☆時間と空間 子午陰陽
時計って、24時間で2周回ります。
あたりまえに、その風景をながめていますが、
よく考えると不思議。
昼の12時と、夜の12時。時計は同じところをさしています。
でも、昼と夜の12時は全く違うし、時計の表記はそれでOK。
☆東洋医学の世界の子午陰陽
東洋医学の世界でも、時間学があります。子午陰陽
私が初めにであったのは、表裏と言えば子午でした。
一般的には、肺ー大腸が表裏ですが、子午で言うと肺ー膀胱です。
表裏の考え方は、鍼灸配穴のデザインに大きく影響します。
実際の目の前の患者さんの取穴について、その表裏が子午であったことは
私にとって大きな影響となり、深くしみついています。
面白いですよね。
☆時間栄養学
昨今は時間栄養学という事も提唱され、
時間と体調は深く影響し合っていると考えられています。
こういった点からも、非常に人間を観察しやすい、使いやすい
空間認識を行うための全体観だと思います。
☆メビウスの輪と、一本の輪
この、子午陰陽、
私はメビウスの輪の図とセットでイメージがありました。
続く続く輪廻転生時間はめぐる、臓腑は表裏でつながりめぐる。
ってのが私の頭の標準装備でした。普通の時計のように24時間で2周です。
それが、外国のメソッドで、一覧表になって表裏や組み合わせを考えるやりかたで、
ふと、図を作ってみると、時計なのに、24時間で1周。
なんか自分の頭的に重ならない。
ただ、この図のメリットは、ほかの表裏の考え方と組み合わせるのが楽です。
表裏の考え方はさまざまあり、空間取穴をするときには、いろんな考えを用いることが有効な事も多いです。
ここが、面白さであり、難しさですね。
うーーん、年寄りの頭は固いっすね。
それとも、見ている世界が違うのか。
東洋医学の世界は謎で、面白いっす。