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0007:合谷、列缺、三陰交、申脈、臨泣 女性の鉄板配穴

妊活歴:
27歳で結婚して3年、なかなか子供に恵まれません。夫の家族と同居し、親族からもあれこれいわれます。子供が出来ないことがストレスになり、体重も落ちました。

症例はこちら
子供が欲しいということで来院された30歳女性。

『早く孫の顔が見たい!』という体重が落ちちゃうほどの周囲からのストレスがあり、
悪循環に陥っていました。

またご主人も、妊活反対ではないけど、『今じゃなくてもいい』っていう感じでお尻が重い。

そんな方の、ストレスを払って体調を良くする鍼灸です。

基本的に腎虚肝鬱。つまりストレスによって(肝鬱)、土台の力(腎気)に
負担がかかり妊娠がしにくいという感じです。

ストレス対応に肺気を使い気を巡らせることと、申脈も狙い所となり冷えの入り込みによる
気の巡りの悪さ(風邪の内陥)もあった可能性がうかがわれます。陽蹻脈を動かすことで陽気を大きく発動させる結果ともなったと思います。

列缺ー三陰交ー申脈 これに臨泣や合谷を使って割りと大胆に動かしています。
列缺ってのは案外使いにくい経穴で、動きを出しにくいのですが、合谷と配することで肺気の動かす力をだしやすくしています。
まあ、合谷と配するときは時期を気をつけて。

合谷の補、三陰交の瀉は下すときの鉄板です。つまり妊娠とは真逆になります。これもまあ使い方。
1度オケツを動かし排出させ、その後に良い状態を持ってくる方がよいケース多々あります。
ただし、既に妊娠が成立していればこれは禁忌です。同じものでも毒にも薬にもなるってことですね。