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その3「全粒穀物の健康効果」~『栄養データーを正しく知ろう』から

その3「全粒穀物の健康効果」~『栄養データーを正しく知ろう』から

さて、その3です。

☆「全粒穀物の健康効果」は、玄米がいいってだけ?

玄米65㌘を毎日摂取すると、循環器疾患が2割減、2型糖尿病が3割減、がんが1割減というデーターがあるそうです。

これはかなり根拠のしっかりしたデーターですねえ。65㌘とはお茶碗軽く一杯です。

ただし、これもやはり組み合わせの問題があるようですね。

玄米を食べる人は健康志向が高い→全体の食事がよいという調査があるそうです。

 

つまり、玄米を食べている人は、魚、果物が多く、食物繊維、ビタミンB1、カリウム、マグネシウム、鉄、ミネラルを多く含む玄米との組み合わせで、健康効果がより高まっているのではないかという可能性です。

玄米は身体に良い。
そして玄米を選ぶ人の食事も身体によいということですね。ふむふむ。

 

☆健康意識の高さから選ぶものが健康度をあげる

健康度をあげるのならば、玄米を食べてるから、あとはフライドポテトにコーラでいいってことにはならないわけです。

そして、こう書いていて、玄米にフライドポテトってあわないなと思います。

玄米を選ぶような人ならば、それに味噌汁をつけ、焼き魚をつける。
焼き茄子に、ほうれん草のおしたし。

うーん、健康度あがりそう(^^ゞ。

フライドポテトだったら、コーラーにハンバーガーという感じで、健康度さがりそう。

結局、単品で良否をいうことは難しくて、全体なんだなあ。

 

ロハスメディカルという雑誌があります。
情報量が多く、またとても有益です。
こちらで無料公開中

その中で大西睦子先生が食についての連載をしていらっしゃるのですが、これがなかなか面白く、私は大西先生のファンです。全粒穀物を・・という話もあった記憶があるのですが、著書としては出てきませんでした。残念。大西先生の本ではこちらが有名ですね。紹介しておきますねえ。

楽しくご飯を作って、ワクワク食べよう! (食事)

毎日、楽しくご飯を作っています。

これは6月の末のある日の夕食。

ニンジン 煮豚 茄子 厚揚げ

煮豚は昨日の残り、牛肉の甘辛、茄子、厚揚げの煮物、

人参(コウケンテツレシピ)、きんぴら、キャベツ、生姜の甘酢漬け、

シチュー、他にししゃもを焼きました。

デザートはプラムです。ここで出しちゃうと、孫ちゃん大騒ぎなのでまだ隠してます。

この日はもうすぐ2歳の孫、30代の娘、60代の私達夫婦、猫先生とみんなで賑やかにわいわいです。婿殿がいない日で、どうも残りの消化試合的(^^ゞなラインナップでもありますが。

タンパク質のおかず、副菜、汁物などを基本に、まあ、ありものでやっていきます。
今回、甘辛醤油味ばっかりですねえ。わはは
厚揚げはクリエイトで安かったから購入。
生姜は美味しい酢でつけたもの
煮豚は業務スーパーで買ったかたまり肉、
人参は、コウケンテツさんのお勧めでさくさくと。→ 人参 コウケンテツ

なんだーかんだーいいながらもみんなでワイワイ食べて、すっかりなくなりました。
少しは明日に残したいのに。

食事は人生を楽しくしてくれますね。
楽しい食事には幸せが詰まっているなんて思います。
まあ、確かにご飯準備は、買い物、メニューを考えること、作ること、片づけとたーいへんなのは事実。

それでも、ここに手間暇かけることは、=幸せって思うんだな(思い込もうとしてますが(^^ゞ)

また、やはり食べ物は健康にも大きく係わります。

テレビでも雑誌でも、健康のための情報があふれ、おすすめ商品が売られています。そしてそんな情報は、少し時間がたつと ”間違った情報だった”とされ、新たなお勧めが喧伝されます。

まあ、それだけ食事の情報は注目されるし、みんなが求めているものなんでしょうけど、

センセーショナルな情報は、まあいっかと。
自分が手に届く範囲で、楽しくやろう!と思っています。

そのなかで、私が信頼している情報は、日本人のための食事摂取基準と、食事バランスガイド、
それに佐々木敏先生の考え方です。

佐々木先生は、食事の調査の難しさ、そしてそこから教えてくれることを丁寧に語ってくれています。私的に信頼度高いです。

また具体的に、厚生労働省から出されている食事バランスガイド

これやっぱりすごいと思います。このバランスガイドに従って食事を変化させることの
すごさは、私の症例集でいっぱい語っています。もうすごすぎ。

あたりまえが一番力強いんです。

肉類、乳製品、大豆製品、果物、野菜。どれもバランスよく食べることが大切だと痛感。
流行で宣伝される食物や摂取方法は色々ありますが、まずキチンとしたデータ、情報の分析から日本人の食事を考え、5年ごとの改訂も加えられてより最新の情報提供となっているこの食事バランスガイドを活用しないことはもったいなすぎます!

なんでこれを皆さんもっと使わないのかなあなんてブツブツ思うのですが、
まあ、あまりに地味で世の中的な流れにのらないんだろうなあ。
皆さんに、私が気をつけていただきたいなあと思うことを少しあげておきますね

大前提は、ご飯は楽しく幸せが詰まっている!ですよ。

さてさて

☆栄養のバランスを考え美味しく食べるのが一番

ご自身の考え方や勧められた食事療法や情報で、『果物はダメ』とか、『乳製品は取らない』と言う方もいらっしゃるでしょう。

このときに考えて頂きたいのは、食事バランスガイドでは果物は2セービング(手のひら2つ分)とされています。

もし、なにかを『やめる』食事法をとるのならば、この手のひら2つ分の果物から得られる栄養素を果物を摂取しないのならば他の食べ物での摂取を考えなければなりません。たぶんものすごく多くの工夫と努力が必要でしょう。

”肉を食べない” ”果物はダメ” こういった食事スタイル、そのものを選ぶことそのものに異論をはさむつもりはありません。食事は思想信条にも絡む問題です。

何を選択するのかと言うことは基本的に自由です。

でも、除去した食物に変わる何かを考えなければ、それは単なる栄養の不足、偏りを生むことにつながっちゃうことが多いですね。

なるべく数多くの食材を選び、栄養のバランスを考え美味しく頂く。当たり前だけど、非常に力になる食べ方です。

食事の工夫はこのバランスガイドの基準を満たしているかをチェックし、その上でもう一段の工夫をしていくと考えてほしいなと思います。

☆サプリは飲んだ人だけ、ご飯は家族全員

食事は人生を楽しくしてくれますね。楽しい食事には幸せが詰まっているなんて思います。健康にも大きく係わります。

昨今サプリメントなどで栄養を補助する考え方もあります。

ビタミンDや亜鉛など注目サプリもいろいろあって、面白いなあと思います。

昔、『うちのお婆ちゃんは、魚屋さんで牡蠣をかってきて、味噌汁に入れて食べるのよ』と言っていたお嫁さんがいました。お嫁さんと言っても60代、90代になってもおしゃれに気遣うお姑さんは、化粧や身の回りのことを小綺麗にしつつ、栄養も気を配ってますねえ。

牡蠣は、美肌や美髪づくりに欠かせない亜鉛が豊富なんですよね。海のミルクとも呼ばれます。亜鉛が可食部100gあたり14mgと、食品の中でもトップクラスの含有量ですから、私もお婆ちゃんを見習わなくっちゃ。

亜鉛のサプリだと、食べた人だけですが、明示されている栄養素だけを摂取することになります。でも食事で牡蠣を出せば、食事メンバーみんな摂取出来ますし、牡蠣はビタミンB1・B2・B12などのビタミン類や、亜鉛・鉄などのミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなどなど、あれこれと豊富。亜鉛だけではなく幅広い栄養素を取ることになります。栄養素を取るという観点も、幸せをシェアして食べるという観点でもコスパがいいんじゃないかなって思うのです。

食事はあまりガチに考え込まず、

まず幸せ、次に栄養、かな。