃんを産むために出来る努力があります。ぜひ、お食事、温灸などとりいれてみてください。

痩せ気味の方の食事のコツ;

体力がない、虚弱、食べても体重が増えないなどという方の身体作りは『少量頻回』と『規則正しい生活』が基本だと思います。自分の中の小さい子供を育てるように、頑張っていきたいなあと思います。

痩せ、虚弱体質、高齢でも妊娠したい(38歳出産)

この症例の方も小さな、小さな努力の積み重ねが、大きな結果につながりました。よかったなあとほっとするような気持ちです。

妊娠に関して言えば、BMIが18以下のやせた方は、低体重児を産みやすいという統計的なデータがあり、昨今は、体重をある程度増やすようにと指導もされています。

この症例の方をみてもわかるように、やせた方にとって、体重を増やすというのは、簡単なことではありません。もともとの胃弱や、体力のなさ、太れないという体質があるわけですから、体重に着目しその増減を目安にするよりも、体調を整え、体力をあげることを目標に身体作りをしていただきたいと思います。

そして妊婦さんであるわけですから、生命力の土台である腎の陽気をしっかり高め、子宮を中心に温かく気血のめぐりのよい身体ですごせるように体調管理をしてあげることが大事だと当院では考えております。

本人がやせていらしても、しっかりと腎気を養い、脾気を健やかにすることで、子宮を中心とする暖かく柔らかいお腹ができあがり、赤ちゃんの健やかな養いとなっていくのです。

病院で赤ちゃんが小さめと言われても、どうしたらいいのかわからない方が多いと思います。

しっかりと暖かさがきちんと子宮に届くような気持ちで下腹を暖めることが大切です。暖かいお腹は、柔らかいおなか。胎動もよく感じられるようになりますし、お母さんも、お腹の張りがとれて、楽に感じることができると思います。

☆ご相談:とても痩せていて虚弱体質、赤ちゃんが授かるのか、育てられるのか不安です。

身長156㎝、体重は38キロです。BMIはいつも16を下回っています。
子供の頃から胃腸が弱く、冬が特に辛いです。
夏もいつも体調が悪くなり、胃腸が弱いので食事がとれず、体重が減ってしまい、なかなあ元に戻りません。

妊娠を希望しています。

でも、今の自分の状態では、妊娠したとしても、ちゃんと妊娠が継続できるのか、赤ちゃんを育てられるのかも不安です。

☆ご相談にお答えして 身体の力をつけて前にすすみましょう

妊娠したいというご希望はあるものの、ご自身の体調、体力そのものが不安なのですね。
BMIも15.6ですから、かなりの痩せ型だと思います。ご心配になるのももっともなことだと思います。

東洋医学的に考えると、全身の虚弱、そしてなぜそうなっているのかを考えると、胃腸の虚弱、そして医方のパワーを支える底力(腎気)の不足です。

痩せて虚弱な方の場合は、一気に治療することも、大きく変化することもなかなか難しいです。
体重を増やそうと思って沢山食べると、帰って下痢しちゃって痩せちゃうとおっしゃることが、治療でもおこるわけです。

食べ物も、治療も少量頻回にする必要があります。
それでも、少しずつ、少しずつの積み重ねで
きっと体力もまし、妊娠につながる身体作りが出来ると思います。
一緒にがんばっていきましょうね。
人生を前に進めましょう!

・弁証 気虚 脾腎両虚
・論治 益気補脾 益気補腎

・治療方針 脾腎両虚を救い、全身の気虚を救い、妊娠し、継続し、安産できる身体作りをめざす

☆治療経過

 

週に2度の鍼灸治療
初診後11ヶ月で妊娠、無事に3300㌘オーバーの赤ちゃんを出産

 

☆まとめ

 

BMIが18以下の方は、低体重児を産みやすいという統計的なデーターがあります。
今回の症例の方は、産科ドクターもだいぶご心配なさりながらの妊娠経過でした。
そして無事にしっかりと充実したベビちゃんの出産となりました。
本当によかったなあと思います。

 

患者さんからのメールがとても印象的でした。

それにしても、旦那にそっくりな子でびっくりしました。
助産師さんにもすぐ分かってしまい、
「旦那さんも痩せているのに、随分大きくて飲みっぷりがいい赤ちゃんですね」
と褒められました。
確かにみんなが大きな胸に小さな赤ちゃんを抱いているのに、
私だけ小さな胸に大きな赤ちゃんを抱いていて、
不思議がられていましたよ。
予定日を超過したものと思っていた人もいたようですが、
39週3日での誕生となりました。

体力がない、虚弱、食べても体重が増えないなどという方の身体作りは
『少量頻回』と『規則正しい生活』が基本です。

自分の中の小さい子供を育てるように、頑張っていきましょうね。
この症例の方も小さな、小さな努力の積み重ねが、大きな結果につながりました。

よかったなあとほっとするような気持ちです。

少量頻回と規則正しい生活は、子育てのも通じます。

早寝早起き四回食という本が非常に参考になります。
子育ての本ですが、痩せ型の人、食べても太れない、体力が作れないと言う方は
1度ご覧になってみてはと思います。

妊娠しやすい健やかな身体作り:反り腰を改善しよう!

反り腰という言葉を聞いたことがありますか?

あ、なんか腰がぐっとそっちゃって、腰痛の原因になったりするやつ?
長い時間立っていると腰が痛いのは反り腰のせいだっていわれました。
そんな経験を持つ方も多いかと思います。

☆反り腰の身体に対する負担

私は不妊治療を長らくしていますが、反り腰は不妊になやまれるかたでも多く見受けられます。

子宮や卵巣につながる神経は腰椎の23番目あたりを通るとされています。
反り腰の方は、この腰椎2番3番部分が圧迫され、神経命令が上手く伝達されにくいという傾向があり、そのため不妊の原因のひとつになっているという考えもあるようです。

また骨盤前傾、腰椎を圧迫する形から卵巣や子宮につながる血管や神経の圧迫につながったりするともいわれています。

 

反り腰をもつ背骨は、背骨全体を眺めると、緊張状態と、力不足の相反する状態の混在となっています。つまり、弱いところがあるため、緊張でそれを補うと言う形になっており、その影響が
案外広く広がってしまうということです。

反り腰の方に対して、身体の手入れをしていくと、腰痛の改善がみられ、体調がよくなり、妊娠したというい方が多くいらっしゃります。

反り腰は、腰痛の原因と注目されますが、不妊をはじめ便秘や生理痛、そして首肩の凝りなどに火大きくつながってくるのです。

☆反り腰とはどんな状態???

反り腰の状態を、自宅で筋トレとストレッチ ユウスケ

自宅で筋トレとストレッチの理学療法士であり筋トレの専門家ユウスケさんが、こちらの動画で非常に詳しく解説しています。

【反り腰の腰痛改善】初心者にオススメ!ストレッチと筋トレで4箇所を整える方法!

この動画の中の、この図が非常にわかりやすいです。

つまり、この黄色いところの筋肉が弱り、赤いところの筋肉が緊張するために反り腰になっていると解説されています。

つまりこんな感じです。

このユウスケさんの動画は、非常に参考になります。

反り腰の改善に取り入れてください。

☆☆反り腰を東洋医学的に考えると

反り腰を筋肉的、解剖学的に考えると、これら筋肉のバランスによって緊張している筋肉と、弱っている筋肉があり、緊張が生まれ腰痛や不妊につながっていると考えられます。

これらを考察していると、東洋医学のカテゴリーでは、腎虚という下焦の生命力不足と、肝鬱という身体の緊張状態ということにいきつきます。

この図の中の、

この腎虚肝鬱状態が、そり腰の状態にあたります。

つまり、大地を支えるしっかりとした生命力である腎気がお腹の筋肉でありお尻の筋肉です。

そして暢びやかに天空に手を伸ばし、気血の巡りをよくすることが重要なのに、腸腰筋や腰背部筋群が緊張しストレス状態となり、腎虚肝鬱状態になっているわけです。

腎気を養い(腹部、臀部の筋肉を養い)、肝鬱を払う(緊張した筋肉をゆるめ気血の巡りをよくする)ことが、健やかな身体を作ると言うことになります。

東洋医学で言う言葉は生命観をあらわします。筋トレやストレッチも、健康になるという方向性に対して、少し言葉が大ざっぱになりますが、同じ方向性を持って考えることができます。

土台 どっしり ふらふら

しっかりとした土台(腎)に、座っている生きる意思(肝)を持った私達。土台の力(腎)が小さいと、生きる意思(肝)である肝はふらふらしますし、フラフラしてもなんとかなるように緊張させてくるのです。

土台の力(腎気)をしっかりさせ、過度な緊張を取り、健やかな身体を目指しましょう。

☆☆腎虚肝鬱の形・・・それが反り腰

ユウスケさんの動画は形として非常にわかりやすいです。

東洋医学の用語だと、「何していいかわからない」ということも多いですが、健やかな身体作りという観点からみていくと、非常にわかりやすく、身体作りに役立つ動画だなということがわかります。

ちなみに、世の中によくある反り腰のストレッチ動画は、肝の部分を引き延ばすことだけをしている対処療法です。ユウスケさんの動画で指摘されている筋肉を養おうとしている部分が私には腎気を養う、詰まり生命力の土台の力(腎気)を養うという発想につながる部分だと思います。

土台の力(腎気)があったうえでの、暢びやかさであるわけです。

ちまたの情報や、東洋医学の上方は、ついつい、「対処療法的に症状をとる」ことを目的としがちです。でも、症状をとっても、それが元々の力不足(今回の場合は腎虚)によるものであれば、次なる問題が生じてしまいます。

このあたりをしっかりと踏まえて、身体作りを行なっていきたいですね。

☆☆動画が教えてくれた、突っ張って頑張る形(肝鬱)と、暢びやかな形(充実した生命)

https://youtu.be/euRfFqfwVwo こちらの動画の、

四つ這い上下肢挙上の2枚のシーンで、そり腰の理解が進みました。

この2つの写真は非常にわかりやすかったです。

腎気養う方向、天と地に向かってまっすぐと伸ばしています。

この正しい姿勢が暢びやかな身体です。

上の図↑ 健やかな心身

                  下の図↓肝鬱状態

上図のように腎気を養う方向性で持っていくことが大切なのです。

下図のような肝鬱になる挙上の仕方はこのましくありません。

お腹の力を意識する。

動作の最中は腰の違和感を意識。

☆まとめ

東洋医学で言うところの腎虚肝鬱という発想で反り腰を考えてみました。

筋トレストレッチのやり方などは、ユウスケさんの動画を参考にしてくださいね。安全でしっかりとした筋肉を養い暢びやかな心身を作っていけると思います。