CBTレッスン推論の誤り1:全か無か思考と完璧主義

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。

 

全か無か思考(白黒思考)

「成功か、失敗か」良いか悪いかの両極端で考え、多くはネガティブな方を選択してしまう色眼鏡。

・100%でなければ、失敗と考えてしまう。

・物事を極端に把える、二者択一的な傾向

・黒か白かという絶対的な二文法で物事を見ている。

現実の世界で100%上手く行く事なんてほとんどないっしょ

 

・現実には100%上手く行くことなどはほとんどないのに、「100%でないと意味がない」と考えてしまう。

・自分のマイナス面だけではなく、他者の些細なミスにも否定的

 

100%うまくいくことなどないのに、なぜめざしてしまうのか、完璧主義者となりやすい思考

 100%上手く行くことを目指してしまう人は、完璧主義となりやすいといわれています。

完璧主義者の方は、そのことに情熱を捧げたいからではなく、ミスをしたり認めてもらえなかったりすることに不安を感じているために頑張るのです。

つまり、やること自体に目標があるのではなく、上手く行かないことが不安だから、怖いからがんばるのです。そして100%上手く行く事なんてあまりないわけですから、達成できないと、深い羞恥心を生じ、気持ちがへたれちゃいます。ぼちぼちでいいんです。

 

→目標が高すぎる→達成できない→ダメだ〜

・1度でもケーキを食べたらダイエットは失敗だ

・完璧に出来ないなら、やる意味がない

完璧主義に走る場合、目標が高すぎるとへたれます。
とにかく、目標は低く(^0^;)。
3日ケーキを食べるのを我慢できたら偉い!ぐらいの目標からスタートで十分ですよ。

 

☆全か無か思考を持つ人は、努力家で働き者であることがほとんど。

成果が出ているときは自信をもって努力できるけど、何かのきっかけで心はおれるものです。

努力家で働き者であることそのことに、充分価値をみいだし、
出来たところまでで充分やったねといきましょう。

ないものに目を向けるのではなく、いま、ご自身がもっているものに目を向けると
もう充分な価値をにぎりしめているのかもしれませんね。

いやねてばっかりだよ