・認知行動療法CBTについて
私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち
反応し、人生の道をあゆみます。
このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。
感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)
・推論の誤り
認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。
この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。
推論のあやまり一覧
- 1:全か無か思考
- 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
- 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
- 4:マイナス化思考
- 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
- 6:拡大解釈または過小評価
- 7:感情的決めつけ
- 8:『すべき』思考
- 9:レッテル張り 個人化 自責
- 10:責任の押しつけ
- 10’:自己犠牲
10:自己犠牲
この自己犠牲は、推論の誤り10選のときには、2番の過度の一般化で一つにされているレッテル貼りをわけ、2つのカテゴリーにして、自己犠牲は入れていないものも多いですね。スキーマの分類に入っていることもあります。
スキーマの分類に入る場合は、抑鬱スキーマとなりかなり根深い問題として扱います。
ただ、人によってはこの自己犠牲ということの受け取り方に違和感があり、生き物の本質に逆らっているのでは?というご意見をいただいたことがあります。私は自己犠牲というと、幸福の王子を思い浮かべます。あの王子とツバメの生き方は確かに生き物としてのありように本質に反しているという言葉(^^)も納得です。
妊活の壁となる自己犠牲
そして、妊活のフォローを多くさせていただく立場の私としては、
ただ、私は妊活のフォローを仕事でしていて、この自己犠牲があって、妊活が前に進まない人もよくみているので、確かに抑鬱スキーマとまでは言わなくても、その人の行動の制限になっているケースはよくあります。
自分の妊活より、仕事の方が大事だから、気を使って頑張る。
この子のために、自分がどんなに疲れていても、夜中に起きて頑張る。
で、妊活はどうしても、ご自身の体力アップが必要で、そんな周りへの配慮をしていると前に進まないので、「ワガママ自分勝手になろう」と応援することがあります。
そこまで吹っ切らないと、なにか自分のため、自分が疲労しないためにすることって
いけないんじゃないかっていう枠があって。
女性の身体そのものが自己犠牲と自分中心の二つのタイプにわかれる??
推論の誤りや抑鬱スキーマなどは、主にメンタル面での考えですが、女性の生殖をお伴させて頂いている私にはときに不思議だなと思うことがあります。
身体が危機だと生理が止まる?、生理がガンガンくる?
女性の生理って、身体が疲れる(たとえば体重がぐっと落ちるとか)と、生理が止まってしまう人と、生理が逆にどんどん来る人がいて、止まる人は自分優先(自分に余裕がなければ生殖機能はストップ)タイプで、生理が逆に来る人は、こいつもうダメだから、次の世代に行くぞタイプじゃないかと勝手に認識しています(^^ゞ
身体の調子が悪いと、「もうこの身体はダメだ〜次世代いきます〜」というパターンと、「体調が悪い〜妊活どころじゃない!」と生理はストップタイプ。
妊娠は、してもしなくても、その人そのものの生きていく道には関係がありません。
だからどっちの道もありだし、生理が止まってしまう方が身体には楽だったりはしますね。
妊娠を希望し、子どもとの未来の道を歩みたい人には困ってしまう事態ですが。
イラスト
さてさて、推論の誤り10選。考えていきました。
ここまで勉強してきて思うのは、こうやって10選などとしてあると、パターン化してあるために、
目安として考えやすいとは言えると思います。
しかしながら、最終的にはしっかりと、ワークし書き出し、一つの物語として眺め渡すことが一番大切だと思います。
なかなか外せない自分の色眼鏡。
まあ、外せない理由もいっぱいありますが、時に違うメガネをかけて、
違う世界を楽しめたらいいですねえ。