凍結胚」タグアーカイブ

不妊治療動画:女性の二つのタイプを知って治療を前に進めよう!

動画アップしました:https://youtu.be/2pVn7xPcQN8

不妊治療に携わっていると、すごく不思議なことに気がつきました。

ご本人の体力気力が落ちてくると、生殖がスイッチオンになるひとと、スイッチオフになるタイプがいらっしゃるのです。

このスイッチの切り替わりをしっておくと、不妊治療の作戦を立てるときに非常に有効です。

女性には大きく分けて2つのタイプがあります。

1)身体の余裕がないから子孫を残そうタイプ!

 このタイプは、ご自身の身体に余裕がないと次の世代(子孫)にいきましょう!というスイッチが入る方です。母体側がどうであれ次の世代を生み出そうという身体のスイッチが入っているタイプです。

2)いま生きている自分に余裕がないから、生殖までは手が回らずお休みタイプ

この2)のタイプは、ご自身に余裕がないと生理の周期が伸びたり、なかなか妊娠しなくなるなど、いまが余裕がないから生殖などは後回しでというタイプです。今を生きる自分自身が最優先というタイプです。

このタイプは身体の手入れをして余裕を生むようにしても、ご自身の生命力に囲るために、なかなか生殖の方にがないから生殖までには力が回らないタイプだと思います。

今回の動画では実例をあげて、紹介させて頂いています。

2)のタイプの人は、余力の積み増しをしっかりと女子胞(子宮)の力に注げるように不妊治療の作戦をたてましょう!

頑張って行きましょう!

ビッグママ治療室 https://bigmama-odawara.jp/

ビッグママ治療室ブログ https://bigmama-odawara.jp/blog/

不妊カウンセリング学会 https://www.jsinfc.com/

食事バランスガイド

食事バランスガイド(基本編)

日本生殖医学会

http://www.jsrm.or.jp/index.html

女性の二つのタイプをしって前に進もう

ドミノの採卵、移植を進められ迷っています:不妊カウンセリング0326

ドミノの採卵、移植を進められ迷っています:不妊カウンセリング0326

不妊治療は迷うことの多い治療です。

そして、正解が沢山あるんです。

アンケートのお返事でとある方がこんなコメントをくださいました。

そうなんですよね、迷うことがいっぱいで沢山一緒に考えていきました。
この方はご無事な出産までたどりつけ、本当によかったなと思います。

では、ある患者さんの例をあげながら、不妊カウンセリングの実際をお話ししていきますね。

ご相談:
39才女性、37才の時に1度妊娠するものの化学流産でした。
不妊専門クリニックにて、体外受精、新鮮胚移植をするも着書したが妊娠せず。
今後はどうしたらいいか迷っています。

選択肢:
先ず第一に1度自然妊娠しているという事実です。
このことは案外大きいポイントですね。
体外受精が必須条件ではないのです。

・男性要因を考える
・体調を整えることを考える

この2点をすることで、自然妊娠を狙いつつ、体外受精へ向けての身体作りをしていくという
時間をとります。35才以下の方であれば、この期間を半年-1年とってもよいですね。
この期間で自然妊娠をする方、案外、多いです。

・年齢要因を考える

年齢要因を考えると、どちらにせよ、妊娠そのものが難しくなっていく年齢です。
ココで何もせずにというのは、精神的にも辛いと思います。ですので、採卵をし、凍結胚をつくり
時間稼ぎをするという選択肢もありです。

・病院からの提案。

採卵し、凍結胚を作りましょう。

・採卵の結果
残念ながら、成熟卵がとれず、変性卵と空砲のみ。

・結果を踏まえ次の選択

1度自然妊娠していますし、前回は正常受精し、移植ができてるんだから、そんなこともあるさということで、気を取り直して再挑戦しましょう

・採卵し、再度新鮮胚移植を提案される。

着床しているので、同じ提案なのでしょう。
ただ、採卵するととても緊張なさるのですよね。採卵と移植の周期をわけるのはとても身体は楽です。
もし、複数個とれ、内膜もOKならば移植。そうでなければ凍結するのもよいでしょう。

・採卵し、一個凍結胚(胚盤胞)ができる。年齢40才へ。次の採卵はドミノを提案される。

凍結胚が出来て良かったですね。
年齢的に卵が余り出にくくなっているので、ドミノの提案があったのでしょう。
ドミノというのは、始めにやったような、採卵してそのまま移植するということで、
その採卵が上手く行かなかったら、そのまま凍結胚を移植するということですね。

年齢要因がある、卵がとれにくいということで、採卵を先に進めるための提案だと思います。
ただ、費用などの点を考えると、採卵するならば複数個狙えるように薬をつかうのもよいかと
思います。その場合は内膜が薄くなる可能性から新鮮胚移植は可能性が薄くなりますね。

過去に成功(着床まで行けば治療としては不妊治療としては成功だとは考えられますね。)していることと同じ方法を使うのはよいのではということは、選択肢として充分考えられます。

次の選択肢

・ドミノで胚移植(排卵誘発剤は原則使わない)
・採卵はせずに胚移植
・移植はせずに採卵のみ(排卵誘発剤を使う)

選んだ選択肢:
年齢要因もあり、採卵したいという思いもあるが、移植をしてみたい。
採卵はとても緊張してしまう。仕事との兼ね合いで1つの周期に休みをもらうのに気が引けてしまう。
ご主人が、凍結胚があるのに、再度の採卵についてあまり賛成してくれなかった。

選択:採卵はせずに胚移植

結果:無事に着床、鍼灸治療の頻度をぐっとあげ、着床から心拍確認までしっかりと経過
無事の出産

この方にとっては、それなりの卵はちゃんと出来ています。移植後の体調管理が一番必要だったわけですね。採卵と移植を切り離すことで、リラックスして移植が受けられ、移植後の身体のケアも十分出来たので、無事のご出産につながったと思います。

不妊治療はここであげたように、沢山の選択肢があります。
この方の場合、第二子を強く望むという選択肢があれば、移植はせずに採卵のみという周期を
何回かやってみるのも良かったのかもしれません。
ただ、費用的なことも重い負担となりますので、よく考える必要がありますね。

不妊カウンセリング、ご相談、お待ちしております。
一緒に考えていきましょうね。

不妊治療が進まないときに:不妊カウンセリングの勧め

妊娠には、いろいろな要素が絡みます。
不妊治療はステップアップが基本です。

不妊治療はステップアップが基本ステップアップ

様々な理由から、『妊娠しない』状態の方に対して、ステップアップで

タイミング
排卵誘発、
人工授精
体外受精と進んでいきます。

過去に『妊娠しない』という事実に基づき、検査をおこないステップアップをしていきますが、不妊治療が進まないケースを不妊カウンセリングさせていただき、妊娠へと治療を進められたケースを多く経験させていただいております。

 

体外受精や顕微授精をおこなっても、不妊治療が前に進まないケース1,2,3

ケース1:
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に挑戦し、採卵では7,8個とれるものの、移植できる受精卵が出来ないという方

ケース2:
受精卵は出来るものの、移植してもまったく着床しない。

ケース3:
受精卵を移植し、着床するものの、妊娠が成立するところまでたどりつかない

ほかにも、様々な『不妊治療が前に進まない』ケースを拝見しています。

ケース1,2、3は病院に通い続ければ、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を続けることになると思います。しかしながら、いくら回数を重ねても、同じ状態が続いたり、ケース1の方が2や3になんとかなるものの、妊娠そして出産に結びつかない場合がたたあるのです。

当院のwebには数々の症例がありますが、本当に私のところにいらっしゃるまで、皆さん様々な努力を、頭の下がるほどの努力を重ねていらっしゃります。

不妊治療が前に進まない場合は、不妊カウンセリングを受けよう

このケース1の方が、アンケートで当院の不妊鍼灸治療で非常に良かった点として『自分の体調の変化について、客観的にとらえる視点がみにつき、それにちて相談できたこと』をあげてくださっています。これは別に特別なことをしたわけではありません。ただ、ご本人の気がつかないちょっとした弱点をお伝えすることで、ぐっと治療が前に進んだということなのです。

ケース1の場合であれば、
・初診のご相談:
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に挑戦し、採卵では7,8個とれるものの、移植できる受精卵が出来ない

・ご本人の課題
低体温 低血圧 便秘 冷えなど。
採卵しても移植できる卵が出来ない
排卵誘発剤を使い続けているので、卵胞の出現数の低下や空砲がおおくなってきている。

・不妊カウンセリングでアドバイスさせていただいたこと

1)全身のパワー不足による、気虚(肺脾を中心とする気虚)
2)女子胞(子宮)の力はあるものの、全身の力不足があるので、女子胞(子宮)にまでパワーが至らない(つまり余裕がない)。この状態でも排卵はあるので、自分の身体を信じて、とにかく全身の余裕をつけることを最優先
3)採卵すれば卵子は取れているので、現時点であせりすぎて、排卵誘発を繰り返さない(薬を3ヶ月程度やめてみましょう)
4)全身の余裕をつけるために、安静を意識した生活
5)滋養を取りこむことの胃腸のパワーアップ
6)食事を気をつけ、体重をアップさせる。BMI19.5を越えることが目標
7)クリニックの変更 年齢要因を考えて休診日の少ないクリニックへ。

1,2、3,4)は、子宮卵巣の力はあるものの、全身の力がないので、不妊治療が前に進まないという状態へのアドバイスです。とにかく急がば回れなのです。あせって、採卵を繰り返すことで余計からだが疲弊します。腹を括って生命力をupさせましょう。

5,6)は食事のアドバイスです。この方へは具体的に食事記録を提出していただき、弱点となっている点をアドバイスさせていただきました。その上で、鍼灸とご自宅での養生灸で胃腸のパワーをupさせ、ちゃんと栄養を取りこむ能力を高めることで、食事から滋養を受け取るお身体になっていただきました。

・治療経過
初診時BMI18.43
1ヶ月後、食べられる量がアップ
4ヶ月後 BMI19.03へup
クリニックを変えることをお勧めする。年齢要因をカバーしてくれるクリニックの選択。
5ヶ月後 採卵、初めて移植が出来た。妊娠できず
7ヶ月後採卵 2つ凍結する
11ヶ月後 移植 妊娠、無事に3000㌘越えの赤ちゃんを出産。

いままで、採卵を繰り返し、薬を飲み続けていた状態から結果的に5ヶ月ほど薬は止めた期間をおき、また採卵してからも、凍結胚が出来てご自身の体力が充分につくまでは移植を待ち、良い条件での移植によって妊娠することができました。妊娠成立後は鍼灸の頻度をあげしっかりと対応させて頂き、無事の出産までたどりつきました。

年齢要因的にとにかく治療を早く!というお気持ちはよくわかります。ただ、結果的に当院の初診から移植までは11ヶ月の時間がかかっていますが、『ダメなことを繰り返してはダメ』だと思います。ときに腹を括ってご自身の『妊孕力』をしっかりとupさせていくことに力を使って頂けたらと思います。

海外妊婦健診事情 帰国しての出産報告⑩

さて、シリーズもラストとなりました。
今回は⑩:海外妊婦健診事情 出産報告です。

妊娠糖尿病は昨今注目されていますね。血糖値については妊婦さんにとって重要な指標となります。ただ、血糖値と赤ちゃんの大きさの問題も大事ですよね。『巨大児を産まないために食事をコントロールして、赤ちゃんが小さかった』というのは、わらえない話です。

ちなみに、『赤ちゃんが小さい』問題の解決は、妊娠初期にしっかりと血流をよくして十分な大きさの胎盤を作ることがベストです。妊娠の後期になってからではなかなか難しいですね。ときに『小さく産んで大きく育てる』と言う言葉も聞きますが、この小さく産むはリスクのあるほど小さく産むという意味ではありませんね。十分な大きさ(3000㌘50㎝)は一つの目標だと思います。

さてシリーズ最後です、はじめましょう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ビッグママからのメール:妊娠糖尿病は日本でも厳しいですよ

こんにちは
>前回のエコー検査の時には、カフェイン入りのドリンクを2杯飲んでくるよう指示がでました

すごいですねえ!!棒灸しっかりするとよく動くのに。指導に行きたいぐらいです(^^ゞ

>こちらでは糖尿病患者が多いせいか、妊娠糖尿病にとても厳しいらしく、
>友人も何人かすごい食事制限をさせられたと言っていました。

いま、日本でも、基準が変わって結構厳しいです。でも、まあ、ほどほどにって思いますけどねえ。巨大児が産まれるなんて言われながら、厳しい食事制限で2,500㌘ぎりぎりなんてケースもありました。

>私はPCOSなので、糖尿病の傾向がありそうな気がして心配です。今から糖質を減らすようにしています。

糖質を減らすことですが、まあ、ほどほどに。たぶん、肥満ではない日本人は、いわゆる糖尿病よりも、血糖値の乱高下があるような気がします。まあ、これがあると糖尿病の予備群ですが(^^ゞ。欧米よりも肥満タイプの糖尿病が少ないのもこのあたりが理由かもしれませんねえ。単純に糖質を減らすと痩せ気味の人の場合は体重まで減ってしまい体力を落としかねないので、会席料理の様な食事順序を守ると、血糖値の乱高下が少ないと思います。糖質は食事の最後にってことです。

それでは!!

Nさんからのお返事メール:29週になりました。

年賀状ありがとうございました。
無事29週を迎えました。

実は、あと2週間で日本へ帰り、出産します。こちらの出産も体験してみたかったのですが、3人のひいおばあちゃんたちがひ孫の顔を一日も早く見たいということで、日本での出産となりました。日本の方が手厚い看護で快適ですしね。Sが日本の寒さに耐えられるかいまいち不安ですが・・・。

さて、こちらは19週にエコーをして以来、次のエコーは36週と言われ、もう10週間もわが子を見ていません。(笑)そんなもんですかね~。胎動もあるので無事だとは思いますが、大きすぎるとか、小さすぎるとかそういうことはあまり気にしないのでしょうか。

さて、クリスマスに1時間の妊娠糖尿病検査を受け、見事に落ち、年明けに3時間の検査を受けましたが、再び落ちました。予想はしていましたが・・・。でも妊娠以来、炭水化物の量や順番にも気を付けていたのですけれどね。体質でしょうか。

本当なら、指に針さして血糖値を毎日測らないといけないのですが、帰国まで2週間ということで、日本のドクターの指示に従うようにと言われました(ラッキー)。

日本のドクターは厳しい人もいると思いますが、どうかなあ~?いっそ検査結果を隠してしまいたい。体重増加も6キロで正常だし!

ところで、前回、足が恐ろしいほど浮腫んでいましたが、今回はその浮腫みが全くないのです。なぜだか全くわかりません。性別の違いなのかなあ?個体差なのでしょうか?

それとも私の体質が変わった?でもよい変化なので喜んでいます。私の足、覚えていらっしゃいますか?写真を添付しました(笑)。

以前お知らせした私の友達は先生のところへ伺いましたか?
12月に体外受精をすると言っていましたが。
また行った際にはよろしくお願いします。
では、風邪などひかないようお気を付けください。
Sはこんなに暖かいのに、風邪ばかりで困っています(汗)。

ビッグママからのお返事メール:日本で出産なのですね。

まあ、出産そのものは、アメリカなんだから医療に対して不安はないのでしょうけど、一度産んでいるのだから勝手知ったる日本の病院の方が気楽でしょう。

もうすぐ帰国で忙しそうですね、子連れだと、荷物も多いしねえ。まあ、無理せず、適当にがんばってくださいねえ。

子供にとっても、環境はかわるし、お母さんはなんだか取られちゃいそうだし、いろいろ激変ですが、そうやって子供は成長するのよね~。きっと頼もしいお兄ちゃんになるんでしょう。頑張れ!!糖尿の件は、厳しいですよね。とにかく、体重増加よりも、数値できますから。何を食べても上がる人はあがりますねえ。そしてあまりに厳格にやって、2500㌘ギリギリ出産なんて方がいらっしゃいました。巨大児のリスクじゃなかったっけなどと。まあ、それだけではないんでしょうけどねえ。コツの基本は糖質制限。それと、食べ物が入った15分後ぐらいに、手足バタバタでいいですから少し動くと結構下がります。これでコントロールできるといいんですけどねえ。

Nさんの足、おぼえてますよ~。見事でしたねえ。あれは何月ぐらいだったでしょうかねえ。湿気に反応していたのかも知れませんし(外側の湿気があると、内側の湿気も出やすい)お腹の形は男女差がありますから、その関係で、静脈の圧迫具合も違うのかも知れません。

子供が風邪を引くのはトレーニングみたいなもんだからしょうがないですね。自分がもらわないようにね~。

それでは気をつけてご帰国くださいね(^^)。
それでは!また。
がんばってねえーーー。

Nさんからのメール:しっかり食べて運動を心がけます。

いよいよ帰国も近づいてきました。いざ帰るとなると、息子がどう出るかかなり不安になってきました。気候も違うし、家の環境も違うし、お父さんもいないし、おもちゃの勝手も違うし。

何かと慣れるまで大変そうです。
自分の出産より、息子の方がかなり心配。
入院中とかパニックになりそうです(笑)。
では、またご連絡さしあげます。
N

出産報告:生まれました!

無事に女の子が生まれました\(^o^)/
名前はAです。病院着いて1時間のスピード出産でした(笑)(^○^)
Sはお兄ちゃんになり、なんとかいい子にしているみたいです。なんだか、息子の成長に涙が出てしまいました。産後で涙もろくなってるのかな。二人目でも全く慣れない育児ですが、なんとかやってます(笑)

またお会いしたいです(*^^*)

ビッグママからのお返事:無事の出産おめでとうございます

こんばんは!無事の出産、おめでとうございます。
早生まれの女の子ですね!!
きっとNさんのよい相棒になってくれるんじゃないかなって
思います。

これからの子育て楽しみですね(*^_^*)。
お兄ちゃんもきっと頼もしくなってくれると思います。
いつ頃アメリカに帰るのですか?
小さい子供たちとの生活を通じた異文化交流、楽しそうですね。

出産、育児レポート楽しみにしてます。
ぜひ、シェアしてくださいね(*^_^*)
それでは!

 

あとがき:

このシリーズは第一子、第二子の妊娠で終了です。
ただ、実はこの方はしっかりと第三子までお産みになりました。
たのもしい母!

人生、色々と選択しなければならないことが一杯です。
どうしても、昨今は医療介入を早めに早めにという流れのようです。
それで解決が早くなればいうことはなし!なのですが、時に混迷し悩みを深くしてしまうこともあります。そんなときに、このサイトでの情報が少しでもお役に立てれば私としては本望です。

多くのお子さんをのぞむ方に、ちびちゃんが舞い降りてきてくれますように

最後に、このシリーズの目次を出しておきますね
不妊:排卵障害でもステップアップしない 自然妊娠 出産
①:不妊:排卵障害でもステップアップしない。自然妊娠プロローグ
②:ステップアップは了解しない夫との不妊治療
③:不妊:薬をやめて不妊カウンセリング鍼灸治療での自然妊娠
④:第二子への挑戦 メールでの不妊大作戦!
⑤:海外での不妊治療事情 PCOS  クロミッド
⑥:不妊:相談 海外での不妊治療、どの様に進めたらよいでしょうか?
⑦:不妊:相談 基礎体温表の手がかり 排卵検査薬の難しさ
⑧:不妊:相談 妊娠しました! 800ドルの超音波エコー
⑨:日米カナダの妊婦健診事情 出生前診断
⑩:海外妊婦健診事情 出産報告

仲良く楽しい日々を

海外での不妊治療事情 PCOS  クロミッド⑤

⑤:海外での不妊治療事情 PCOS  クロミッド

こんなメールが飛び込んできました。

ご無沙汰しております。3年ほど前にビッグママでお世話になり出産したNです。
通院中は大変お世話になり、ありがとうございました。息子はもうすぐ2歳になるところで、わんぱく盛り、毎日毎日公園で、だいぶ私も日焼けしてしまいました。

以前、お葉書でもお知らせいたしましたが、昨年の11月より主人の仕事でアメリカのサンフランシスコ近郊に住んでおります。今は生活にも慣れ、友達もでき、(日本にいたころよりも?)生活を楽しんでいます(笑)。

この度は、第二子の妊活についてご相談させていただきたく、メールさせていただきました。もちろん、現在の患者ではないので、お答えできないということでしたら、その旨お伝えください。本当なら先生の治療室に通いたいところですが、そうもいかず・・・。

わがままなお願いですが、どうぞよろしくおねがいいたします。

私は昔からPCOSと診断され、クロミッドを服用していました。
(息子を妊娠したサイクルは飲んでいなかったのですが)
一度妊娠すると改善することもあると希望を持っていたのですが、改善されず、
今年の1月よりアメリカの産婦人科へかかることにしました。

こちらでは今までの経緯を話した後、内診もなにもないまま生理を起こすためのプロゲステロンとクロミッドを処方され、生理21日目に血液検査(プロゲステロン値)を受けるよう指示されました。その後、プロゲステロン値は低く、排卵しなかっただろうと伝えられ、また内診もないまま同じ薬を処方されました。

こちらでは、「妊娠するための治療」は全て不妊治療となってしまい、保険が全くきかないそうです(涙)この薬の処方と血液検査に毎月180ドル(19800円)もかかってしまうなんて、日本では考えられません(笑)。

今度はクロミッド3錠も飲んだのですが、血液検査の結果は同じ。排卵していませんでした。もうここの病院ではお手上げだということで、不妊治療専門の病院へ行くよう指示されました。

口コミをたよりに、わりと近くにいい病院を探すことができました。先生(台湾人)はとてもハキハキしていて感じのいい先生で、病院の雰囲気も気に入ったので、そこに決めました。ところで、病院を探している間に、プロゲステロンの薬を飲まずに、45日目に生理がやってきました。つまり、時間はかかったけれど、排卵はしていたようです。

専門院では卵胞の大きさもチェックでき、クロミッドを飲んで卵胞がどうなるか見るということで、再びクロミッド(2錠)を服用しました。今回はエコーで排卵を21日目くらいに確認できました。と言っても、妊娠はしませんでしたが(笑)。今月もエコー2回と血液検査で300ドル(33000円)もかかってしまいました!

鍼治療も5月中旬から週1ペースで通っています。こちらも口コミで不妊治療に精通している先生(中国人)ということで決めました。

その先生が漢方も処方してくれるのですが、市販の漢方ではなく、先生のオリジナルブレンドで、いまいち何の薬なのかはわかりません。

そして、息子を連れての治療なので、1時間弱、全くリラックスできないままベッドに横たわり、息子の機嫌をとりながら、鍼を抜きに来てくれる先生をひたすら待っています(笑)。

基礎体温は、昔からガタガタでしたが、大きく変わったことは、体温が全体的に高くなったことです。以前、低温期は36.3前後、高温期も36.7行かないこともたくさんありました。しかし、今は低温期で36・5~6、高温期は36.9くらいあります。

低温期が高すぎるような気がして気になります。しかし、そのおかげか、出産してから全く風邪をひかなくなりました。息子がどんなにひどい風邪をひいて、それが主人に移っても、私には移ったことがありません。そのせいなのかはわからないのですが。

体温表を添付しましたので、ご覧下さい。
二人目不妊体温表

食事は、幸運なことに、日本食材もほとんど手に入れることができ、日本にいたころと変わらない食事をすることができます。病院の先生に、PCOSの患者には肥満の人が多く、炭水化物を制限すると改善することがあるので、やってみるよう指示されました。5月下旬くらいから野菜、タンパク質、豆類中心の食事を心がけています。空腹感もなく、健康的な食事なので、とても気に入って続けています。
さて、続きはこちらです。
⑥:不妊:相談 海外での不妊治療、どの様に進めたらよいでしょうか?

 

さて、このシリーズの目次を出しておきますね
不妊:排卵障害でもステップアップしない 自然妊娠 出産
①:不妊:排卵障害でもステップアップしない。自然妊娠プロローグ
②:ステップアップは了解しない夫との不妊治療
③:不妊:薬をやめて不妊カウンセリング鍼灸治療での自然妊娠
④:第二子への挑戦 メールでの不妊大作戦!
⑤:海外での不妊治療事情 PCOS  クロミッド
⑥:不妊:相談 海外での不妊治療、どの様に進めたらよいでしょうか?
⑦:不妊:相談 基礎体温表の手がかり 排卵検査薬の難しさ
⑧:不妊:相談 妊娠しました! 800ドルの超音波エコー
⑨:日米カナダの妊婦健診事情 出生前診断
⑩:海外妊婦健診事情 出産報告