補中益気湯という有名な処方があります。
補中益気湯は金言の四大家と呼ばれている李東垣が作った処方です。脾胃論という脾胃、つまり胃腸の機能とキャパを命の中心と考えらた書物の有名な処方がこの補中益気湯です。
医王湯という医の王様という別名をもつような素晴らしい処方です。
漢方医に処方された方も多いのではないかと思います。
中心は人参と黄耆。人参で元気を生じ、黄耆で囲んで漏れ出ないようにする。
そして胃腸の機能をアップさせるような百術、陳皮、甘草、生姜、大棗といった同じにさんがならびます。
面白いのは柴胡と升麻。この二つはからだの柱(4つ柱ってイメージかな)をくつろがせて上に登らせます。
命って立ち上がるもの。命を梳かし支えているのですねえ。
中、すなわち、おなか。身体を上中下とわけたときの真ん中で胃腸の力をさします。
胃腸の力をおぎなって、元気をましていく処方です。あげあげですね(^^)