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ビタミンD 、必須脂肪酸のお話。

ビタミンD 必須脂肪酸の話し。

最近、なにやらブームのビタミンDや油

ビタミンDは、不思議なホルモンです。私達がお日様をあびると、皮下で合成されます。まるで植物みたいですね。そして、不足していれば食べ物から補うこともできます。

最近、紫外線をガッツリ避けようという流れですが、ある程度は紫外線の力もかりる必要があるということですね。

☆なにごとも、ほどほどに>ビタミンDの摂取について

このふたつは、ほどほどであるのが重要なようです。
紫外線を浴び過ぎれば皮膚にシミができたり、皮膚がんの原因になるといった害も気になります。

かといってビタミンDの不足が怖いからと、多く食べ過ぎれば、過剰摂取のために病気*になってしまう危険性もあります。

☆ビタミンDの役割について

役割としては

・カルシウムの吸収促進、
・骨の成長促進、
・血中カルシウム濃度を調節する重要な役割

とあり、健康な骨を維持するために欠かせない、脂溶性(油に溶けるタイプ)のビタミンです。

またビタミンDには、免疫機能を調整する働きもあるとされています。

☆骨との関与、東洋医学の腎に関連

この、骨と関係するというあたりで、東洋医学でいうところの生命の余力、

腎のカテゴリーとの重なりが感じられ、その腎に支えられる女子胞(子宮)の力にも

直接影響がありそうで、妊活で注目されるのもよく理解できます。

東洋医学の腎は、西洋医学の腎臓とは若干概念が違います。

五臓の中の一つである腎は、生命の余力、つまり体力貯金の意味合いを持っています。

だから、妊活という生命の余力で行われる活動には重要なわけです。

☆健康度をupさせるビタミンDや油の役割

健康であるために、また妊娠をめざす上での、ビタミンD、カルシウム、鉄分、葉酸などの摂取は大切であり、適度に日光に当たり、バランス良い食生活をしていきたいですね。

最近、私が心がけているのは、ω(オメガ)-3の油です。

魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称です。

これは必須脂肪酸(健康のため接種しましょう!)として位置づけられています。

効果としては

・ 血流改善やコレステロール値の低下、

・アレルギー抑制など幅広い効果

このω3の摂取のために、サバ、イワシ、サンマを食べると、ビタミンDも摂れるので一石二鳥です。

鯖缶、納豆、玉ねぎでいっちゃいましょう!

佐々木敏先生のビタミンDのお話

さて、私の大好きな佐々木敏先生のビタミンDのお話。

私達はビタミンDの80%を魚からとっているそうです。

北の海でとれる、油の多い魚がいいんですねえ。

サケに軍配があがりそうですね(^^)

妊活でもビタミンDが注目されていて、時に私もご質問をいただきます。

妊娠率up、流産率ダウン?

ただし、ビタミンDは脂溶性ビタミンです。

つまり、過剰摂取は注意が必要と言うことです。
ビタミンDの働きと1日の摂取量

ビタミンDの過剰摂取についての記載

→ビタミンDをとりすぎると、高カルシウム血症が起こり、血管壁や腎臓、心筋、肺などに多量のカルシウムが沈着します。そのため腎機能障害や食欲不振、嘔吐、神経の興奮性の亢進などの症状が現れます。

案外怖いですね。血管にカルシウムの沈着というのはうーむです。
骨をしっかり合成してくれる手助けをするビタミンDですが、
過剰にとると、あっちこっちにカルシウムを沈着させちゃうわけです。
なにごともほどほどですね。

佐々木先生のビタミンDのお話はこちら。

 

 

体力作り、お金の発想でやってみよう!

体力作りは、種銭から

妊活をよく応援させていただく治療をしています。

妊娠する力ってのは、生命の余力を積み上げることが大事です。

妊娠って日々を生活する上では、あまり考慮しなくてよい要素です。

つまり、妊娠しても、しなくても、私達は毎日を生活しています。

お金で、『江戸っ子だ!宵越しの銭はもたえねえ〜』という

名台詞があります。

つまり日々をいきていければ、貯金なんていいらねえよ〜

自転車操業的な毎日でOKってことです。

でも、何かあったときに之では困ります。

風邪を引いても、身体の余力がないと、風邪を早い段階で追い出すことができず、

深く入ってしまい、万病の元になります。

風邪は万病の元にしない身体作りが、余裕のある身体、体力のある身体です。

☆有事に備えるための、余裕のある身体作り

まあ、つまり女子胞(子宮)への余裕をつけるというのは、

東洋医学で言うところの腎気をあげることです。

そしてこれは妊活だけではなく、

ご自身の人生を余裕を持って乗り越えるコツでもあります。

☆体力作り、『運動すればいいですか?』の質問にお答えして

余裕のある身体作り、

腎気の積み増し。

この説明は、案外難しくて、

まあ、東洋医学の基本を学んだはずな鍼灸師の方々への説明でも、

説明を理解していただくのが難しいです。

生命の余力をつけよう、体力をつけようというと、

すぐにお返事があるのが、『運動すればいいんですか?』と。

ちがうんだってばああーー。

今のあなたの状況で運動すればそれは過重労働ですよ、

体力を削って、運動していますよと言う話しになって、

話しが噛み合わないです。

☆お金にたとえると、体力作りわかりやすい。

わかりやすい余力、体力作りの説明で、最近私はお金にたとえます。

つまり、体力貯金(腎気)を貯めようという話しでいきます。

10万円毎月稼ぐとします。

この10万円をすべて1ヶ月で使い切るのが、自転車操業的な生活。

つまり、この10万円を毎月使い切っちゃダメだってことです。

2割でもいいから、毎月貯める、

昨今の投資系ユーチューバーがよく言っている

収入の二割を貯蓄にって話しです。

☆☆収入の二割を貯蓄へ

毎月10万円稼ぐ人が、2割の2万円を毎月貯めます。

すると、10ヶ月で20万円。

これが体力貯金の第一歩、種銭となります。

☆☆種銭が出来たら、まず生活防衛資金。

種銭が出来たら、まずそれは生活防衛資金として、現預金にします。

そしてもう10ヶ月、次の種銭を作ります。

☆☆生活防衛資金が出来たら投資の種銭作って複利運用、!新NISAだ。

生活防衛資金をとっておき、

次なる10ヶ月で種銭が出来たら、投資に回します。

これはいまどきの新NISAでいきましょう。

インデックスファンドなどにいれて複利運用すると、種銭自体が

膨らんできて、あなたの身体をより安定的に支えてくれます。

☆まず種銭を作るところまで、がんばりましょう

種銭といえるぐらいの貯金になるまで、ちゃんと体力積み増しましょう。

そして、種銭が出来てきたら、全体に余裕ができ選択肢が増えます。

やりたいこともスムーズにできるし、妊活もスムーズにいくのです。

☆自転車操業タイプのやっちゃいがちなこと

昨今の私は、とにかく体力貯金の種銭をためましょうと指導する婆ちゃんです。

ただし、自転車操業タイプは、鍼灸や漢方でちょっと余力ができると、貯金にまわさずにすぐに使いたがちゃいます。

こんなヤンチャさんには、

3000円余力を稼ぐでしょ、それをすぐに握りしめてパチンコいっちゃって

楽しんですったらあかんのよ。

3000円は貯金するの。

種銭ができるまでは、がまんがまん(崎陽軒のシュウマイの歌風♪)

肝気が立って、今を楽しみたいタイプは自転車操業タイプが多いです。

とにかく、種銭を貯めさせて、妊活が上手く前に進むように

婆さんは応援するのです。

☆種銭、投資が出来ると人生の幅が広がります。

生活の安定に、種銭を使って複利運用。

人生の安定のために、種銭腎気貯金を使って複利運用。

これができると人生の幅がひろがります。

種銭は妊活にも非常に役立ちますし、

なにか新しいことに挑戦しようと言うときにも、力強い支えとなります。

楽しく人生を歩んでいきましょう!

1)身体はいまを生きている(総論)

毎日、色々な事がおきますねえ。

過去のわだかまり、未来への不安。

身体は今を生きている イラスト

私達が生きているのは今です。

 

 

 

その今を生きていることを認識し、理解するために
私が考える、身体のいまをお話しさせていただこうと思っています。

思うところがあり、論文抄録の形にまとめたので、
まず総論として1)をお話しさせていただき、そのご解説として2,3,4それを掲載していきたいと思います。

1)身体はいまを生きている(総論)

身体は今(いま)を生きている

目的:東洋医学的な身体観を用いて、今生きている身体を考えたい

目的 :生きているとはどういうことなのか、また心と体をもって生きている私たちが、なぜ心によって苦しみ、時に体の健康にさえも影響をもたらしてしまうのかを東洋医学的な身体観である気の昇降出入を臓腑のありようと兼ね合わせ考え、心を乱すということが、臓腑にどのような負担になるの考えてみたい。また健康に貢献するといわれている瞑想が身体に対してどのような影響をもたらしているのかということを、東洋医学的な生命観に基づき考察していきたい。

 

 

方法:

東洋医学的な生命観を理解し、五臓の観点や気の昇降出入という概念を整理し、瞑想が身体にどのような影響をもたらし、健康に貢献しているのか考察していく。

 

結論:

結論 :瞑想がもたらす身体はいまを生きているという事への意識は、東洋医学的な生命観に基づく五臓、とくに生きる意思に大きく影響をあたえる肝気を健やかにし全身の気の昇降出入をなめらかにするので健康への貢献度が高いと考えられる。

考察:今を生きていることを知るための、東洋医学的生命のありよう。

 

考察 :生きているということは、すべてのものが循環し暖かさをもって生を営んでいるということである。そして『今を生きている人間』にとって気の昇降出入の変化は身体に非常に大きな影響をあたえる。

いま、このときを生きているという意識をもつ瞑想は健康に多大な貢献をするということが、東洋医学的な臓腑、生命観を使うことでより理解が深まったと思われる。西洋医学的な観点からでは理解がしづらい瞑想や感情について、東洋医学的な生命観を使って身体を理解することで体と心を一体のものとして考え論理的な考察がしやすいと思われる。今後も、東洋医学的な生命観に基づき、様々な健康法について考えていきたい。

神奈川県小田原市東町  https://bigmama-odawara.jp 米山 明子

zoomで学ぶ。台所にいながらも、講義が聴ける面白さ。

鍼灸師会のzoom、婦人科領域がありました。

おとといの日曜日、13時から静岡県鍼灸師会のzoom 金子朝彦先生の子宮にまつわるお話。そして4時からは予防鍼灸のzoomと、zoom講義続きです。それにしても便利でありがたくてもう感激です。

金子先生の講義で子宮の血についてのお話がありました。

子宮の血について

このあたり、私も特化した分野にはいますが、先生のお話は今まで自分がしていなかった発想で勉強になりました。やっぱり勉強ってついつい独りよがりになっちゃうので、情報インプットは大事ですね。

肝は疏泄を主る

肝は疏泄を主るという概念を使いながら子宮の気血についてお話しくださいしました。
肝は疏泄を主る→

この肝主疏泄という言葉は、私のリンクの中でも解説してありますので、興味のある方はそちらをどうぞ。

肝が主るのは疏泄と蔵血。その中で疏泄というのは動きなんですよね。

動きがあるということは、子宮を考えるときにはとても大事な概念ですね。

 

三陰交(SP6)は使わない

さて、そのなかで、金子先生が三陰交(SP6)はあんまりつかわないとおっしゃって、思わずなぜ?の質問をしちゃいました。実は私も三陰交(SP6)ってあんまりつかわないかもって思っていたので。もっと骨際にとったり、下に取ったり、いっその事、膝周りでいったり、拇趾から公孫(SP4)あたりからのラインでいったり。先生は経験からと、文献をあたってと仰っていました(メモを取り損ねて聞き流しになってしまいました)

また、取穴のありようを拝見できたのも新鮮。なかなか他の先生の臨床を見るチャンスってなくなっちゃうんですよね〜。金子先生はセルフケアなどの指導もされるのかな〜とあれこれ思いましたが、まあそれはまた今度のチャンスで。

予防鍼灸で内関(PC6)のお話

予防鍼灸は、内関(PC6)のお話をうかがったところで、挫折。孫1,2号がメシメシ〜と大騒ぎで中断しました。残念。アーカイブがみれるといいなあ。

 

家族に邪魔されても、zoomはありがたい。

 

まあ、家族に邪魔されるってのが、自宅zoom聴講の問題点ですが、それでも、チャンスに恵まれるという点では大きなメリットです。

引きこもりにとって、zoom嬉しいです(^^)。

また、神奈川県鍼灸師会もそうですが、静岡県の鍼灸師会さんも頑張っていらっしゃっていて、本当にありがたいです、感謝!<(_ _)>です。

咳でゲホゲホ、困ったねえ

咳のあれこれ 

さて、咳が出るってのはなかなか困ります。
今日は自分自身の復習をかねて、お勉強タイムです♪

東洋医学ではザクってこんな感じで考えてます。

まあ、つまり、いろんな理由(外からくるウイルスとか冷えなど、内側からある課題、身体の冷えとか、気の上逆などなど)で、肺が上向きベクトルで突っつかれゲホゲホするわけです。

東洋医学では、

1)肺を健やかにするという根本的なアプローチ

2)外邪を汗や排出によって追い出すというアプローチ

3)内側にある、湿気や上向きベクトルの肝気をどうにかするというアプローチ

まあ、こんなところで考えますが、案外手強いこともありますね。

先日、仲間内勉強会でテーマは咳。

あれこれ話していて、経穴としては、

列缺(LU7)、合谷(LI4)、風門(BL12)、肺兪、大椎、膈兪(BL17)

外関、曲泉(LR8)、陰谷、陰陵泉(SP9)、豊隆(ST40)

などなど、目的に応じてって言う話しがでました。

まあ、たとえば、この列缺(LU7)は手太陰の絡穴、合谷(LI4)は手陽明の原穴、この原絡配穴により、手太陰の経気を宣通させる。なんていう理屈もあるわけですが、理屈は理屈。反応をみないとねえ。

 

漢方でよくいくよねっていうので名前が出たのは、

桔梗石膏

これはシンプルな処方で、

 桔梗→痰や膿を排出する働き
石膏→硫酸カルシウムを主成分とする天然の石で、熱や炎症をひく強い作用がある

有名ですねえ〜。

それと私が、ああそうかとガッテンしたのが、

滋陰降火湯

いままで私がもっていたイメージは、どうもオッサンの漢方という感じで、腎気が落ち、上がった内熱を冷ます効果があり、老人の雰囲気という感じだったのですが、これが小さい子供にもいいし、年寄りにもいいんだよね〜と言われ、納得。

 つまり、腎という生命の土台がよわって、気逆(咳ベクトル)がでているものに、土台の力(腎気)を潤し、上向きのベクトルを納めるという発そうなわけです。ちょこっとしたみんなの意見って非常に勉強になります<(_ _)>

鍼灸で発想するのならば、下肢内側の経穴を使いながら、手の陽経のツボをちょっと応援って感じかな。

耳つぼだとこんな感じ 使ってみる価値ありですねえ。

さてさて。咳、今時は悩みますが、早くよくなりますように!