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1)身体はいまを生きている(総論)

毎日、色々な事がおきますねえ。

過去のわだかまり、未来への不安。

身体は今を生きている イラスト

私達が生きているのは今です。

 

 

 

その今を生きていることを認識し、理解するために
私が考える、身体のいまをお話しさせていただこうと思っています。

思うところがあり、論文抄録の形にまとめたので、
まず総論として1)をお話しさせていただき、そのご解説として2,3,4それを掲載していきたいと思います。

1)身体はいまを生きている(総論)

身体は今(いま)を生きている

目的:東洋医学的な身体観を用いて、今生きている身体を考えたい

目的 :生きているとはどういうことなのか、また心と体をもって生きている私たちが、なぜ心によって苦しみ、時に体の健康にさえも影響をもたらしてしまうのかを東洋医学的な身体観である気の昇降出入を臓腑のありようと兼ね合わせ考え、心を乱すということが、臓腑にどのような負担になるの考えてみたい。また健康に貢献するといわれている瞑想が身体に対してどのような影響をもたらしているのかということを、東洋医学的な生命観に基づき考察していきたい。

 

 

方法:

東洋医学的な生命観を理解し、五臓の観点や気の昇降出入という概念を整理し、瞑想が身体にどのような影響をもたらし、健康に貢献しているのか考察していく。

 

結論:

結論 :瞑想がもたらす身体はいまを生きているという事への意識は、東洋医学的な生命観に基づく五臓、とくに生きる意思に大きく影響をあたえる肝気を健やかにし全身の気の昇降出入をなめらかにするので健康への貢献度が高いと考えられる。

考察:今を生きていることを知るための、東洋医学的生命のありよう。

 

考察 :生きているということは、すべてのものが循環し暖かさをもって生を営んでいるということである。そして『今を生きている人間』にとって気の昇降出入の変化は身体に非常に大きな影響をあたえる。

いま、このときを生きているという意識をもつ瞑想は健康に多大な貢献をするということが、東洋医学的な臓腑、生命観を使うことでより理解が深まったと思われる。西洋医学的な観点からでは理解がしづらい瞑想や感情について、東洋医学的な生命観を使って身体を理解することで体と心を一体のものとして考え論理的な考察がしやすいと思われる。今後も、東洋医学的な生命観に基づき、様々な健康法について考えていきたい。

神奈川県小田原市東町  https://bigmama-odawara.jp 米山 明子

「身体は今をいきている」 ストレスと上手につきあうために 2020/11/27

「今 ここ」  ストレスと上手に付き合うために

ストレスの多い世の中が続いていますね。
どうしようもならないことなのに、息苦しさを感じてもがいたり、
思い道理にならないことに落ち込んだり。
先に未来に不安になったり。

そういった心の思いは誰にでもあります。そしてこの心の思いが
人間を新たなよりよい世界を築くべく原動力にしていたのでしょう。

不安があるからこそ、不安に対処し、安全な行動をしたり、より便利な方法を模索する。
そんな当たり前をしてきたからこそ、人間は技術と共に前に進んでいます。

ただ、この心の思いは、ときとして、心を暗くし、不安にし、身体の健康までも
むしばみます。ストレスが体に悪いなどと言いますが、そのとおりですね。

そんなストレスの強い世の中。
心の有り様を少しスッキリさせておくと過ごしやすいのではないかと思います。

それは、「今 ここ」を生きているということを自覚し、感じることです。
マインドフルネスや瞑想にも通じるメソッドです。

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「今 ここ」ー身体は今を生きている。

今、この瞬間に私は生きています。
過去でも、未来でもなく、今この瞬間に生きているわけです。

私には思考があります。
思考は未来を考え、過去を思います。
未来を不安に思い、過去の出来事に苦しみます。
すると、あたかも、いま不安があるように思い、いま苦しみがあるように認識してしまいます。
私の思考によって未来や過去に思いをはせることが、「今 ここ」に生きている私に
あたかもいま不安があり、いま苦しみがあるようだ誤解し、心を乱し、
身体の気の昇降出入のベクトルに負担をかけ乱してしまいます。

過去を思い、未来に思いをはせることは生きる意思を持った私たちにはとても大切です。
なぜならば、過去の経験を踏まえ、いまを認識し、あらまほしき未来への
道をどのように進むのかを選び実行するためです。進展進捗のある人生を歩むために、私たちには思考が必要なのです。

しかしながら、「今、ここ」そして「この瞬間」を生きている私には

いま実際に過去の苦痛にさいなまれているわけでもなく、

未来の不安が「今 ここ」で現実にあるわけでもありません。

それは思考が作り描いている世界です。
心がこの思考の作り出している世界に苦しみ、不安に思うことで
身体の気の昇降出入に影響し健康への負担となります。

思考が作り描いている世界を勇気をもって実際に歩んでいくのが人間の人生です。
しかしながら未来への前向きな理想であっても、
「今 ここ」を生きる私には執着となり心乱すものでもあり、
心乱すことは身体の気の昇降出入に影響を与えます。

「今、ここ この瞬間」には苦痛も不安もなく、
「今、ここ この瞬間を生きることが許されている」ことを受け止めたとき、
身体の気の昇降出入は思考の鎖から解き放されます。

思考の呪縛を認識しながら、解き放されることも許されていることを認識する。

これが、「今 ここ この瞬間を生きる」ことを認識し、
「今を生きている」ということではないかと
私は考えます。

小アジのあげたん
うちのユタキチ君のソウルフードです。